MATCH試合

2022.01.23 sun 第3節

1/23(日)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
埼玉パナソニックワイルドナイツ
27
FULL
TIME
3
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
埼玉WK
第3節 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
第3節 熊谷
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2022.01.23 (日) 14:30
試合会場熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
所在地埼玉県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
埼玉パナソニックワイルドナイツ
埼玉WK
3 3 前半 10 27
0 後半 17
前半 後半
0 0
0 0
0 0
1 0
0 0
0 T 3
0 G 3
0 PT 0
1 PG 2
0 DG 0
前半 後半
1 2
1 2
0 0
1 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 クレイグ・ミラー
庭井祐輔 2 HO 2 堀江翔太
津嘉山廉人 3 PR 3 ヴァルアサエリ愛
コリー・ヒル 4 LO 4 マーク・アボット
アニセサムエラ 5 LO 5 ジョージ・クルーズ
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 長谷川崚太
嶋田直人 7 FL 7 布巻峻介
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ジャック・コーネルセン
荒井康植 9 SH 9 内田啓介
永富健太郎 10 SO 10 松田力也
エスピー・マレー 11 WTB 11 マリカ・コロインベテ
梶村祐介 12 CTB 12 ハドレー・パークス
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 ディラン・ライリー
竹澤正祥 14 WTB 14 竹山晃暉
小倉順平 15 FB 15 野口竜司
髙島忍 16 R 16 坂手淳史
五十嵐優 17 R 17 稲垣啓太
松岡将大 18 R 18 平野翔平
田中真一 19 R 19 谷昌樹
安井龍太 20 R 20 ラクラン・ボーシェー
天野寿紀 21 R 21 小山大輝
ハヴィリリッチー 22 R 22 ヴィンス・アソ
マイケル・ボンド 23 R 23 福井翔大

イーグルス、昨季王者の埼玉ワイルドナイツから先制も3トライを許し3-27で今季初黒星

リーグワン開幕から2連勝で総勝ち点9と、上々のスタートを切った横浜キヤノンイーグルス。特に前節、初のホストゲームとなった日産スタジアム(横浜市)でのコベルコ神戸スティーラーズ戦では8トライを挙げて55-21と相手を圧倒し、チームとしてのプレシーズンも含めたこれまでの研鑽が結果として表れた一戦となった。

1月23日(日)の第3節は、昨季トップリーグ最後の王者となった埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)と対戦した。昨季はリーグ戦とプレーオフトーナメント準々決勝でいずれも敗れているイーグルスにとっては勝ってその借りを返したい、捲土重来を期す一戦となった。会場の熊谷スポーツ文化公園ラグビー場では6,436人のファンが試合の行方を見守った。

■前半

序盤からチャンスを作り続けFB小倉順平のPGで先制

欠場したキャプテンのSO田村優に代わり10番を背負ったSO永富健太郎のキックオフで始まった前半、イーグルスは持ち味のスピードあふれるアタックと相手のペナルティなどにより大きく前進すると、3分、敵陣5mライン上でのラインアウトからモールで力強く押し込む。グラウンディングはできず惜しくもトライチャンスを逃したが、8分、相手のノットロールアウェイのペナルティからFB小倉順平がPGを決め、イーグルスが3-0と先制。だが、14分には相手のPG成功により3-3の同点に追いつかれる。

トライチャンスを活かせず逆に相手に1トライを許す展開

その後も次々とチャンスを作り出し、17分には相手のオフサイドのペナルティからクイックリスタートを仕掛け、一気にインゴールまで前進する。しかしパイルアップとなり、またもトライはならず。

19分にはCTB梶村祐介、20分にはWTBエスピー・マレーがビッグゲインを見せたものの、得点には結びつかない。

思うようにチャンスを活かせずもどかしい展開が続く中、36分、埼玉WKに初トライを決められ3-10と勝ち越しを許す。イーグルスは41分にもラインアウトからフェーズを重ねていくが、トライには至らず3-10のスコアのままハーフタイムを迎えた。

