MATCH試合
2016.12.10 sat 12月10日(土)
イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2016.12.10 (土) 14:00 |
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試合会場 | 東大阪市花園ラグビー場 |
所在地 | 大阪府 |
試合記録
横浜E |
近鉄 |
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17 | 10 | 前半 | 0 | 10 |
7 | 後半 | 10 |
前半 | 後半 |
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1 | 1 |
1 | 1 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
2 | T | 1 |
2 | G | 1 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
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0 | 1 |
0 | 1 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
東恩納寛太 | 1 | PR | 1 | 豊田大樹 |
庭井祐輔(キャプテン) | 2 | HO | 2 | 樫本敦 |
城彰 | 3 | PR | 3 | 前田龍佑 |
菊谷崇 | 4 | LO | 4 | マイケル・ストーバーク |
アニセサムエラ | 5 | LO | 5 | 松岡勇 |
植松宗之(バイスキャプテン) | 6 | FL | 6 | トンプソンルーク |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | タウファ統悦 |
アダム・トムソン | 8 | NO.8 | 8 | 堀大志 |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 森雄祐 |
ウィリー・ルルー | 10 | SO | 10 | 野口大輔 |
小野澤宏時 | 11 | WTB | 11 | 松井寛将 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | アンソニー・ファインガ |
藤近紘二郎 | 13 | CTB | 13 | 森田尚希 |
橋野皓介 | 14 | WTB | 14 | 宮田一馬 |
マイケル・ボンド | 15 | FB | 15 | アンドレ・テイラー |
山本貢 | 16 | R | 16 | 熊崎伸治朗 |
五十嵐優 | 17 | R | 17 | 田邉篤 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | 才田修二 |
日高駿 | 19 | R | 19 | 村下雅章 |
杉永亮太 | 20 | R | 20 | 辻直幸 |
髙城良太 | 21 | R | 21 | 金哲元 |
ジャン・クロード・ルース | 22 | R | 22 | 重光泰昌 |
ハヴィリリチャードアファ | 23 | R | 23 | 矢次啓佑 |
終始ゲームを支配し続けたイーグルス、交替選手の活躍もあり接戦を制す。勝ち点20に
イーグルスの今季11試合目は、近鉄ライナーズ(以下近鉄)が相手。舞台は、近鉄のホームグラウンドの東大阪市花園ラグビー場。快晴だが、メインスタンドから見てフラッグが右に大きく揺れるという強風の中で試合は行われた。
前半風上に立ったイーグルスは、序盤からボールを支配し試合を有利に進める。あと一歩というところで近鉄の粘り強いディフェンスに阻まれ、なかなかトライまで持っていけなかったが、前半22分、SOウィリー・ルルーが右サイドを駆け上がり、ディフェンス数人を引きつけてWTB藤近紘二郎にパス。藤近が右隅に飛び込んで先制した(ゴール成功で7-0)。その後も終始押し気味に試合を進め、前半終了間際にCTB三友良平のPGで追加点。前半は10-0で折り返した。
風下に回った後半は、近鉄の効果的なキックでたびたび自陣奥深くに攻め込まれ、11分PG、22分トライ&ゴールで一度は同点にされたが、「今日は絶対に勝つという気持ちが強かった」(庭井祐輔キャプテン)という言葉通り、攻める気持ちを失わなかったこの日のイーグルス。ピンチを脱した後の後半33分、相手陣22m付近のスクラムからルルー→WTBマイケル・ボンド(試合開始時はFB)とボールが渡り、ボンドが目の前の相手を振り切ってトライを奪った(ゴール成功で17-10)。残り5分を切ったあたりから、近鉄の猛攻を受けるも何とかしのぎ切り今季4勝目をゲット、勝ち点を20に伸ばした。マン・オブ・ザ・マッチには、決勝のトライを奪ったマイケル・ボンドが選ばれた。
前半
先制トライは認められなかったが、気持ちは切れず
「勝ち点5を取りにいく」。強い気持ちで臨んだこの日のゲーム。開始直後から、イーグルスはFW、BK一体となった攻撃を仕掛け、近鉄ゴールに迫る。特にこの日はテンポ良くボールを動かし続け、トライこそ奪えなかったが、序盤は完全にイーグルスがゲームを支配していた。
前半9分、少しがっかりする出来事が。相手陣5mのマイボールスクラムからのプレーでFL植松宗之が飛び込んだが、その前にオブストラクションがあったとの判定でトライを認められず。一度はトライのコールがあったように見えただけに、選手たちは少なからずショックを受けたはずだが、気持ちは切れなかった。
ルルーの巧みなランニングが先制トライを生む
