キヤノン イーグルス vs NEC グリーンロケッツ


0 | 前半 | 10 |
0 | 後半 | 24 |



2012年12月22日(土) 14:00 キックオフ 秩父宮ラグビー場 (東京都 )
トップリーグ 第12節 天候:雨のち晴れ
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菅原 崇聖 | 1 PR | 瀧澤 直 | ||
金子 大介 | 2 HO | 臼井 陽亮 | ||
城 彰 | 3 PR | 田中 光 | ||
アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ | 4 LO | 村田 毅 | ||
日高 駿 | 5 LO | 廣澤 拓 | ||
高根 修平 | 6 FL | 細田 佳也 | ||
植松 宗之 | 7 FL | 浅野 良太 | ||
鷹クロフォードアストン | 8 No.8 | ニリ・ラトゥ | ||
福居 武 | 9 SH | 櫻井 朋広 | ||
カラム・ブルース | 10 SO | 森田 洋介 | ||
大居 広樹 | 11 WTB | ネマニ・ナドロ | ||
ティム・ベネット | 12 CTB | 田村 優 | ||
守屋 篤 | 13 CTB | 釜池 真道 | ||
和田 拓 | 14 WTB | 窪田 幸一郎 | ||
橋野 皓介 | 15 FB | 山下 祐史 | ||
16 坂下 拓也 17 山路 泰生 18 湯澤 奨平 19 トマシ・ソンゲタ |
20 髙城 良太 21 アイザイア・トエアバ 22 新井 光 |
リザーブ |
16 川村 慎 17 土井 貴弘 18 権丈 太郎 19 土佐 誠 |
20 西田 創 21 森田 茂希 22 アンソニー・ツイタヴァキ |
後半 0分 |
4 アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ→ 19 トマシ・ソンゲタ 6 高根 修平→ 18 湯澤 奨平 |
交代選手![]() |
後半 14分 | 3 田中 光→ 17 土井 貴弘 |
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後半 16分 | 10 カラム・ブルース→ 21 アイザイア・トエアバ 13 守屋 篤→ 22 新井 光 |
後半 21分 | 11 ネマニ・ナドロ→ 22 アンソニー・ツイタヴァキ | |
後半 22分 | 9 福居 武→ 20 髙城 良太 | 後半 29分 | 5 廣澤 拓→ 19 土佐 誠 10 森田 洋介→ 21 森田 茂希 |
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後半 26分 | 1 菅原 崇聖→ 17 山路 泰生 | 後半 34分 | 2 臼井 陽亮→ 16 川村 慎 6 細田 佳也→ 18 権丈 太郎 9 櫻井 朋広→ 20 西田 創 |
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後半 31分 | 2 金子 大介→ 16 坂下 拓也 |
トップリーグ第12戦は、トップリーグ10位のNECグリーンロケッツ。(以下NEC)ワイルドカード進出圏内の10位以内に入るために、両チーム共に落とせない試合だ。キヤノンにとっては、今年3月の日本選手権で大敗した相手だけに、その後の成長を見せる格好の機会でもある。
-前半00分-
NECのキックオフで試合開始。
-前半4分-
両チーム、キックによるエリアの奪い合いが続く。いつもの通りカラム・ブルース、橋野がきっちり対応。
-前半5分-
キヤノン陣10mラインを越えたあたりに蹴り込んだボールを、カラム・ブルースがセイビングするもキヤノンのフォローが間に合わずNECがターンオーバー。ラックから出たボールを右サイドへ大きくキックパス。キヤノンディフェンスが不在となったライン際でキャッチし、そのままトライ。コンバージョンはポストに当たり失敗。
[0-5]
-前半11分-
キヤノン、NEC陣22Mライン付近のラインアウトで相手のペナルティからPGを選択。カラム・ブルースがキックしたが、わすかに左に外れ得点できず。
[0-5]
-前半15分-
NEC、連続攻撃でキヤノン陣22mラインを越え、キヤノン陣ゴール手前5メートル付近のラインアウトからすぐさまモールを形成し、グイグイと押し込む。モールから出たボールをそのままモール右サイドに運び込み、キヤノンディフェンスを弾き飛ばしてトライ。コンバージョン失敗。
[0-10]
-前半22分-
NEC,キヤノン陣ゴール前10m付近のラインアウトからラックを形成。出たボールを一気に持ち込むもトライ寸前でカラム・ブルースの絶妙なタックルにより相手がノックオン。キヤノン、危ないシーンが続く。
[0-10]
-前半30分-
雨上がりでボールが滑り、両チーム共にハンドリングに苦労する状況。その中で有利なエリアを獲得するべくキックの多い展開。橋野のうまいボール処理が目立つ一方で、なかなかNEC陣で攻撃する時間が作れない。
