CLUBクラブ情報

2013.10.31
普及活動

和田拓キャプテンが「スポーツこころのプロジェクト」で「夢先生」を務めました。

実施会場福島県いわき市立永戸小学校

キヤノンイーグルスのキャプテンを務める和田拓選手は、「スポーツこころのプロジェクト」が行っている活動のうちの一つ、「スポーツ笑顔の教室」*で「夢先生」を務めました。

写真1

10月31日に福島県いわき市立永戸小学校を訪問し、「スポーツ笑顔の教室」を実施しました。
永戸小学校はいわき市市街地から車で30分程度のところにある周囲を山に囲まれた小学校で、東日本大震災の直接的な被害は受けていませんが、児童の少ない小規模校で全校児童18名を対象に1年生から6年生全員で実施しました。

写真2

まずは、体を動かしながら夢先生と子供達がコミュニケーションを深める①「遊びの時間」を体育館で行いました。進行役を務めたのは公益財団法人日本サッカー協会の加藤賢二さん。
和田先生は自己紹介を兼ねて、ラグビーボールを使い、スクリューボールで遠投を披露し盛大な拍手の盛り上がりからスタートしました。
まず、準備運動を交えて、ボールを使って遊べるゲーム(ボールキャッチの判断力を養う)を楽しみました。次に、全員で手をつないでゴールを目指す「手つなぎだるまさんが転んだ」をしました。誰か一人でも手を離したら全員スタートラインに戻らなくてはなりません。何度か試みましたが上手くいきません。そこで和田先生は全員を集めて作戦会議、その甲斐もあって全員見事ゴールすることができました。あきらめず何度も挑戦することで目標が達成できる道も開けたようです。

写真3

②「対話の時間」では、和田先生が夢への実現ストーリーを語りました。

  • 和田先生が小さい頃(8歳)お父さんの影響でラグビースクールでラグビーを始めたこと。
  • 高校では全国大会常連の強豪校でレギュラーになりたくて「情熱」を持って誰よりも練習しなくてはいけないと思ったこと。
  • ラグビーの厳しさを学びながらも仲間の存在で頑張る気力が起きたこと。大学では全力でやることの素晴らしさを学んだこと。
  • 社会人となりキヤノンイーグルスに入部した当初は、怪我で大きな挫折を味わったこと。
  • トップリーグに昇格し晴れの舞台で活躍できた喜びを味わえたこと。現在はキヤノンイーグルスのキャプテンとしての役割を全うし、多くの仲間と日本一になるという夢を目指し「情熱」を持ち続け頑張っています。

最後に、和田先生は子供たちへ『どんなことでもいいので夢を持って欲しい。夢は人を強くするし、つらい時に頑張る原動力になる。そして夢を叶えるために「情熱」を持って努力し続けて欲しい。夢はきっと叶うと信じて、みんなも夢を追いかけてもらいたい。先生もまだ夢の途中なので一緒に頑張っていきましょう。』とメッセージをおくりました。

写真4

授業の終わりに「宝物シート(子どもたちと夢先生との出会いをカタチにして残す大切なシート)」に、子どもたちは授業を受けての感想や今好きなこと、これからやってみたいことを書き込みました。児童による発表の時間では、いくつもの大きな夢を丁寧に発表してくれました。和田先生は一人ひとりの発表を聞きながら、メッセージを交えながら目標に向かって情熱をもって夢を叶えてくださいと伝えました。
授業終了時には、児童全員とハイタッチをして授業を締めくくりました。

写真5

永戸小学校の皆さん、本当にありがとうございました。

「スポーツこころのプロジェクト」とは

http://www.sports-kokoro.jp/pc
「スポーツこころのプロジェクト」は、公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本サッカー協会、一般社団法人日本トップリーグ連携機構の4団体が主催する事業で、日本のスポーツ界が一丸となって、東日本大震災で被災した「すべての」子どもたちの、「こころの回復」を応援するためのプロジェクトです。

*「スポーツ笑顔の教室」とは

「スポーツ笑顔の教室」は概略90分間の授業で構成されています。

  • ①「遊びの時間」は前半35分、体育館や校庭で、子どもたちとカラダを動かす時間。
    子どもたちが楽しみながら、勝利による達成感や仲間とともに何かを成し遂げた感覚、チームワークの重要性を味わうことで、自信を回復することができるような楽しいゲームを実施します。夢先生とのはじめての出会いに緊張している子どもたちとの関係性を縮める役割も果たします。
  • ②「対話の時間」は後半55分、教室の中で夢先生と子どもたちが話をする時間
    夢先生自身の体験談を子どもたちに、自分のことばで伝えます。夢先生の熱いメッセージの中から子どもたちが困難を乗り越えるために必要な自分の力や可能性を感じ取ってもらうことが目的です。
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