その後も何度かチャンスをつくったイーグルス。待望の先制トライが生まれたのは前半22分。十数回のフェーズを重ねた後、ルルーが相手防御網のわずかなスキを突いて突進。近鉄ディフェンスが中に寄ってきたところでボールを外側に放し、いい位置でフォローしていた藤近がパスを受けて、右隅に飛び込んだ。このプレーもオブストラクションの可能性ありとTMO判定となったが問題なし。右サイドギリギリだったが、三友がきっちりゴールを決めて7点を先取した。さらに前半39分、近鉄が自陣でノットロールアウェイの反則。ここも三友がしっかり決めて10-0にしたところで前半が終わった。
後半
今日も逆転負けか!? イーグルスベンチに嫌なムードが漂う
風下に回った後半は、相手S0の効果的なキックもあり、思うようなエリアマネージメントができずに苦しむ。後半11分には、22m内でコラプシングの反則を犯しPGで3点を奪われた。
さらに22分、相手15番にラインを割られ、7点を失って10-10の同点。今季、逆転負けの多いイーグルス。「正直、またか!?という気持ちもよぎりましたが、『ここからが勝負』ということをみんなで確認して、もう一度気持ちを奮い立たせました」(庭井キャプテン)
途中出場の選手が守りで好プレーを連発
その後も一進一退の攻防が繰り広げられたが、先にイーグルスがチャンスをものにする。後半33分、起点は、相手陣22mほぼ中央のマイボールスクラム。途中出場のSH髙城良太が入れたボールは、No.8嶋田直人の足元に収まらず、スクラムからこぼれ出たが、髙城が上手く拾い上げて右サイドに位置していたルルーにパス。ルルーがいつものように相手ディフェンスを引きつけてからWTBの位置に入っていたボンドにパス。1対1の状況だったが、ボンドがカットインで正面の選手を抜き去り、右中間にボールを押さえた。強い逆風だったが、途中出場のSOジャンクロード・ルースが右45度から決めて再び7点のリード。
終了間際、近鉄も最後の力を振り絞って攻めてきたが、途中出場のPR五十嵐優が低いタックルで相手を仕留めたり、同じく途中出場のLO日高駿が自陣ゴール前の相手ボールラインアウトをスチールするなど、守りのファインプレーがいくつか生まれ、猛攻をしのぎ切った。
この日の勝利で勝ち点を20に伸ばしたイーグルス。次戦は、勝ち点20で並ぶNECグリーンロケッツが相手。キックオフは、12月18日11時30分で、会場は秩父宮ラグビー場。ぜひ会場へ足をお運びいただき、熱い応援をよろしくお願いいたします。
インタビュー
●再三のラインブレイク&決勝トライを奪ってマン・オブ・ザ・マッチに輝いたFBマイケル・ボンド
トライが獲れたのは、ルルーが上手くディフェンスを引きつけてくれたおかげです。ボールをもらった時は、僕の前に敵は1人しかいなかったので。1対1には絶対の自信があるので(笑)、ボールをもらった瞬間に行けると思いました。今日は前節のトヨタ自動車ほどプレッシャーを感じなかったので、チーム全員自分たちのプレーができたんじゃないかと思います。それにみんなの「勝ちたい」という気持ちも強かった。本当に勝ててよかった。
●後半38分の見事なラインアウトスチールでチームを救ったLO日高駿
自陣ゴール前の相手ボールラインアウトになった時、「あれ?アダム(・トムソン)いないんだ」(後半27分に交替)ってことに気が付いて(笑)、ここは僕がやるしかないと強い気持ちを持ちました。スチールしたのは練習通りのプレー。上手くいって本当に良かったです。これからもチャンスをもらえればチームのために頑張り、その上で「日高らしい」と言われるようなプレーをしたいです。
●途中出場ながら、好突進、好タックルを再三披露したPR五十嵐優
僕に与えられた時間は少ないですから、いつも出るからにはインパクトを残したいと思いながらプレーをしています。低いタックルがいいと言われますが、逆に上にいくタックルは得意じゃないんです(笑)。今日は日高さんのラインアウトスチールですよね。あれは近鉄さんのラインアウトを研究して、ノンメンバーも含めてFWみんなで練習したプレーでした。そういう意味で、みんなでものにした勝利だと思います。
●途中出場でチームにいいリズムを吹き込んだSH髙城良太
メンバー入り自体が久しぶりだったんですが、今日は自分のできることをしっかりやろうという気持ちでグラウンドに立ちました。特に意識したのは、周りを動かすことだったんですけど、みんなの声のサポートがあったおかげでなんとかできたんじゃないかと思います。ありがたかったです。それにしても勝ててよかった。今季は後半引っくり返されるというパターンが多かっただけに、今日そこを乗り越えられたことはチームにとって大きいと思います。自信にもなりました。
インタビュー
永友監督
今日は近鉄さんのホーム、花園ラグビー場での試合ということで、近鉄さんの応援が多かったんですが、大いに盛り上がり、観ている方にも楽しんでもらえたのではないでしょうか。我々としては、「花園でやる近鉄は要注意」ということを十分認識していたつもりですが、予想通り手強く、緊迫したゲームになりました。何とか勝てたのは、うちの方が「勝ちたい」という気持ちが強かったからではないでしょうか。それぐらいのわずかの差です。試合に関しては、SOのルルーが上手くボールを動かしてくれて、いいアタックを再三見せてくれました。また今日は、途中出場した五十嵐、日高、杉永、髙城らがいい仕事をしてくれました。怪我人も帰ってきてチームの戦力も整いつつあります。残り4試合。全試合で勝ち点5を取るつもりで戦っていきたいと思います。
庭井キャプテン
今日は勝てたことが本当に良かった。今季はこれまで逆転されて負けるというパターンが多かったので、何とか今日は勝ちたいと。その気持ちがあったから、近鉄さんの終了間際の猛攻にも耐えられたんじゃないかと思います。後半38分の日高さんのラインアウトスチールは、ゴール前だったこともあり、もし失敗すれば大ピンチになるというリスクを伴うプレーだったのですが、みんなが日高さんを信じてあのプレーを選択しました。試合全体を振り返ってみると、チャンスがあった割には点を取れなかったというのが反省点です。その部分は何らかの修正が必要かと。いずれにしてもあと4試合、今考えられる最高到達地点を目指して、次戦も頑張りたいと思います。