MATCH試合
2021.05.08 sat 準々決勝
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2021.05.08 (土) 15:00 |
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試合会場 | 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 |
所在地 | 埼玉県 |
試合記録
横浜E |
パナソニック |
|||
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17 | 3 | 前半 | 20 | 32 |
14 | 後半 | 12 |
前半 | 後半 |
---|---|
0 | 2 |
0 | 2 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
2 | T | 4 |
2 | G | 3 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 2 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 2 |
2 | 1 |
0 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 稲垣啓太 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 島根一磨 |
東恩納寛太 | 3 | PR | 3 | 平野翔平 |
サウマキアマナキ | 4 | LO | 4 | ヒーナンダニエル |
コーバス・ファンダイク | 5 | LO | 5 | ジョージ・クルーズ |
エドワード・カーク | 6 | FL | 6 | ベン・ガンター |
杉永亮太 | 7 | FL | 7 | 布巻峻介 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ジャック・コーネルセン |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 内田啓介 |
田村優 | 10 | SO | 10 | 松田力也 |
エスピー・マレー | 11 | WTB | 11 | 福岡堅樹 |
南橋直哉 | 12 | CTB | 12 | ハドレー・パークス |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ディラン・ライリー |
マイケル・ボンド | 14 | WTB | 14 | セミシ・トゥポウ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 野口竜司 |
髙島忍 | 16 | R | 16 | 堀江翔太 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | クレイグ・ミラー |
上田聖 | 18 | R | 18 | ヴァルアサエリ愛 |
田中真一 | 19 | R | 19 | 長谷川崚太 |
嶋田直人 | 20 | R | 20 | 大西樹 |
田中史朗 | 21 | R | 21 | 小山大輝 |
三友良平 | 22 | R | 22 | 山沢拓也 |
ホセア・サウマキ | 23 | R | 23 | 福井翔大 |
イーグルス、準々決勝で強豪パナソニックに17-32で敗れるもトップリーグ8強! 成長の証の2トライでシーズンを締めくくる
トップリーグ プレーオフトーナメント2回戦で快勝し、8強入りを決めてから早2週間。キヤノンイーグルスは、より入念な準備を経て5月8日(土)の準々決勝、パナソニック ワイルドナイツとの一戦に臨んだ。
熊谷ラグビー場(埼玉県熊谷市)には収容上限に近い4651人もの観客が詰めかけ、赤いレプリカジャージーを着たファンも数多く集結。負けたら終わりとなるノックアウトステージ特有の緊張感が漂う大一番を見守った。
■前半
先制トライを許した直後にSO田村優のPG成功
キャプテンでSOの田村優のキックオフで始まった前半、開始早々の2分にパナソニックに先制トライを許し0-7とされたイーグルスだったが、続く8分、相手のオーバーザトップのペナルティーからSO田村が落ち着いてPGを決める。3-7と4点差に詰め寄り、反撃への機運を高めた。
ペナルティー連発でチャンスを逸しさらにリードを広げられる
しかし前半14分に相手に2本目のトライ、また29分と32分にPGを決められ、3-20と逆にリードを広げられてしまう。イーグルスも度々アタックを仕掛けたものの、相手のジャッカルでノットリリースザボールのペナルティーを4度取られ、思うようにチャンスを活かせないまま前半を終える。