[0-10]
-前半39分-
キヤノン、相手のハイパントを追った和田が弾いたボールを、橋野がダイレクトキック。NEC陣へ大きくボールを蹴り返し、さらに取ったNECの選手に向かって猛然と走り込むナイスプレッシャー。相手のノックオンを誘いNEC陣22mライン手前付近でスクラム。バックスへ展開しフォワードも集結。NECゴールまであと5メートルまで押し込むが、ラックでペナルティを犯してしまい相手ボール。惜しいチャンスを逸した。
[0-10]
-前半40分-
NECがハーフウェイ付近のラインアウトからボールを確保。そのままボールを蹴り出して前半終了。
ハーフタイム
キヤノン選手交代
OUT【高根 修平】⇒IN【湯澤 奨平】
OUT【アルベルト・ヴァンデンベルグ】⇒IN【トマシ・ソンゲタ】
-後半00分-
キヤノンのキックオフで後半開始。キヤノン、前半終了直前のいい攻撃を続けて、早めに得点を奪いたいところ。
-後半3分-
NEC、キヤノン陣10mライン内側のラインアウトからバックスへ展開。しかしキヤノンが22mライン手前でオフサイドのペナルティ。NECがPGを選択し成功。3点を追加する。
[0-13]
-後半7分-
NEC、キヤノン陣22mライン付近のキヤノンボールのスクラムから出たボールが、ティム・ベネットの後方に逸れてキャッチできず、NECがターンオーバーして一気に前進しラックを形成。出たボールを切れのいいステップでキヤノンディフェンスをかわして持ち込みトライ。コンバージョンも成功。キヤノン、これ以上の失点は許されない状況。
[0-20]
-後半14分-
キヤノン、NECのペナルティから大きく蹴り込み、22mライン付近のラインアウト。そこでNECにペナルティがあり、福居のクイックスタートからトマシ・ソンゲタに繋いでさらに前進。フォワードが集結しNECゴール前のスクラムからまたもトマシ・ソンゲタが左サイドに突進。ゴールまであと1mのところでボールがラックの中で止まり再度スクラム。出たボールをライン際に走り込んだ鷹アストン クロフォードに託したが惜しくもノックオン。
[0-20]
-後半16分-
キヤノン選手交代
OUT【カラム・ブルース】⇒IN【アイザイア・トエアバ】
OUT【守屋 篤】⇒IN【新井 光】
-後半20分-
両チーム、ハーフウェイラインを挟んでの攻防が続くが、共に決め手に欠きチャンスを探る状況。
[0-20]
-後半22分-
キヤノン選手交代
OUT【福居 武】⇒IN【髙城 良太】
-後半24分-
キヤノン、NEC陣10m付近のラックから出たボールをバックスへ大きく展開。トエアバからのボールを大居が大きくゲイン。さらにNEC陣22mライン付近のラックから出たボールを橋野が右サイドにキックパス。新井が飛び込んだが相手選手と絡みキャッチできず、またもトライを奪うことができない。
[0-20]
-後半26分-
キヤノン選手交代
OUT【菅原 崇聖】⇒IN【山路 泰生】
-後半30分-
キヤノン、攻撃を仕掛けるが自らのミスでチャンスを逸する場面が多い。
[0-20]
-後半31分-
キヤノン選手交代
OUT【金子 大介】⇒IN【坂下 拓也】
-後半32分-
NEC、キヤノン22mライン付近で左右に揺さぶる。中央のラックからバックスへ展開。キヤノンディフェンスの隙間にキックで転がしてインゴールへ。必死にボールへ向かって走った和田が先に抑えたかに見えたが、判定はNECのトライ。コンバージョン成功。
[0-27]
-後半35分-
キヤノン、NEC陣ゴール前10m付近のスクラムから出たボールを、トマシ・ソンゲタ、湯澤が連続で押し込みゴールまであともう少し。しかしオブストラクションの反則でトライならず。またもトライチャンスを逸する。
[0-27]
-後半39分-
NEC、ハーフウェイ付近のスクラムから、バックスが一気に抜け出し大きくゲイン。キヤノン陣22mライン付近でフォローした選手にボールをうまくつなぎトライ。コンバージョン成功。そのままノーサイド。
[0-34]
キヤノン、屈辱的なシャットアウト負けでトップリーグ3勝9敗。勝ち点の合計は19と変わらず、順位も11位のままとなった。次節はいよいよリーグ戦最終戦となるパナソニックへの挑戦。これまでの12試合で培ったもの全てを結集して、有終の美を飾りたい。
- 永友 洋司監督
今日も足元の悪い中、たくさんの方に応援にきていただき、誠に有難うございました。
来ていただいたお客様に対して、期待に応えられるラグビーができなかったことを申し訳なく思っています。
どんな状況でもキヤノンのラグビーをするのが理想ですが、やはり底力がまだ足りていないということですね。でも 1年目の選手中心に若い選手たちは120%の力で戦っていて、これはキヤノンの将来に必ず繋がる部分だと思います。
今日もキャプテンの和田は本当にチームを良く引っ張ってくれていました。ただ、それを支えるゲームリーダーがいなかったのが残念です。ゲームリーダーとキャプテンは違います。それを若い選手に求めるのは難しいことなので、こういった試合の時こそ、全員でチームを引っ張れるようになって欲しいですね。
