MATCH試合

2021.03.06 sat 第3節

2021.03.06
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
0
FULL
TIME
47
パナソニック ワイルドナイツ
パナソニック ワイルドナイツ
横浜E
第3節 昭和電工ドーム大分
第3節 昭和電ド
パナソニック

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2021.03.06 (土) 14:00
試合会場昭和電工ドーム大分
所在地大分県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
パナソニック ワイルドナイツ
パナソニック
0 0 前半 11 47
0 後半 36
前半 後半
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 T 6
0 G 4
0 PT 0
0 PG 3
0 DG 0
前半 後半
1 5
0 4
0 0
2 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
安昌豪 1 PR 1 稲垣啓太
髙島忍 2 HO 2 坂手淳史
船木頌介 3 PR 3 平野翔平
田中真一 4 LO 4 長谷川崚太
ジャン・デ・クラーク 5 LO 5 ジョージ クルーズ
嶋田直人 6 FL 6 ベン ガンター
杉永亮太 7 FL 7 布巻峻介
コーバス・ファンダイク 8 NO.8 8 ジャック コーネルセン
田中史朗 9 SH 9 内田啓介
田村優 10 SO 10 松田力也
ホセア・サウマキ 11 WTB 11 福岡堅樹
マイケル・ボンド 12 CTB 12 ハドレー パークス
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 ディラン ライリー
山田聖也 14 WTB 14 竹山晃暉
エスピー・マレー 15 FB 15 野口竜司
エフィトゥシ・マアフ 16 R 16 堀江翔太
岡部崇人 17 R 17 古畑翔
東恩納寛太 18 R 18 ヴァル アサエリ愛
安井龍太 19 R 19 エセイ ハアンガナ
占部航典 20 R 20 福井翔大
天野寿紀 21 R 21 小山大輝
小倉順平 22 R 22 山沢拓也
南橋直哉 23 R 23 セミシ トゥポウ

今季最多観客動員のイーグルス、首位パナソニックに前半健闘も0-47で敗れる

3月6日(土)、全8試合が同日開催されたトップリーグ第3節。連敗スタートなったホワイトカンファレンス6位のキヤノンイーグルスは、来年からのセカンドホストエリアである大分県の昭和電工ドーム大分(大分市)で同1位のパナソニック ワイルドナイツと対戦し、今季初勝利を目指した。会場には今季最多となる7008人が駆けつけ、熱戦の行方を見守った。

なお、前節の神戸製鋼戦を欠場したキャプテンのSO田村優は無事復帰し、10番を背負って先発。プレーメーカーとしての活躍が期待される一戦に臨んだ。

■前半

先制のチャンスを逸しチャンスを活かせない時間帯が続く

その田村のキックオフで前半が始まると、開始早々の6分にイーグルスはパナソニックのノットロールアウェイのペナルティーで先制のチャンスを得る。SO田村はPGを狙ったものの、蹴ったボールはポールを逸れて先制点の獲得はならず。イーグルスはその後も敵陣でアタックを仕掛けるも、得点に結びつけることができない。

2PGと1トライを決められ0-11で前半終了

すると前半16分、20分とパナソニックにPGを続けて決められ、0-6とリードされる。さらに30分、自陣ゴール前の相手ボールのラインアウトモールからパナソニックにトライを奪われ、0-11とさらにリードを広げられる。ただ、イーグルスはチャンスが実らなかった一方で、得点力のあるパナソニックのアタックを1トライでしのぎ切り、前半を終えた。

■後半

逆転に向けて得点が欲しい展開でさらに失点

巻き返しを図ったイーグルスだが、後半序盤から自陣でパナソニックのアタックを受け、6分には相手に2本目のトライを決められる。0-16とさらにリードを広げられると、18分にはPGを追加され0-19。イーグルスは逆転勝利に向けてまずは得点が欲しいところだったが、次第に防戦一方となっていく。

