MATCH試合

2019.06.23 sun 第1節

2019.06.23
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
55
FULL
TIME
7
釜石シーウェイブス
釜石シーウェイブス
横浜E
第1節 いわぎんスタジアム
第1節 いわぎん
釜石

試合概要

キックオフ日時2019.06.23 (日) 14:00
試合会場いわぎんスタジアム
所在地岩手県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
釜石シーウェイブス
釜石
55 20 前半 7 7
35 後半 0
前半 後半
2 5
2 5
0 0
2 0
0 0
7 T 1
7 G 1
0 PT 0
2 PG 0
0 DG 0
前半 後半
1 0
1 0
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
五十嵐優 1 PR 1 マット・マフィ
金子大介 2 HO 2 伊藤大輝
城彰 3 PR 3 田嶋グン
リニーア・ベルナルド 4 LO 4 マイケル・フィッツジェラルド
ジャン・デ・クラーク 5 LO 5 山田龍之介
湯澤奨平 6 FL 6 上田宥人
吉田光治郎 7 FL 7 ケイン・コテカ
田中真一 8 NO.8 8 中野裕太
天野寿紀 9 SH 9 南篤志
三友良平 10 SO 10 中村良真
山田聖也 11 WTB 11 小野航大
南橋直哉 12 CTB 12 菅原祐輝
マイケル・ボンド 13 CTB 13 ヘルダス・ファンデンヴォルト
藤本健友 14 WTB 14 加賀亮太郎
永富健太郎 15 FB 15 コディ・レイ
髙島忍 16 R 16 牛窪心希
岡部崇人 17 R 17 カーワン・サンデー
山路泰生 18 R 18 ホラニ龍シオアペラトゥー
宇佐美和彦 19 R 19 コーリー・トーマス
イオンギ譲 20 R 20 木村優太
松山光秀 21 R 21 村山千里
フレッド・ゼイリンガ 22 R 22 村田オスカロイド
ハヴィリリッチー 23 R 23 関東申峻

イーグルス、カップ2019開幕戦で釜石に55-7で完勝し今季の初陣を飾る

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初夏の陽気となった6月下旬、ジャパンラグビートップリーグカップ2019(以下カップ戦)が幕を開けた。

このカップ戦でプールC属するキヤノンイーグルスは、釜石シーウェイブス、コカ・コーラレッドスパークス、クボタスピアーズ、三菱重工相模原ダイナボアーズと順に対戦し、勝ち点を争うこととなる。A~Dの各プール首位によるプレーオフ進出と優勝を目指す戦いが8月まで行われる。イーグルスは6月23日(日)のプール開幕戦、釜石シーウェイブスといわぎんスタジアム(岩手県盛岡市)で対戦した。

■前半

SO三友の先制PG後にHO金子がチーム初トライを挙げる

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序盤から敵地であることを感じさせない見事な試合運びを披露したイーグルスは、まず前半7分、ゲームキャプテンのSO三友良平がPGを決めて3-0と先制する。さらに12分、敵陣5メートルライン付近でのマイボールラインアウトを起点に、HO金子大介が右大外の相手ディフェンスの隙を突いてトライ。SO三友もゴールを決めて10-0とする。

SH天野のトライなどでさらにリードを広げる

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22分には相手ゴール前のマイボールスクラムからSH天野寿紀が右のブラインドサイドを突いてトライ。ここでもSO三友が難しい角度からのゴールを成功させて、17-0とリードを広げる。27分には相手に1本トライを許し17-7とされたものの、36分にはSO三友が2本目のPGを決めて20-7と点差を広げたところでハーフタイムを迎えた。

■後半

キックオフからわずか11分で3トライを連発

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後半に入ってもイーグルスの勢いは止まらなかった。開始早々の5分にはCTB南橋直哉のキックチャージからNo.8田中真一がトライを決めて27-7とすると、8分にはこの試合がデビュー戦となったWTB山田聖也が、さらに11分には移籍後初の公式戦を迎えたFL吉田光治郎がそれぞれイーグルスでの初トライ。41-7とさらにリードを広げる。