次はパナソニックさんとの最終戦ですが、今日の試合で経験したことを活かして、しっかりチャレンジするキヤノンのラグビーができるように頑張ります。
- 小村 淳
フォワードコーチ
今日はこういうコンディションだったので、キックで敵陣に入ってボールを動かしたかったのですが、敵陣でのラインアウトが取れないことが多く、またスクラムでもプレッシャーをかなり受けてしまい、その2つから自分たちのリズムが作れなかった試合だったと思います。こういうコンディションでは、フォワードのフィジカル中心のゲームになります。ブレークダウン、モール、ラインアウト、ディフェンスのプレッシャーといった部分で、NECさんの方が1枚上手でした。フォワードの選手が相手の選手とコンタクトをする中で、フィジカルの差やスキルの違いを一番感じていると思うので、次のパナソニック戦、さらには来シーズンに向けて強化しなければいけないと思っています。
- 和田 拓キャプテン
自分たちのプレーができる時間が短くて、自分たちの形を作ることができませんでした。でもまだ1試合残っていますので、しっかり練習して今年1年間積み上げていたことを出せるように頑張りたいと思います。NECさんの強いプレッシャーにも負けないように、自分たちもまだまだ強くなりたいと思います。試合中も自分のことで精一杯で、自分も含め足りていない部分が多く、全員がレベルアップしなければなりません。結果に結び付けらず今日も負けてしまいました。この経験を次の試合につなげたいと思います。
- 高根 修平選手
神戸製鋼戦以来の出場だったので、全部をぶつけるつもりだったのですが、空回りしてしまうところがあり、満足できるプレーではありませんでした。長い期間ノンメンバーにいて、ノンメンバーのみんなの気持ちも良くわかったので、その分も頑張らないといけないと思っていました。全員気持ちを入れて試合に臨んだので、今日の結果は気持ちとかいうことではなく、やはりまだ差があるのだと思いました。フランカーとして出場して、流れを変えるプレーを意識したのですが、うまくいきませんでした。一人一人がそういうプレーができれば、また違う流れになったかと思います。こういう経験もして、若いチームなので次に活かしていけると思います。次も頑張ります。
- 鷹アストン クロフォード
選手
リズムが悪くラインアウトも取れず、スクラムもプレッシャーを掛けられました。それが80分間続いて、自分たちのいい展開が作れませんでした。ベーシックな点が全然できていませんでしたね。NECは今日の試合まで10位で、「自分たちはそんなもんじゃない」という証明をしたかったのだと思います。NECは本当にいい試合をして、逆に自分たちはキヤノンらしいラグビーができず、こういう結果になってしまいました。準備もしっかりできて、雰囲気も良かったのですが、相手のプレッシャーの中で自分たちのゲームができませんでした。頑張ってチームをまとめようとしたのですが、まだ足りないですね。この悔しさを忘れずに、次のパナソニック戦でいい結果を出せるように頑張ります。
- 坂下 拓也選手
ようやく試合に出ることができて、本当に嬉しいですね。両親も観に来てくれましたし、引退した先輩たちも声を掛けてくれて有難かったです。昨日の夜からドキドキして、緊張もしていたのですが、短い時間でしたが思っていたようにぶつかっていけて良かったです。会場の緊張感や公式戦への気持ちの入り方も違います。それにこのグランドに立てることは本当に気持ちが良くて、もっと上を目指して頑張りたいと思いました。NECさんの強い当たりを感じて、まだ1年目のキヤノンはもっとチャンレンジしていかないといけないと感じました。これからもチャレンジャーとして、いつも100%で取り組みたいと思います。
- 橋野 皓介選手
雨になることはわかっていて準備もしていたのですが、思っていた以上に足場が悪くてかなり足を取られました。とにかく敵陣に入るためにキックを多く使いましたが、キックの精度がイマイチで、その辺が修正点です。あとは今シーズン初めて零封されるという内容に対して、ゲームの中で変われなかったことですね。このままでは来年もやられてしまいます。今日のようなコンディションでも、また流れが悪い試合でも、全員がゲームをリードできるようにならなければ、トップリーグ上位にはいけないことを実感しました。次はリーグ戦最終戦ですし、パナソニックさんはトップ4常連チームですから、とにかく思いっきりやるだけですね。いい形で終って来シーズンに繋がる試合をしたいと思います。
- 日高 駿選手
モールで持ち込まれたり、ラインアウトが不安定だったのが敗因だと思います。コンディションの悪さは同じ条件なので、言い訳にはできません。攻め込んでチャンスの時に取り切れればチームも盛り上がったと思いますが、そのチャンスを活かしきれなかったですね。強いフォワードとできたことはいい経験になりましたし、NECさんの「絶対に負けない」という強い気持ちを感じました。自分たちも気持ちを入れて臨みましたが、NECさんは強かったです。パワーで及ばないところもたくさんありました。次も強豪のパナソニックさんですね。ラインアウトからクリーンに球を出してバックスに繋いで、試合を楽しめるように頑張ります。