キヤノン イーグルス vs 福岡サニックス ブルース



10 | 前半 | 3 |
13 | 後半 | 7 |



2012年12月 2日(日) 13:00 キックオフ グローバルスタジアム (福岡県 )
トップリーグ 第9節 天候:曇りのち晴れ
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菅原 崇聖 | 1 PR | 杉浦 敬宏 | ||
山本 貢 | 2 HO | 高島 卓久馬 | ||
城 彰 | 3 PR | 松園 正隆 | ||
アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ | 4 LO | 真羽 闘力 | ||
日高 駿 | 5 LO | 秋田 太朗 | ||
植松 宗之 | 6 FL | ジェイク・パリンガタイ | ||
清水 直志 | 7 FL | 菅藤 友 | ||
鷹クロフォード アストン | 8 No.8 | 濱里 祐介 | ||
福居 武 | 9 SH | 天本 俊輔 | ||
橋野 皓介 | 10 SO | 田代 宙士 | ||
新井 光 | 11 WTB | 濱里 周作 | ||
三友 良平 | 12 CTB | 權 正赫 | ||
守屋 篤 | 13 CTB | タファイ・イオアサ | ||
和田 拓 | 14 WTB | 濱里 耕平 | ||
アイザイア・トエアバ | 15 FB | 古賀 龍二 | ||
16 宍戸 要介 17 金子 大介 18 湯澤 奨平 19 トマシ・ソンゲタ |
20 髙城 良太 21 カラム・ブルース 22 大居 広樹 |
リザーブ |
16 申 東源 17 永谷 一樹 18 マヘ トゥビ 19 野田 忠 |
20 星本 泰憲 21 金川 禎臣 22 カーン・ヘスケス |
前半 16分 | 9 福居 武→ 20 髙城 良太 | 交代選手![]() |
前半 35分 | 4 真羽 闘力→ 18 マヘ トゥビ |
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前半 35分 | 15 アイザイア・トエアバ→ 21 カラム・ブルース | 後半 0分 | 3 松園 正隆→ 16 申 東源 12 權 正赫→ 22 カーン・ヘスケス 6 ジェイク・パリンガタイ→ 19 野田 忠 |
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後半 10分 | 1 菅原 崇聖→ 16 宍戸 要介 | 後半 20分 | 10 田代 宙士→ 21 金川 禎臣 | |
後半 16分 | 4 アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ→ 18 湯澤 奨平 8 鷹クロフォード アストン→ 19 トマシ・ソンゲタ |
後半 30分 | 7 菅藤 友→ 20 星本 泰憲 |
トップリーグ第9戦は福岡サニックス(以下サニックス)との戦い。さらなる上位を目指すイーグルスにとって、絶対に勝利したい試合だ。完全アウェイにもかかわらず、バックスタンドの半分を埋めたキヤノン応援団の熱い声援に迎えられ、選手たちからはいつも以上の闘志が感じられた。
-前半00分-
サニックスのキックオフで試合開始
-前半2分-
キヤノン、敵陣22mライン付近のラインアウトからモールを形成。バックスへ展開し走り込んだ三友がボールをファンブルしながらもうまく処理してそのまま先制トライ。コンバージョン成功。キヤノン、幸先の良いスタートを切った。
[7-0]
-前半9分-
キヤノン、敵陣22mラインを越えたあたりで相手のペナルティからPGを選択。しかし三友が珍しくこのキックを失敗し、追加点を上げることができない。
[7-0]
-前半14分-
故意の反則とみなされ、橋野がシンビンで10分間の退場。キヤノンは14人での戦いを強いられる。
