MATCH試合
2015.01.04 sun 1月4日(日)

イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2015.01.04 (日) 14:05 |
---|---|
試合会場 | 駒沢陸上競技場 |
所在地 | 東京都 |
試合記録
横浜E |
パナソニック |
|||
---|---|---|---|---|
13 | 13 | 前半 | 13 | 38 |
0 | 後半 | 25 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
1 | T | 5 |
1 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
2 | PG | 3 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 3 |
0 | 2 |
0 | 0 |
1 | 2 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
菅原崇聖 | 1 | PR | 1 | 稲垣啓太 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 室井達彦 |
城彰(FWリーダー) | 3 | PR | 3 | 川俣直樹 |
日高駿 | 4 | LO | 4 | 谷田部洸太郎 |
宇佐美和彦 | 5 | LO | 5 | ダニエル・ヒーナン |
レイルアマーフィー | 6 | FL | 6 | 劉永男 |
カール・ロウ | 7 | FL | 7 | 西原忠佑 |
菊谷崇 | 8 | NO.8 | 8 | ホラニ龍コリニアシ |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 田中史朗 |
和田拓(キャプテン) | 10 | SO | 10 | ベリック・バーンズ |
原田季郎 | 11 | WTB | 11 | 山田章仁 |
マイケル・ボンド | 12 | CTB | 12 | 林泰基 |
ティム・ベネット | 13 | CTB | 13 | 百武優雅 |
菅谷優 | 14 | WTB | 14 | 北川智規 |
森谷直貴 | 15 | FB | 15 | 笹倉康誉 |
山本貢 | 16 | R | 16 | 堀江翔太 |
宍戸要介 | 17 | R | 17 | 木川隼吾 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | 千島和憲 |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | 三上匠 |
嶋田直人 | 20 | R | 20 | 谷昌樹 |
福居武 | 21 | R | 21 | 内田啓介 |
藤近紘二郎 | 22 | R | 22 | 野口裕也 |
藤本健友 | 23 | R | 23 | 三輪忠寛 |
トップチームの力を見せつけられ無念の敗北、しかし次代のキヤノンを担う新戦力にとって大きな成果

2ndステージ第6戦は、今シーズンも群雄割拠のトップリーグを頭一つリードしているパナソニック ワイルドナイツ(以下パナソニック)。昨年、パナソニックから唯一勝利を奪ったキヤノンが再びジャイアントキリングに挑戦した。
パナソニックに先制のPGを許した後、組織立ったDFからアタックに転じたキヤノンFWがジリジリとボールを前に運び、最後はトップリーグ初出場のFLレイルアマーフィーがトライを奪った。この日キッカーを任されたWTB原田がキックをしっかり決めて7 - 3。直後にトライを許し7 - 8とされるも、その後原田が2本のPGを決め13 - 8と再逆転。しかし前半残り3分でパナソニックにトライを取返され13 - 13の同点で前半を折り返した。
後半、先に得点して勝利へのいい流れを作りたいキヤノンだったが2分にトライを許し、その後もパナソニックは奮闘するキヤノンDFの僅かな隙を逃さないアタックでトライを積み重ねた。キヤノンは全リザーブ選手を投入し何度も反撃を試みたが、パナソニックの厚いDFの壁を突破することはできず、13 - 38でノーサイドとなった。
前半
デビュー戦でしっかりトライ
立ち上がりから安定したセットピースとDFを続け、昨年の王者パナソニック相手に互角の試合運びを見せたキヤノン。0 - 3の場面で、この日ついにトップリーグデビューを果たしたFLレイルアマーフィーが自慢のフィジカルを活かしたプレーでトライを奪った。「ようやく試合に出ることができました。試合前はちょっと緊張しましたが、チームのために自分の仕事をすることだけに集中しました。トライできたのはみんなのおかげです。ラッキーでした。」(レイルア マーフィー選手)
その後もキヤノンFWは積極的にプレッシャーを掛け、No.8菊谷、FLカール・ロウを中心に相手ボールをターンオーバーした。BKもこの日SOに入ったキャプテン和田がロングゲインでチャンスを作り、ティム・ベネットは要所でハードタックルを決め相手のアタックの流れを遮断した。個々の持ち味を存分に発揮することで、試合は拮抗した展開が続いた。