ラスト10分にも2トライを追加し釜石を圧倒

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さらに、32分にはWTB藤本健友が相手のパスをインターセプトし独走トライ、35分にはPR岡部崇人が豪快なダイビングトライを決めて、55-7という最終スコアでイーグルスが釜石を撃破。3トライ差以上で得られるボーナスポイント1を含む勝ち点5を手にした。マン・オブ・ザ・マッチには7本のプレースキックをすべて決めたゲームキャプテンのSO三友が選出された。

次戦の第3節コカ・コーラ戦で連勝を目指す

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圧巻の7トライで今季の初陣を飾ったイーグルス。第2節はトヨタ自動車ヴェルブリッツの出場辞退に伴う不戦勝で勝ち点5が加わり、これで総勝ち点は10となる。次戦は第3節、7月6日(土)のコカ・コーラ戦(東京・秩父宮ラグビー場)。イーグルスはここで連勝し、プレーオフ進出を大きく手繰り寄せたい。

監督・選手インタビュー

■アリスター・クッツェー ヘッドコーチ

アリスター・クッツェーHC

カップ戦初戦の勝利という結果には満足していますが、自分たちで課している基準に照らせば、取り組むべき課題はまだまだたくさんあります。ただ、風が強く難しいコンディションのなか、すべての面において我々のゲームプランを遂行してくれた選手たちを今日は褒めたいと思います。なかでも三友のキック精度とピッチでのキャプテンシーは素晴らしいものでした。来週は残念ながら試合がありませんが、1試合ずつ照準を合わせて取り組んでいくことに変わりはありませんので、(次戦となる第3節の)コカ・コーラ戦に向けてポイントを絞っていきたいと思います。

■マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたSO三友良平ゲームキャプテン

三友良平選手

しっかり試合をコントロールするということにフォーカスして臨みました。とくにエリアマネジメントの面では、正しいエリアでプレーすることができました。前半から良い形で試合に入ることができ、その流れのまま良い結果につながりましたが、まだ課題も多いので修正してコカ・コーラ戦につなげたいと考えています。(定位置のCTBではなくSOでのプレーについては)コーチ陣から出されているプランが明確で、それを10番(SO)で遂行するだけでしたので、難しさはありませんでした。プレースキック成功率100%については、練習通り蹴ることができた結果です。

■今季チーム初トライに加えセットプレーの安定に貢献したHO金子大介

金子大介選手

最初のトライは準備していたサインプレーによるもので、あくまでチームのトライです。ラインアウト自体は最初だけ緊張からミスをしてしまいましたが、全体的には安定させることができました。スクラムもまだまだ突き詰めなければいけませんが、今日は及第点です。ただ、外国人選手の激しいプレーなど、それとは違うところで相手からプレッシャーをかけられてしまったことは課題です。共同キャプテンのHO庭井祐輔も復帰するので、これからもキヤノンのHOとしてやれることを準備するだけです。

■移籍後初の公式戦出場で攻守に体を張り続けたFL吉田光治郎

吉田光治郎選手

メンバーに選ばれた以上しっかり自分の責任を果たそうと考えていました。どんどん修正しながら点差を離すことができたので、初戦としてはいいスタートでした。ゲームキャプテンの三友さんをサポートできたと思いますし、若手の見本となるようにチームを引っ張って行けるようにしたいです。後半11分のトライはパスをもらってほとんど置くだけでしたが、スコアできたことはよかったです。強みであるブレイクダウンの攻防でもっと相手にプレッシャーをかけられるように、引き続きがんばっていきたいと思います。

■後半8分トップリーグ公式戦初トライを決めた1年目のWTB山田聖也

山田聖也選手

試合に入る前は少し緊張していたのですが、ワンプレーしたら普段通りのプレーができました。トライも練習してきた形で、みんながつないでくれたボールを最後にトライできたのでよかったと思います。体はそこまで大きくないのですが、相手から少し芯をずらして、そこから前に出て少しでもゲインするプレーが自分の武器だと思っています。一方のディフェンス面では味方を上手くリードすることができていなかった場面もあったのですが、個人的にはタックルできていた方だと思うので、貢献はできたと考えています。