[7-0]
-前半16分-
サニックス、キヤノン陣内で連続攻撃。ゴール前5m付近のスクラムから展開しキヤノンゴールへ襲い掛かるが、キヤノンも必死に守りトライを食い止める。
[7-0]
-前半16分-
キヤノン選手交代
OUT【福居 武】⇒IN【髙城 良太】
-前半23分-
キヤノン、サニックス陣10mライン付近で相手のペナルティからPGを選択。三友が今度は本来の正確なキックでゴール成功。3点を追加する。
[10-0]
-前半24分-
キヤノン、橋野がグランドに戻り、15人が揃う。なんとしても追加点が欲しい状況。
[10-0]
-前半29分-
サニックス、キヤノン陣22m付近でのキヤノンのペナルティからPGを選択。これをしっかり決めてキヤノンを追い上げる。
[10-3]
-前半35分-
キヤノン、サニックス陣で再三攻撃を仕掛けるが、ペナルティや細かいミスが続き、追加点を奪えない時間帯が続く。
[10-3]
-前半35分-
キヤノン選手交代
OUT【アイザイア・トエアバ】⇒IN【カラム・ブルース】
-前半40分-
キヤノン、その後も何度かサニックスゴールを脅かすも、最後までペースを掴むには至らず、追加点のないまま前半終了。
[10-3]
ハーフタイム
キヤノン、選手交代なし
-後半00分-
キヤノンのキックオフで後半開始。キヤノン、本来のペースを取り戻して点差を広げたい。
-後半1分-
サニックス、キヤノンがサニックス陣10mライン付近の攻撃からこぼしたボールに反応し、バックスがつないで速攻。キヤノンのディフェンスを振り切って一気にトライ。コンバージョン成功。同点となり試合は振り出しに戻った。
[10-10]
後半10分-
キヤノン選手交代
OUT【菅原 崇聖】⇒IN【宍戸 要介】
-後半15分-
キヤノン、サニックス陣内で攻撃を繰り返すが、サニックスのしぶといディフェンスと自らのミスが重なり、追加点を奪えない。
-後半16分-
キヤノン選手交代
OUT【アルベルト・ヴァンデンベルグ】⇒IN【湯澤 奨平】
OUT【鷹クロフォード アストン】⇒IN【トマシ・ソンゲタ】
-後半18分-
キヤノン、サニックス陣10mライン付近のスクラムから左へ展開。走り込んだ橋野が猛烈なスピードで相手ディフェンスを振り切りトライ。コンバージョン失敗。待望の追加点を奪い、ペースを上げていきたいところ。
[15-10]
-後半28分-
キヤノン、その後もチャンスをものにできず追加点が奪えない時間が続いていたが、サニックス陣22mライン付近のラックから出たボールを受けたカラム・ブルースが、やや右サイドからドロップゴールを決め3点を追加。点差を8点に広げる。
[18-10]
-後半28分-
キヤノン選手交代(出血による一時的交代)
OUT【守屋 篤】⇒IN【大居 広樹】
-後半31分-
キヤノン選手交代
OUT【大居 広樹】⇒IN【守屋 篤】
-後半35分-
キヤノン、サニックス陣内で試合を進める時間は長いが、ミスやペナルティで自滅する場面が多い。
[18-10]
-後半37分-
キヤノン、サニックス陣22mライン付近でフォワード・バックスが一体となった連続攻撃を展開。最後は中央のラックから出たボールをカラム・ブルースから右へ大きくパスし、受け取った和田がゴールに向かってまっすぐ走り込み、試合を決定づけるトライ。コンバージョン失敗。
[23-10]
-後半40分-
サニックスの厳しい攻撃が続いたが、これをキヤノンも全力を振り絞って最後まで守り、こぼれたボールをタッチに蹴り出してノーサイド。
キヤノンイーグルス、これでトップリーグ9戦3勝6敗。この試合で勝ち点4を奪い、勝ち点の合計を16とした。マン・オブ・ザ・マッチは三友 良平が選ばれた。
- 永友 洋司監督