■後半

前半同様チャンスを活かせないなか埼玉WKが2トライ目

後半も前半同様まずはチャンスを作り、チーム初トライを目指したいイーグルス。だが4分から6分にかけては好機を活かせず、8分にはPGのチャンスでスクラムを選択しトライを狙うなど(結果は無得点)、なかなか追加点を奪えない。すると16分、埼玉WKに2トライ目を決められ、スコアは3-17と14点差になる。

度重なる失点で24点差となったところでノーサイド

開いた点差を縮めたいイーグルスだったが、29分には相手のPG成功により3-20とされる。さらに35分には埼玉WKに3トライ目を決められ、3-27とされたところでノーサイドのホイッスル。イーグルスとしては勝ち点を上乗せできず悔しい今季初黒星となったが、昨季王者を相手に再三チャンスを作るなど、成長は見せた一戦となった。

1月30日(日)の第4節はNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安をニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)に迎える。今回の敗戦から学んだことを活かしつつ、今季3勝目を目指す。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

沢木敬介監督(新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたことにより開幕戦から欠場が続いていた)埼玉WKのみなさんがしっかりリカバリーされたことで、今日の試合をすることができました。感謝しています。前半、流れをつかめるチャンスがあったのですが、そこで埼玉WKの経験のある選手の上手さが光り、イーグルスはなかなか勢いに乗ることができませんでした。今日もいい勉強をさせてもらいました。欠場したキャプテンのSO田村優は、今日の試合についても無理すれば出場できたのではないかと思います。次の試合は大丈夫でしょう。

■開幕から3試合連続先発と活躍中のPR津嘉山廉人

津嘉山廉人選手相手はスクラムもモールも、何枚も上手でした。ただ、今回はいい経験になりましたので、次に対戦する時は今日の反省をしっかり踏まえて同じ失敗を繰り返さないようにしつつ、もっとこちらから仕掛けて(スクラムを)組めるようにしたいです。特にスクラムは自分から崩れてしまう場面が多かったので、今後どうしていくかコーチやHOの選手と話をしながら改善していきたいと思います。チャンスを作れたこと自体はポジティブなことなので、次はチャンスの局面でいかに仕留められるか、チームとしてプランを遂行できればと考えています。

■終始パワフルな突破が光ったNo.8アマナキ・レレイ・マフィ

アマナキ・レレイ・マフィ選手コロナに見舞われながらもこの試合に向けて準備され、高いパフォーマンスを見せた埼玉WKをリスペクトしたいと思います。特に前半はたくさんチャンスを作れたのですが、そのチャンスをものにできませんでした。王者らしいプレーを見させてもらいました。(母国トンガに住む)私の家族とは昨日やっと連絡が取れ、無事です。ただ、現地は大変な状況です。今日はたくさんのファンがトンガの国旗を掲げてくれました。それをモチベーションに変えさせてもらいました。みなさんのサポートに感謝しています。

■キャプテンのSO田村優に代わり10番を背負ったSO永富健太郎

永富健太郎選手チャンスをものにできず流れに乗れなかったのは、個人的にも反省したいところです。この経験を活かして、今後はチャンスの場面でしっかり仕留められるようにしたいと考えています。

■PGでチーム唯一の得点をマークしたプレースキッカーのFB小倉順平

小倉順平選手やるべきこと、できたことがもっとあった試合でした。ただ、まだ3試合目です。今日はしっかり反省し、今後にどう活かしていくかが大事だと考えています。イーグルスがやろうとしているのはもっとよくボールが動くラグビーです。もっと速いテンポで展開するのが理想で、スペースがあるところに走り込みたいというイメージを持っていたのですが、少し消極的になっていたのかもしれません。ブレイクダウンの強い相手、タックラーがすぐに立ち上がるリロードの早い相手との対戦は今後も課題になると思いますので、次に活かしていきたいです。