MATCH試合
2014.10.12 sun 10月12日(日)

イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2014.10.12 (日) 13:00 |
---|---|
試合会場 | 大分市営陸上競技場 |
所在地 | 大分 |
試合記録
横浜E |
コカ・コーラ |
|||
---|---|---|---|---|
44 | 34 | 前半 | 13 | 20 |
10 | 後半 | 7 |
前半 | 後半 |
---|---|
5 | 1 |
3 | 1 |
0 | 0 |
1 | 1 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
6 | T | 2 |
4 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
2 | PG | 2 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 1 |
1 | 1 |
0 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
菅原崇聖 | 1 | PR | 1 | 猿渡康雄 |
山本貢 | 2 | HO | 2 | 有田隆平 |
城彰(FWリーダー) | 3 | PR | 3 | 平原大敬 |
日高駿 | 4 | LO | 4 | 木下修一 |
宇佐美和彦 | 5 | LO | 5 | 三根秀敏 |
アダム・トムソン | 6 | FL | 6 | ソロモン・キング |
竹山浩史 | 7 | FL | 7 | 山下昂大 |
菊谷崇 | 8 | NO.8 | 8 | 上本茂基 |
福居武 | 9 | SH | 9 | 築城康拓 |
カラム・ブルース | 10 | SO | 10 | 福田哲也 |
原田季郎 | 11 | WTB | 11 | 原留大祐 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | ティムベイトマン |
ティム・ベネット | 13 | CTB | 13 | 山口真澄 |
和田拓(キャプテン) | 14 | WTB | 14 | 築城昌拓 |
森谷直貴 | 15 | FB | 15 | 山田久寿 |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 五郎丸亮 |
宍戸要介 | 17 | R | 17 | 西浦達吉 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | 岩本亮 |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | 筬島直人 |
カール・ロウ | 20 | R | 20 | 有田将太 |
髙城良太 | 21 | R | 21 | 榎本光祐 |
藤近紘二郎 | 22 | R | 22 | 南里新 |
マイケル・ボンド | 23 | R | 23 | ニックカミンズ |
前半に怒涛の5トライで勝負あり!
セカンドステージ上位進出へさらに大きく前進

台風19号の影響により、強い風が吹き続いたこの日の大分市営陸上競技場。
トップリーグ1stステージ第6戦は、コカ・コーラレッドスパークス(以下コカ・コーラ/現在プールBの7位)との戦い。プールBの4位以内を死守するためにも、第2のホーム大分に錦を飾りたい試合だ。
自陣でのペナルティを重ね先制のPGを決められたキヤノンだったが、WTB原田の今季初トライで逆転すると、ここからFLトムソンの3トライを含み前半戦で計5トライを奪い、34 - 13とコカ・コーラを大きく引き離した。後半7分、トムソンがシンビン退場となり、その間に1トライを献上するも、それ以降は固い守りで失点はそこまで。No.8菊谷のキヤノン初トライで得点を追加し、結局44 - 20で今季4勝目。勝ち点5を追加した。また、この試合のマン・オブ・ザ・マッチには、ラインアウトやブレークダウンなどで活躍し勝利に大きく貢献したLO宇佐美が選出された。
前半
WTB原田の今季初トライ
心配された雨も小康を保ち、天もキヤノンのアタッキングラグビーを後押ししてくれた。前半5トライの口火を切ったのはプレシーズンマッチでトライを量産したが、公式戦ではここまで「0」だったWTB原田だ。PGで先行された直後、1stチャンスで回ってきたボールをライン際に走り切ってゴールへ運び込んだ。「今季初トライは自分にとっても、また今日の試合でチームに勢いをつける意味でもいいトライでした。これからさらに積み上げていきます。」(原田選手)