今日も両チームの応援にたくさんの方に会場に来ていただき、本当に有難うございました。九州でも素晴らしい雰囲気の中でプレーできたことを嬉しく思います。試合はいい勝ち方ができたと思います。サニックスさんが非常にリスペクトできるアタッキングラグビーをしてくることを、選手に良く伝えて試合に臨みました。そのサニックスさんに選手たちが80分間攻め続けて、向かっていく姿勢を変えずトライ数で上回れた、という部分は評価できると思います。一方で色々な意味で難しい試合でした。流れが相手に行ってしまった時に、自分たちにその流れをどうやって引き戻すか、そういったゲームコントロールの部分や、日本が世界に通用するラグビーをするために必要なヒントを持つサニックスさんとの試合から、学ぶことがたくさんありました。トップリーグに長くいるチームに勝てたことを自信にして、さらなる成長に繋げたいと思います。次もトヨタ自動車さんという強豪チームが相手ですが、しっかりチャレンジしていい試合をしたいと思います。
- アンディ・フレンド
ヘッドコーチ
非常にタフでストレスを感じる試合でした。単純なミスやペナルティ、その他いろいろな要因から自分たちのラグビーができず、フラストレーションを感じました。また、サニックスさんのバックスで振ってくるアタックに対するディフェンスの練習は3週間やってきたのですが、対応は十分ではありませんでした。新しくトップリーグに挑戦している我々は、毎試合学ぶことが多いのですが、今日も選手たちは多くのことを学びました。その中で試合に勝つことができたことを嬉しく思っています。来週のトヨタ自動車戦もしっかり準備して、試合に臨みたいと思います。
- 和田 拓キャプテン
今日はずっと接戦が続いて、最後までどっちに転ぶかわからない試合だったのですが、勝利することができて、本当に嬉しく思っています。まだまだ課題もたくさんありますし、修正していかなければならないのですが、たくさんのファンの皆さんの前で勝てたことを素直に喜びたいと思います。このような経験を活かして、もっと強くなっていきたいと思います。
- 山本 貢選手
非常に厳しい展開の中で、コミュニケーションを取るなど、自分のできることをいろいろやったのですが、ミスも多くてなかなかペースが掴めない試合でした。でも後半はブルーシー(カラム・ブルース)がゲームをコントロールしてくれましたし、またみんなで話し合うことでチームの方向性が見えてきたので、後半の入りでトライを取られましたが良く立て直せたと思います。そういう中で自分の経験を活かしていくようにしました。次のトヨタ自動車戦も厳しい試合になると思いますが、精一杯頑張りたいと思います。
- 守屋 篤選手
キヤノンでのトップリーグデビューがようやくできました。正直タックルミスも多く、内容はあまり良くなかったのですが、80分間久しぶりに試合をして、何とか最後まで集中力を切らさずにできて良かったと思います。難しい展開の試合だったのですが、みんな落ち着いていて、やってきたことができた試合だったので、チームの成長を感じました。もう少し自分のプレーをしたかったのですが、でもみんなで声を掛け合って、相手の厳しい攻撃を良く守ることができました。次の試合にも出場できるように頑張ります。
- 橋野 皓介選手
相手がキックを蹴らずに左右に振ってくるので、体力的に本当にしんどい試合でした。でもフェーズを重ねていけばチャンスが必ずあると信じて、後半は思い切って走り込んで1つトライをとることができました。とにかく今日は勝ちたかったので、それが達成できて良かったです。次のトヨタさんも強い相手なので、今日勝った勢いでいい試合ができるように頑張ります。
- 城 彰選手
絶対に負けらない試合に勝てて良かったのですが、自分たちがやりたいことができていない部分がたくさんあり、ちょっとイライラすることもありました。それでも勝てたということが嬉しいです。攻撃力のある相手にディフェンスで対抗できたのが大きいと思います。この試合を目指して1か月間やってきたので、今日勝てた勢いに乗って残りの4試合も「やるしかない」と思っています。現状に満足せず、向上心を持って毎日の練習を続け来週も頑張ります。