■後半
SO田村優がトライを決めて反撃ののろしを上げる
17点差を追うイーグルスは後半開始早々から敵陣へと攻め入ると、後半7分、FB小倉順平の敵陣インゴール手前を狙う絶妙なグラバーキックにWTBエスピー・マレーが反応。相手の方が一歩先にボールに追いついたものの、こぼれた瞬間にWTBマレーがボールを獲得すると、密集後方からサポートしていたSO田村がボールを持ち、インゴールへ手を伸ばしてトライ。難しい角度のゴールも自ら決めて、イーグルスが10-20と10点差に詰め寄る。
CTB南橋直哉の鮮やかなトライでパナソニックを猛追
さらに得点を重ね逆転を目指したいイーグルスだったが、17分、26分と相手に続けてトライを決められ、10-32とされてしまう。ただ、シーズンが深まるにつれて目覚ましい成長を遂げてきたイーグルスの集中力は途切れることなく、すぐさま反撃に転じる。
直後の28分、キックオフから一気に敵陣まで攻め入ったイーグルスは、SO田村のパスを受けたCTB南橋直哉がスピードに乗り一気にトライ。17-32とし、再びパナソニックを追い続ける。だが、その後は決定的なチャンスを作ることができず、そのスコアのままノーサイドとなった。
この瞬間にイーグルスの準々決勝敗退が決したが、リーグ戦開幕3連敗からの4連勝でトップリーグ8強入りを果たし、見事な巻き返しを見せた。新リーグ元年となる来季に向けてポジティブな要素が多く見られたシーズンとなったことは言うまでもない。
新リーグでは強豪チームの高い壁を越えて、4強入りとさらにその先を目指すこととなる。
監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
チームはチャンスを作れるようになるなど、成長しています。「チームをよくしたい」という思いを一人一人が表現できるようになってきて、それがパフォーマンスにつながりチームの力になったのだろうと考えています。作ったチャンスを決め切る力を身に着けないと上位の壁を崩すのは難しいということを今日の試合で勉強させていただきましたが、後半もあきらめずにチャレンジする選手たちの姿勢は評価できるものでした。この悔しさを忘れることなく、来季は必ずベスト4の壁を崩せるよう、再びチーム一丸となって前に進んでいきたいと思います。
■田村優キャプテン
チーム全員で勝とうと決意して臨んだ試合でしたので、本当に悔しいです。ただ、今までとはレベルの違う格上の相手に挑戦する姿を見せることはできました。試合中にも感じていましたが、勝てる試合を落としたという感覚があります。チームがそういうレベルに達したのはみんなの頑張りによるものです。チームメイトのことを誇りに思いますし、みんなに感謝しています。そしてそのチームの一員としてプレーできたことをうれしく感じています。今日は勝てませんでしたが、またこのような機会があれば次は勝てるように、今後も練習していきたいです。
■バイスキャプテンとしてチームを支えてきたHO庭井祐輔
試合を終えた今、悔しいという思いが一番強いですが、勝利という結果が出なかった一方で、今日の試合内容やそれに至るまでのプロセスを振り返ると「いいチームだな」と思える、そんなチームでした。来季のことはまだ考えられずにいますが、「いいチーム」のまま終わらないことが何よりも大事です。セットプレーについては、スクラム、ラインアウト、モール、いずれもシーズンを通して懸命に取り組んできましたが、正直まだまだです。合格点にも至っていないので、来季に向けてチームが成長していくうえで大きな課題だと考えています。
■今季全試合に先発出場したオープンサイドFL杉永亮太
ブレイクダウンやボールキャリーの質など、細かいところで負けていたことが今回の点差につながったのではないかと考えています。イーグルスとしてのテーマは「チャレンジ」でしたので、前半の内容がよくなくても後半しっかりチャレンジしようと話し合って臨みました。その結果、後半10分までに1トライを獲ることができましたので、いいチャレンジができたと感じています。(今季全試合先発については)FWにはパワーのある選手が多くいる中、自分のタックルやブレイクダウンでの「低いプレー」を評価していただいたのだと思います。
■度重なるゲインでチャンスを作り出してきたWTBエスピー・マレー
非常に難しい試合になりました。規律の面でよくなかった印象がありますが、それはチームとして成長していくうえで修正していく必要がある部分です。今季第3節のパナソニック戦は大差(●0-47)になりましたが、今日は勝てると信じながらプレーしたこと自体がチームとしての成長なのだろうと考えています。