安定したセットピース*から4トライを追加
前半さらに4トライを追加したキヤノンだったが、特筆すべきは安定したスクラムとラインアウトなどフォワードの活躍だった。トムソンが今シーズン2度目のハットトリックを達成したが、その3つのトライすべてがラインアウトとスクラムからのトライだった。「しっかり練習してきたプレーでトライを取って、前半のリードに繋げられたのが非常に良かった。」(トムソン)トムソンのトライ数はこれで9となり、トップリーグの首位を独走中だ。
後半
クロージングは菊谷のキヤノン初トライ
前半34 - 13と大きくリードしたキヤノン。激しい順位争いを少しでも優位にするためにも得点を積み重ねたい後半だった。しかし攻守の要のトムソンが7分にシンビン退場となり、15分に1トライを献上。(34 - 20)このままでは終われないキヤノンは、25分にリザーブの選手を投入し一気呵成に攻める。相手からこぼれたボールにCTBティム・ベネットが素早く反応し、これをフォローしたNo.8菊谷がキヤノン移籍後の公式戦初となるトライを奪った。「得失点差を稼ぐためにも竹山選手と後半の活躍を約束していたので実行できて嬉しいです。神戸戦に向けていい練習をして勝ちにいきたいですね。」(菊谷選手)

菊谷のトライで試合を決めたキヤノンは、三友が難しい角度のゴールキックも決めて44 - 20としてノーサイドとなった。勝ち点5をしっかりもぎ取ってこれで3連勝。次節の1stステージ最終戦(神戸製鋼戦)に向けてチャレンジする体制は整った。
この試合でマン・オブ・ザ・マッチに選出されたのはルーキーLO宇佐美。「自分がもらっていいのかなぁ、と思っていました。ラインアウトは日高さんのコールに合わせて取っただけですが、相手ボールに掛けたプレッシャーを評価していただけるのは嬉しいですね。次節は相手を気にせず地元(愛媛)での試合なので全力で戦います。」(宇佐美選手)
コメント
【城 彰選手】
「地元で2年連続試合をさせていただいた上に、5ポイント取って勝利できたので本当に嬉しいです。フォワードがしっかり前に出て準備してきたプレーができたことで、前半に5トライできたのが大きかったと思います。後半得点が伸びなかったことを修正して、次の神戸製鋼戦は自分たちのラグビーをやり切ってしっかりチャレンジするだけです。」
【アダム・トムソン選手】
「ハードに練習したモールでいいトライができて、試合に勢いを作ることができました。特に前半は風上でリードをしたかったので、いい展開で試合を運ぶことができたのが良かったと思います。去年はいい試合をしても勝てないことがありましたが、今年は勝つべき試合に勝てていることに成長を感じます。トーナメントは長く非常にタフな試合が続きますが、次も勝てるように頑張ります。」
次の試合は10月19日(日)、ニンジニアスタジアム(愛媛県)で、神戸製鋼コベルコスティーラーズとの1stステージ最終戦となります。(13時KO)会場へ足をお運びいただき、熱い応援を宜しくお願いいたします。
- *セットピース:スクラムとライン アウト。セットプレーと同義語。
インタビュー
永友監督

「2年連続で大分での試合を楽しみに来ましたが、今年もたくさんの応援をいただき、本当に選手の力になりました。有難うございました。今日は前半にどれだけ得点できるか、そこがテーマのひとつでしたが、プレーの選択や判断のミスも少なくなり、選手たちはしっかり得点してくれました。でも後半は相手エリアに入っても1本しかトライできなかったのは今後の課題です。次節の神戸戦にはゲームを楽しむように選手を送り出します。現在1位のチームに思いっきりチャレンジして、去年との差が縮まったところをお見せしたいと思います。」
和田キャプテン

「敵陣でしっかり点を取れたこと、またフォワードの頑張りなどに地力がついてきたことを実感しますし、もっと自信を持っていいと思います。この3週間は本当にいい練習ができて、『やろうとしたことは遂行する』という意思を強く持って練習の成果を出せた試合でした。あとはフォワードでフェーズを重ねた後、バックスでちゃんとトライを取ることが課題です。次の神戸戦は油断する暇もありませんし、少しでも順位を上げられるように思い切ってチャレンジするだけです。頑張ります。」