MATCH試合

2022.03.05 sat 第8節

3/5(土)
東芝ブレイブルーパス東京
東芝ブレイブルーパス東京
21
FULL
TIME
18
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
BL東京
第8節 秩父宮ラグビー場
第8節 秩父宮
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2022.03.05 (土) 17:00
試合会場秩父宮ラグビー場
所在地東京都

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
東芝ブレイブルーパス東京
BL東京
18 15 前半 7 21
3 後半 14
前半 後半
2 0
1 0
0 0
1 1
0 0
2 T 3
1 G 3
0 PT 0
2 PG 0
0 DG 0
前半 後半
1 2
1 2
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 三上正貴
庭井祐輔 2 HO 2 森太志
津嘉山廉人 3 PR 3 小鍜治悠太
サウマキアマナキ 4 LO 4 ワーナー・ディアンズ
コリー・ヒル 5 LO 5 ヒュー・パイル
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 リーチマイケル
嶋田直人 7 FL 7 マット・トッド
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 徳永祥尭
山菅一史 9 SH 9 小川高廣
田村優 10 SO 10 中尾隼太
ヴィリアメ・タカヤワ 11 WTB 11 松延泰樹
梶村祐介 12 CTB 12 ティム・ベイトマン
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 セタ・タマニバル
松井千士 14 WTB 14 ジョネ・ナイカブラ
エスピー・マレー 15 FB 15 松永拓朗
髙島忍 16 R 16 橋本大吾
五十嵐優 17 R 17 藤野佑磨
松岡将大 18 R 18 知念雄
アニセサムエラ 19 R 19 伊藤鐘平
リアキ・モリ 20 R 20 山本浩輝
天野寿紀 21 R 21 ジャック・ストラトン
小倉順平 22 R 22 ニコラス・マクカラン
南橋直哉 23 R 23 桑山聖生

イーグルス、東芝ブレイブルーパス東京から2トライも終盤逆転され18-21で3敗目…BP獲得で5位を維持

ジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1は早くも全16節のリーグ戦の折り返しに当たる第8節を迎えた。第7節終了時点で5勝2敗、勝ち点22で5位につけていた横浜キヤノンイーグルスは、3月5日(土)、日本代表前主将のFLリーチ マイケルらを擁する東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)との一戦に臨んだ。

今節でカンファレンス間の交流戦も3戦目となり、前節まで2連勝とチームとしての仕上がりに一層磨きがかかってきたイーグルスとしては、勝ってさらに順位の上昇を目指したい一戦となった。会場の秩父宮ラグビー場(東京)には3,078人のファンが集まり、17時キックオフのナイトゲームを楽しんだ。

■前半

先制PGとトライで10-0と幸先のいいスタート

前半、最初に主導権を握ったのはイーグルスだった。まず3分、SO田村優キャプテンがPGを決めて3-0と先制。さらに9分、敵陣22mラインでの相手ペナルティからSH山菅一史がすぐに仕掛けると、ゴール前のラックからSH山菅、No.8アマナキ・レレイ・マフィ、SO田村が外方向へ細かいパスをつなぎ、最後は右大外でパスを受けたFBエスピー・マレーがトライ。SO田村のゴールも成功し、10-0とイーグルスがリードを広げる。

WTBタカヤワのトライでさらに点差が拡大

前半31分にはSO田村がPGを外したものの、直後の32分、敵陣でのアタックでWTBヴィリアメ・タカヤワが左大外でゲインし相手の裏にキックを放つ。そのボールにFLコーバス・ファンダイクが追いつくと、そのオフロードパスを受けたWTBタカヤワがトライ。15-0とさらにリードを広げる。

42分の前半ラストプレーでBL東京に1トライを決められたものの、イーグルスが15-7と8点リードして前半終了を迎えた。

■後半

開始早々PG成功でさらに点差を拡げるも連続トライで逆転される

後半3分、イーグルスはSO田村のPGで18-7とリードを11点に広げる。さらに得点を重ねたい中、10分のPGは不成功となり、その後もペナルティなどでチャンスを逸し得点を上乗せできない。すると後半17分、BL東京に2本目のトライを許し18-14と4点差に迫られる。34分にはCTBジェシー・クリエルが危険なタックルでシンビン(10分間の一時的退出)となり数的不利に陥ると、直後の35分にもトライを奪われ18-21と逆転される。

最後にモールで逆転を狙うも叶わず3点差で敗れる

それでも最後まで勝利を目指したイーグルスは後半38分、PGが狙える位置でペナルティを得ると、同点となるPGを狙わずタッチを選択。すなわちトライによる勝利を目指す。途中出場のSO小倉順平が敵陣22mラインを越える位置へボールを蹴り出し、マイボールラインアウトからモールで選手一丸となって前進を試みる。しかしアンプレアブルの判定となり、最後のチャンスを活かし切れず最終スコアは18-21。イーグルスは逆転負けで今季3敗目を喫した。

それでも7点差以内の敗戦によるボーナスポイント1を獲得し、総勝ち点23として5位をキープしたイーグルス。第9節は交流戦初のホストゲームで、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪を秩父宮ラグビー場に迎える。次節は無念の敗戦を払拭する快勝を期待したい。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

結果は残念ですし改善しなければいけないところもあるのですが、相手を圧倒している部分の方が多く、自分たちがゲームを支配できた時間の方が長かったので、下を向く必要はないと思っています。スクラム、モールでも自分たちのやってきたことはできていました。前半あと2トライぐらい獲れていればもっと楽な試合運びができたと思いますが、そういうことも含めてみんなで経験しながら今後も成長できればと考えています。相手にチャンスを与え過ぎ、息を吹き返す機会を何回も与えてしまったので、相手にとどめを刺す強さ、マインドをみんなが持っていないといけないと思います。

■田村優キャプテン

勝てる試合を落としてしまいショックです。僕自身も決めるべきゴールを決められませんでした。圧勝できる感覚があったのですが、僕たちだけでなく相手チーム、レフリーもいる中で行われるラグビーの難しさを感じる試合でした。前半から相手を圧倒するだけの力が自分たちにはあると感じていました。それでもちょっとした隙があり、圧倒しきれなかったのだと思います。切り替えるしかないですし、悲観する必要はありません。(後半最後に同点のチャンスがあったことは)引き分けより勝った方がいいので、僕がピッチにいたとしても同じ(トライで逆転を狙う)判断をしたと思います。

■スクラムをはじめ高いパフォーマンスで貢献し続けているPR岡部崇人

岡部崇人選手前半立て続けに得点できたので、勝てる試合を落としたという印象の試合でした。自分たちのペナルティも多く、決め切るところで決め切れない詰めの甘さもあっての負けだと思います。スクラムの感触はよく、相手のペナルティも誘えたのですが、ラインアウトモールで自滅するなどして点数につながらなかった点は改善すべきポイントです。今季は何をするにも100%で取り組んでおり、それが自分自身の成長につながっていると感じています。一番大事なのは準備であり、試合はもちろん練習での過ごし方や姿勢がメンバーに選んでもらっている要因の一つだと思っています。