■プレシーズンマッチ第3戦 豊田自動織機シャトルズ戦の試合結果
雨中の激闘を制した頑張りに
永友監督も選手の成長を高く評価
6月7日(土)、プレシーズンマッチ第3戦が豊田自動織機シャトルズ(以下豊田自動織機)をキヤノンスポーツパークに招いて行われた。
時折雨脚が強まる肌寒い天候の中、豊田自動織機のキックオフで試合開始。豊田自動織機に先制トライを奪われたが、その後3本のトライを奪い返し19-7で前半を折り返した。後半7人を入替えたキヤノンが2本のトライで点差を広げ、残り10分で2本のトライを許すもリードを守り切り、結局31-17でノーサイドとなった。
■前半
押し気味に試合を進めていたにも関わらず、自陣でのミスで豊田自動織機に先制を許した。これに対し、今シーズン初出場、2年目の菅谷が連続トライですぐに逆転した。「レベルアップした自分をアピールしようと試合に臨みました。ディフェンスをターゲットにしていましたが、2トライという形でチームに貢献できました。職場の皆さんへの恩返しという意味でも、今年は公式戦に1試合でも多く出場できるように頑張ります。」(菅谷選手)
バックスの躍動的なプレーにボールを繋げたのが安定したスクラム。今やキヤノンの「背番号1」を不動のものにしつつある菅原選手は、「対面が長江選手(日本代表)だったので正直燃えていました。湯澤がしっかり押してくれたのでプレッシャーを掛けられ、8人で組むイメージがある程度出来ていると思います。リーグ戦に向けてもっとレベルアップしていきたいですね。」(菅原選手)
■後半
新加入の外国人選手2名がついに登場。「ちょんまげ風の金髪」がトレードマークのダラン・マーフィーと、厳つい体型ながら笑顔が微笑ましいマイケル・ボンドだ。後半6分、ボンドがパワフルな走りで初トライを奪い、早くも頼れる助っ人の片鱗を見せた。「1週間前にチームに合流しましたが、早速試合に出てみんなとプレーできたのを嬉しく思っています。(キヤノンラグビーの印象について)今までに経験したことのない速さのラグビーにパーフェクトな環境。これからが楽しみです」(ボンド選手)
その後FL落合が豊田自動織機ゴールにボールを運び込み31-7 。この勢いで大差をつける流れを作りたかったが、後半の得点はここまで。逆に2トライを許したが追撃を食い止め31-17でノーサイドとなった。
ここまでの3戦で見せた成長の試金石となる次回の神戸製鋼戦(6月21日)が一段と楽しみになる今日の試合だった。
城 彰選手(ゲームキャプテン)
「雨だったのでベーシックなプレーを意識して試合に臨みました。タックルやルーズボールへの反応など受けることなく前に出られたので、前の2試合も含めいいゲームができていると思います。春の最後の試合となる神戸製鋼戦に全部ぶつけるつもりで、さらにプレーの精度を上げていきます。」
永友 洋司監督
「雨の中で試合ができたことがまず収穫でした。選手たちは練習の質、強度、ランニングボリュームと疲労度もかなり高い中での試合でしたが、結果を出せていることに素晴らしい取組みをしていると感じます。1つ1つのプレーが一戦ずつ良くなっていて、ボールを持っていない時の動きなど数字に出てこない部分の成長は特に評価できます。今日初出場の外国人選手2名はキヤノンのラグビーをもっと理解することが必要ですが、『さすが』と思わせるプレーを見せてくれました。神戸製鋼戦ではいいチャレンジができるように頑張ります。」
次回は6月21日(土)、神戸製鋼コベルコスティーラーズとの練習試合をキヤノンスポーツパークで行う予定です。今後のキヤノンイーグルスの活躍にご期待ください。
■6月7日(土)18:12KO テストマッチ 日本代表VSカナダ代表戦の試合結果
6月7日(土)現地時間18:12KOカナダのバーナビースワンガードスタジアムに約6400人を集めて行われた日本代表とカナダ代表のテストマッチは前半9-25とカナダ代表がホームの強さを見せつけていましたが、後半には日本代表は25点をたたき出し、トータル34-25でカナダ代表に逆転勝利しました。キヤノンイーグルスから出場していたジャスティン・アイブス選手は80分間フル出場し、日本代表の勝利に貢献しました。