MATCH試合

2022.02.06 sun 第5節

2/6(日)
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
21
FULL
TIME
50
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
横浜E
第5節 ニッパツ三ツ沢球技場
第5節 ニッパツ
S東京ベイ

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2022.02.06 (日) 14:30
試合会場ニッパツ三ツ沢球技場
所在地神奈川県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
S東京ベイ
21 14 前半 21 50
7 後半 29
前半 後半
2 1
2 1
0 0
0 0
0 0
3 T 7
3 G 3
0 PT 0
0 PG 3
0 DG 0
前半 後半
2 5
1 2
0 0
3 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 北川賢吾
髙島忍 2 HO 2 マルコム・マークス
津嘉山廉人 3 PR 3 松波昭哉
コリー・ヒル 4 LO 4 ヘルウヴェ
アニセサムエラ 5 LO 5 ルアン・ボタ
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 トゥパフィナウ
嶋田直人 7 FL 7 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ファウルア・マキシ
荒井康植 9 SH 9 谷口和洋
田村優 10 SO 10 バーナード・フォーリー
竹澤正祥 11 WTB 11 近藤英人
梶村祐介 12 CTB 12 立川理道
南橋直哉 13 CTB 13 ライアン・クロッティ
ジェシー・クリエル 14 WTB 14 金秀隆
小倉順平 15 FB 15 ゲラード・ファンデンヒーファー
庭井祐輔 16 R 16 杉本博昭
五十嵐優 17 R 17 山本剣士
松岡将大 18 R 18 オペティ・ヘル
サウマキアマナキ 19 R 19 デーヴィッド・ブルブリング
安井龍太 20 R 20 末永健雄
山菅一史 21 R 21 藤原忍
マイケル・ボンド 22 R 22 テアウパシオネ
松井千士 23 R 23 桑江健一郎

イーグルス、WTBクリエルが2トライを決めるも相手に7トライを許し21-50で敗れ今季2敗目

ジャパンラグビー リーグワンの記念すべき開幕戦から約1か月。ディビジョン1・カンファレンスAの横浜キヤノンイーグルスは、対戦相手の状況を鑑みて中止となった第4節(不戦勝で勝ち点5獲得)終了時点で3勝1敗、総勝ち点14で12チーム中3位につけた。プレーオフトーナメント進出の権利が得られるリーグ戦4強入りに向けて、「順調」と表現して差し支えないスタートを切ったと言えるだろう。

今季2度目のホストゲームとなった2月6日(日)の第5節は、昨季4強(3位)のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)と対戦。会場のニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)では3,378人のファンがバイウィーク前の大きな節目となる一戦を見守った。

■前半

先制トライを許すもFL嶋田直人のトライとSO田村優のゴールで逆転

S東京ベイのキックオフで始まった前半、イーグルスはそのキックオフボールをいきなり相手にキープされ、そのままノーホイッスルトライを許し0-5と先制される。しかし10分、イーグルスは敵陣5mラインでのマイボールラインアウトからFW陣が磨きをかけてきたモールで一気に押し込むと、FL嶋田直人がトライ。SO田村優のゴールも成功し、7-5と逆転に成功する。

WTBジェシー・クリエルのトライで再逆転に成功も再びリードされ後半へ

Wードした直後、13分、16分とS東京ベイに連続でPGを決められ7-11と再逆転を許したイーグルスだったが、24分、敵陣へ攻め入るとWTBジェシー・クリエルがキレのあるランとステップで相手をかわし切りトライ。14-11とまたも逆転に成功する。

わずかなリードだけに、ここから相手をさらに突き放しにかかりたいイーグルスだったが、35分にはPG、39分にはトライをS東京ベイに許し、14-21と7点のビハインドを抱えて試合を折り返す。

■後半

連続トライで一気に突き放されシンビンも重なり苦しい状況に

後半は勢いを取り戻したいイーグルスだったが、ここからは終始相手にペースをつかまれてしまう。10分、14分、16分とわずかな時間で立て続けに3トライを許し14-40と一気にリードを広げられると、19分にはSO田村優が危険なタックルによりシンビン。10分間の一時的退出となり、チームとして勢いを取り戻すのが徐々に難しくなっていく。

WTBクリエルが最後にトライを決めるも大差で敗れる

シンビンにより数的不利の状況が続いていた後半28分、相手にさらに1トライを許すと、35分にも追加のトライを決められスコアは14-50となる。試合終了間際の39分にはWTBクリエルが自身2本目の個人技によるトライで一矢報いたものの、イーグルスは21-50という最終スコアで今季2敗目を喫した。

第5節終了時点で勝ち点は変わらず14、順位は6位となったイーグルス。バイウィーク明けからカンファレンスBとの交流戦が始まり、2月19日(土)の第6節は静岡ブルーレヴズとヤマハスタジアムで対戦する。昨季、開幕連敗スタートの悪い流れを断ち切った試合と同じ対戦相手、試合会場であり、イーグルスを再び上昇気流に乗せる勝利を期待したい。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

沢木敬介監督1週間かけてしっかり準備してきたつもりでしたが、それが全くゲームに生かされませんでした。見に来てくれたファンの方々に申し訳ないと感じています。次にどう振る舞うか、チームとしてしっかりとテストしていかなければなりません。自分たちがやろうとしていることをしっかりやり切る強さ、一貫性を持たない限り自分たちの強みは出せません。ゲームプランも含めて全員が同じ画を見て、それをグラウンドで発揮できるようにレベルアップしていかないといけません。私も選手たちに力を発揮させるコーチになる必要があります。

■田村優キャプテン

田村優キャプテン前半の入りから最後まで修正できないまま相手の思い通りにやられてしまいました。個人個人に責任があると思いますので、修正するしかありません。今季はいい試合を続けてきましたが、常に100%の出来で勝つ力はまだないので、毎試合ベストのパフォーマンスができるよう努めていきます。4強のチームに勝つためには少しずつラグビーの理解度を上げていくことと、もっと正確なプレーを続けることが重要です。経験を積んでこのようなタフな試合で競り勝つようになればトップ4が見えてくると思いますので、勝てるように成長したいと思います。

■力強いゲインやタックルで気を吐いたFLコーバス・ファンダイク

コーバス・ファンダイク選手タフなゲームになることを理解しながら1週間準備を進めてきました。いい準備ができたと感じていましたし、実際に相手のモールに対してうまくディフェンスできました。ただ、後半はなかなかうまくいかなくなり、特に規律の面や、体の大きなチームに対して一人目のタックルでしっかり仕留めることが徹底できなくなりました。たとえば前半の最後、チームとしてもう少しコントロールできた状態で徐々に勢いを生み出していくことができればもっと違った点差(同点)でハーフタイムを迎えることができ、後半はもっと自信を持って臨めたでしょう。

■2トライを決める活躍を見せたWTBジェシー・クリエル

ジェシー・クリエル選手ディシプリン(規律)については試合前からみんなと話していたのですが、相手はセットピースが強く、度々ペナルティを犯してしまい、特に試合の中盤にかけてそれが痛手になっていったと考えています。選手自身が責任を感じてしっかりやり通す必要があるでしょう。こうした苦しい状況から立て直す方法は、試合の状況をうまくコントロールしていくことに尽きます。一人の選手が勢いを出すのでではなく、やはりチームとして全員がつながって同じ方向を見ながらプレーするという、ゲームに対する経験や知識がこれから必要になってくるのではないかと思います。