■見どころ

2ndステージ第２戦はヤマハ発動機ジュビロ（以下ヤマハ）との対戦です。1stステージではプールが別で対戦はありませんでしたが、お互いそれぞれのプールで3位になり、この2ndステージのグループAに進んできています。またヤマハとは今年の夏合宿中に練習試合を2試合行い、17対29、14対19と敗れていますが、今回の戦いでは何としても勝ちたいところです。

ヤマハはセットプレーにこだわりを持って戦うチームです。前節のサントリー戦でも強力なFWプレーが強く印象に残ります。特に相手ボールスクラムになるとプッシュをかけ、強烈なプレッシャーをかけてきます。一回一回のスクラムにこだわりを持ち、相手の攻撃の起点を崩してきます。ラインアウトは確実にキャッチした後、一枚岩になってドライビングモール（*1）で押し込みトライを狙ってきます。またFWが押し込んで得たボールがBKに回るとSOがパス、キックの選択をしてラインを押し上げてきます。CTBのマレ・サウ選手、FBの五郎丸選手など突破力のある選手がチャンスをうかがいます。

イーグルスはスクラムで組み負けないことが大切です。スクラムで押されてしまうと相手を勢いづけてしまいます。イーグルスの第一列、菅原、庭井、城が体を張って組みとめてくれるはずです。ラインアウトでは日高が的確なサインを出して、確実にキャッチしなくてはいけません。ラインアウトディフェンス（*2）に定評のあるトムソンのプレーにも注目です。彼のジャンプが相手を惑わします。
ブレイクダウンではイーグルスの選手の集散がカギを握るでしょう。衰えないワークレート（*3）が継続すればターンオーバーの局面を見られるはずです。
この試合、ヤマハの五郎丸選手とイーグルスの三友のキックの応酬も注目です。三友は前節の試合で7つのキック全てを成功させ25点を稼いでいます。この試合でも確実に点数を積み上げてもらいたいものです。現在まで二人とも89点を獲得して得点ランキングでは第二位を分け合っています。得点レースがチームの勝敗にも影響します。相手にプレッシャーをかけてより多くの得点場面を見たいところです。
２ndステージに入りイーグルスのディフェンスは粘り強さが出てきました。ヤマハの連続攻撃を防ぎ続けることもこの試合の大事なポイントです。

チーム一丸となってイーグルスは戦います。この試合は今後の展望に大きな影響を与える試合となります。選手に勇気を与える声援をお願いします。

■メンバー

★は新加入選手