後半20分以降に4トライを奪われ開幕3連敗

イーグルスは後半22分、そして27分にもパナソニックに立て続けにトライを決められ0-33とされると、ラスト10分にも立て続けに2本のトライ(後半33分と36分)を許し、0-47となったところでノーサイド。イーグルスは前半こそディフェンスが機能し接戦に持ち込んだものの、後半は一方的な展開を許してしまった。

イーグルスの総勝ち点は1、順位はホワイトカンファレンス6位と変わらず。またも今季初白星はならなかったものの、沢木敬介監督は前半の出来を評価しつつ「我慢強くいくしかない」と先を見据えた。3月14日(日)の第4節はヤマハ発動機ジュビロとヤマハスタジアム(静岡県磐田市)で対戦。敵地での今季初勝利を目指し、今週も入念な準備を進めていく。

監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

沢木敬介監督前節の神戸製鋼戦の悔しさをばねに、前半はファイトする姿勢が見えていましたし、ラインアウトも改善されていました。そういった収穫もあった一方で、継続的に改善していかなければならない課題も出ました。我々のラグビーをやるためにはスキルが必要で、トライチャンスをしっかり仕留めていればまた違った流れになっただろう、という話を選手たちにもしました。チャンスは作れているもののスキルの差で勝利につながっていない、そういう結果だと受け止めています。ここは我慢強くいくしかありません。貪欲に成長していきたいと思います。


■田村優キャプテン

田村優キャプテン第2のホームで試合ができたことを非常にうれしく感じています。試合は負けてしまいましたが、前半に2本ぐらいトライできるチャンスがありましたし、それを逃して流れがつかめなかった一方で、僕が今までキヤノンでプレーしていても見えてこなかった戦う姿勢が見えてきました。チームとして徐々に変わり始めており、しっかりしたマインドセット(心構え)で試合に臨むことができています。その点には満足しています。パナソニックさんに力負けしたというより、自分たちの技術が足りず負けた試合だと思っていますので、決して悲観はしていません。


■古巣との対戦で先発し74分間出場したSH田中史朗

田中史朗選手後半に入って疲れが出て集中力が切れてきた時にパナソニックさんにトライを獲られてしまいました。ただ、前半は非常によかったと思いますし、チャンスを生かし切れればもっといい試合になったのではないかと思います。パナソニックさんとの対戦は楽しみにしていましたが、感情を入れてしまうとプレーに影響してしまうので、あまり意識せずに臨みました。大分では日本代表(2018年のイタリア代表戦)としても戦いましたが、こうした最高の環境で試合できるのは素晴らしいことです。大分のラグビーを盛り上げるためにもさらに努力していきます。


■今季初出場初先発で大学時代以来となるLOで奮闘した田中真一

田中真一選手個人的には昨季リーグ戦(トップリーグ2020)は一度も出場がなく、今日が今季公式戦初出場となったので、かなり気合いを入れて準備してきました。悔しさが残る3連敗となりましたが、自分に関してはそこまで悪いパフォーマンスではなく、フィジカルの面など自分の持ち味は出せたと感じています。LOは高校2年生と大学1年生の時に経験しましたが、スクラムではNo.8の位置に入るなど状況に応じて替わっていました。次のヤマハ発動機戦に向けても100%のパフォーマンスができるよう、いい準備をしたいと思います。


■トップリーグ50試合出場を達成したFL嶋田直人

嶋田直人選手この試合は「ファイティングスピリット」を出していこう、というテーマで1週間準備してきました。その面ではよかったのではないかと思っています。負けてしまったことは残念ですが、すべて出し切ったうえで課題を見つけられた試合でしたので、この負けからしっかり成長していきたいです。トップリーグ50試合出場は今週、初めて知りました。入部した当時はこんなに出場できるとは思っていなかったのですが、コーチや退団したOBの選手も含めいろいろな方のサポートのおかげで達成できた記録です。これからも変わらずチームのためにプレーしていきます。