MATCH試合
2019.01.19 sat 1月19日(土)
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2019.01.19 (土) 11:30 |
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試合会場 | パロマ瑞穂ラグビー場 |
所在地 | 愛知県 |
試合記録
横浜E |
NTTコム |
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21 | 14 | 前半 | 19 | 62 |
7 | 後半 | 43 |
前半 | 後半 |
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2 | 1 |
2 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 10 |
3 | G | 6 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 7 |
2 | 4 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
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東恩納寛太 | 1 | PR | 1 | 庵奥翔太 |
清水新也 | 2 | HO | 2 | アレックス・マフィ |
城彰 | 3 | PR | 3 | 三宮累 |
リニーア・ベルナルド | 4 | LO | 4 | ロバート・クルーガー |
ジャン・デ・クラーク | 5 | LO | 5 | ロスアイザック |
湯澤奨平 | 6 | FL | 6 | ヴィリー・ブリッツ |
植松宗之 | 7 | FL | 7 | 鶴谷昌隆 |
田中真一 | 8 | NO.8 | 8 | アマナキ・レレイ・マフィ |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 湯本睦 |
フレッド・ゼイリンガ | 10 | SO | 10 | 小倉順平 |
中川和真 | 11 | WTB | 11 | 石井魁 |
野口裕也 | 12 | CTB | 12 | 石橋拓也 |
マイケル・ボンド | 13 | CTB | 13 | ブラッキン・カラウリアヘンリー |
藤本健友 | 14 | WTB | 14 | 羽野一志 |
永富健太郎 | 15 | FB | 15 | ルテル・ラウララ |
岡部崇人 | 16 | R | 16 | 三浦嶺 |
髙島忍 | 17 | R | 17 | 楢山直幸 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | レイルアマーフィー |
杉永亮太 | 19 | R | 19 | 中島進護 |
占部航典 | 20 | R | 20 | 栗原大介 |
荒井康植 | 21 | R | 21 | 鶴田諒 |
三友良平 | 22 | R | 22 | トロケマイケル |
上原哲 | 23 | R | 23 | 石井勇輝 |
イーグルス、シーズン最終戦でNTTコミュニケーションズに敗れカップ戦を8位で締めくくる
「ジャパンラグビー トップリーグカップ」(以下、カップ戦)総合順位決定トーナメント1回戦で東芝ブレイブルーパスに敗れ、その時点で目指していた最高位、5位の座を逃してしまったキヤノンイーグルス。その翌週、1月19日(土)にNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスとパロマ瑞穂ラグビー場(愛知)で対戦し、勝てばカップ戦7位となる今季最終戦に臨んだ。
シーズンの締めくくりにふさわしい快勝を目指したイーグルスだったが、NTTコミュニケーションズの猛攻を最後まで止めることができず、21-62で敗れた。3トライを挙げるなど、特に序盤は有効なアタックを見せつけたものの、今季最終戦を飾ることはできなかった。シーズンを通しての数々の苦い経験を糧に、来季に向けてチームの立て直しを図ることになる。
前半
NO8田中が相手ディフェンスを突破して先制トライ
試合序盤から安定したディフェンスで相手に得点を許さなかったイーグルスは、前半17分、敵陣5メートルラインでのラインアウトからアタックを仕掛ける。そこからNO8田中真一が持ち前のパワフルなランで相手ディフェンスを跳ね除け、先制トライ。CTB野口裕也のゴールも決まり7-0とリードする。
CTBボンドが力強くインゴールへ走り込み2トライ目