キックでもしっかり得点
三友に代わってこの日キッカーを務めたWTB原田が3本のキックを全て決め、この日はキックによる得点でチームに貢献した。「相手がインターセプトを狙っていたので、走る機会が少なくトライはできなかったのですが、キックは練習でも調子が良くその通りに蹴ることができました。」(原田選手)
前半を同点で折り返したキヤノン。先週の東芝戦では後半に得点できなかった。その課題を克服するパフォーマンスが期待された後半に突入した。
後半
得点ができないまま無念の敗北
とにかく先制点が欲しいキヤノンだったが、開始早々2分にトライを献上する悪い入り。それでもすぐさまFWを軸とした激しいアタックでチャンスを作り、必死のDFで失点を防いでいたのだが、16分に奪われた後半2つ目のトライからは試合の流れを取り戻せなくなった。
試合後の選手たちからは、「細かい運動量や意識に差がありました。」(WTB原田選手)「これまでに経験したことのない凄いタックルを2発受けました。きつかったです。」(LO宇佐美選手)「前半は低いスクラムを組むプランが実行できて全体に悪くなかったのですが、相手のHOが堀江さん(日本代表)に代ってからスクラムが変わり、流れを持って行かれた感じがありました。」(HO庭井選手)
結局後半は0 - 25と力の差を見せつけられた結果に終わった。それでも出場のチャンスを得た若い選手たちの貴重な経験は、今後のキヤノンの成長にも繋がる大きな成果があった。「とにかく何かやってやろうと試合に臨みました。次はやりたいことがしっかりできるように頑張ります。」(初出場WTB藤本選手)「スタメンで出られて次への大きなモチベーションになります。」(初スタメンWTB菅谷選手)「(パナソニックSH田中選手と対戦して)『やはりうまいな』と思うところが多く、今日の凄い経験を活かしてこれからも頑張ります。」(SH天野選手)

コメント
【No.8菊谷選手】
「後半に自分たちがやってきたことができなくなり、自分たちのラグビーが崩れることが後半に失速する原因です。しんどい時にこそ動ける我慢強さがもっと必要です。でも毎試合少しずつレベルアップしてきているので、次の試合で勝ってそれを形にすること。そして日本選手権の出場枠を取って去年の成績を越えられるように、変わらずに自分たちのやるべきことを継続していきたいと思います。」
これでトップリーグ2ndステージは1勝5敗。この試合の勝ち点の追加は無く8点のまま。この結果、現時点でグループAの順位は7位となっています。
次の試合は1月11日(日)、秩父宮ラグビー場(東京)で神戸製鋼コベルコスティーラーズと対戦します。(14時KO)この試合が2ndステージの最終戦となります。会場へ足をお運びいただき、熱い応援を宜しくお願いいたします。
インタビュー
永友監督

「前半は戦術云々というより選手が本当に良く頑張りました。後半も選手は頑張ったのですが点を取り切れず、流れが戻せない展開になったのは、改めて準備が不十分だったことを感じさせられました。今日は若い選手が多く出場しましたが、今日の経験を「良かった」で済まさず、もう一度このジャージを着ることに本気で取り組んで欲しいですね。次の神戸戦はチャレンジャーらしくアグレッシブに前に出るプレーをし、しっかり戦いたいと思います。」
和田キャプテン

「SOとして自分のゲームコントロールが不十分でした。分かったことも多いので、今日の経験を次に活かしたいです。パナソニックの後半の修正力は本当に凄くて、やるべきことが明確で焦りがなく、やはり『うまいな』と感じました。ここまでの試合からたくさんのことを学んできているので、その成果を来週の神戸戦の勝利に結び付けたいと思います。」