さらに前半21分、相手パスのインターセプトを機にディフェンスからアタックに転じたイーグルスはそこからフェーズを重ね、ラストパスを受けたCTBマイケル・ボンドが最大の武器である突破力とステップを生かしてトライ。ゴール成功でイーグルスが14-0とリード。今シーズン得点を挙げた後に失点を繰り返していた場面が多かったイーグルスだが、今までの反省を活かし期待を持たせる試合運びと思われた。
しかしイーグルスは前半28分、31分、39分と相手に3連続トライを奪われ、14-19と逆転されたところでハーフタイムを迎えることとなった。
後半
キックオフ直後から相手に連続トライを許す
後半、わずか5点のビハインドから逆転を目指したイーグルスだったが、キックオフ早々の1分、そして7分(ペナルティートライ)、10分、13分と立て続けにトライを許し、この時点で14-45と大差を付けられてしまう。
ラインアウトからFL占部がチーム3つ目のトライ
反撃したいイーグルスは後半21分、敵陣5メートルライン上でのマイボールラインアウトからサインプレーで相手ディフェンスを崩し、FL占部航典が防御網の穴を突いてチーム3トライ目を決める。このトライで21-45と点差を縮めたが、その後も相手に34分、37分、43分と続けてトライを許し、最終的には21-62というスコアで敗れた。
今シーズンのラストゲームで思わぬ大敗を喫したイーグルス。ただ、16チーム中12位に終わったリーグ戦に対し、このカップ戦は8位という位置につけた。ここまで積み上げてきた数々の経験は、次なるシーズンに向けて必ずや糧となるはずだ。
監督・選手インタビュー
●アリスター・クッツェー ヘッドコーチ
今季を振り返るとフラストレーションの溜まるシーズンとなりました。もちろんこのようなシーズンになることは予想もしていませんでした。そして今日は前半と後半がまったく別々の試合となりました。前半はいいプレーを多く見せることができ、競った試合をすることができましたが、後半は打って変わってミスタックルなどが増え、いいパフォーマンスを見せることができませんでした。ただ、我々は若い選手にチャンスを与えましたので、素晴らしいチームを相手にいい経験ができたのではないかと考えていますし、その点ではポジティブにとらえています。ラインアウトモールもよかったですし、ディフェンスも昨シーズンから進化した点の一つです。このように、ポジティブな点はたくさんありました。
●FL植松宗之 ゲームキャプテン
スコアボード上は大差の試合となりました。これだけの点差がついた責任はやはり選手自身にありますし、この負けの責任を選手はしっかり感じなければならないと思います。今季はアリスター・クッツェー ヘッドコーチが就任し、彼の考えるラグビーを選手が実践してきました。ですから選手やコーチ陣の頑張りは価値があるものだと考えています。成功しているチームは必ず失敗していますので、この失敗から学んで成功することが今後のキヤノンイーグルスのあるべき姿だと思っています。そして、たとえばラインアウトのリフティング、モールの姿勢、アタック全体など、細かくこだわってきた点は間違いなく進化していると思います。新しい選手が経験を積めたことも良かったのではないでしょうか。
●先制トライを決めてチームを勢いづけたNO8田中真一
前半の序盤はディフェンス面でずっと我慢できていましたし、アタックもミスなく継続することができました。それが前半、いい形で入ることのできた要因だと思っています。ただ、前半最後の相手のトライで逆転されたのは、後半に大きく影響しました。今シーズンは昨シーズンよりも出場機会を減らしてしまいましたが、最後の2試合はスタメンで出ることができました。勝てなかったのは残念ですが、自分としては悪くないパフォーマンスだったと思っています。
●チーム2トライ目で相手を突き放したCTBマイケル・ボンド
今季初トライ(前半21分)だったので、本当によかったです。個人的にはここ何試合かはいいパフォーマンスができていなかったのですが、今日はいいプレーができてよかったと思います。今季はチームとして結果がついてこず、自分自身やりたいプレーもなかなかできなかったタフなシーズンとなりました。しかし来シーズンもありますので、もっといい結果が出せるようにこれからもがんばっていきたいと思います。
●チーム3トライ目を決めた占部航典
ラインアウトからのトライ(後半21分)はサインプレーです。チームとしての取り組みが実った、いいトライだったと思います。ただ、個人的にはあまりいいパフォーマンスではなかったので、取り組む姿勢も含めてもっとチームに必要とされるプレーヤーにならないといけません。1年目のシーズンが終わり、もうルーキーではないので、来シーズンに向けてしっかりチームに貢献できるよう準備していかなければならないと思っています。