MATCH試合

2021.12.03 fri 練習試合4

2021.12.03
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
67
FULL
TIME
12
NECグリーンロケッツ東葛
NECグリーンロケッツ東葛
横浜E
練習試合4 キヤノンスポーツパーク
練習試合4 CSP
GR東葛

試合概要

キックオフ日時2021.12.03 (金) 12:00
試合会場キヤノンスポーツパーク
所在地東京都

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
NECグリーンロケッツ東葛
GR東葛
67 52 前半 0 12
15 後半 12
前半 後半
8 3
6 0
0 0
0 0
0 0
11 T 2
6 G 1
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
0 2
0 1
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
五十嵐優 1 PR 1
髙島忍 2 HO 2
津嘉山廉人 3 PR 3
サウマキ 4 LO 4
コリー・ヒル 5 LO 5
コーバス・ファンダイク 6 FL 6
嶋田直人 7 FL 7
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8
天野寿紀 9 SH 9
永富健太郎 10 SO 10
エス・ピーマレー 11 WTB 11
梶村祐介 12 CTB 12
南橋直哉 13 CTB 13
松井千士 14 WTB 14
小倉順平 15 FB 15
岡部崇人 16 R 16
朴成浩 17 R 17
東恩納寛太 18 R 18
ソセフォ・ファカタヴァ 19 R 19
アニセサムエラ 20 R 20
田中真一 21 R 21
杉永亮太 22 R 22
安井龍太 23 R 23
山菅一史 24 R 24
田畑凌 25 R 25
竹澤正祥 26 R 26
ハヴィリ・リッチー 27 R 27
マイケル・ボンド 28 R 28
ヴィリアメ・タカヤワ 29 R 29
高木一成 30 R 30
安昌豪 31 R 31
松岡将大 32 R 32
占部航典 33 R 33
吉田大亮 34 R 34
山本雄貴 35 R 35

イーグルス、11トライの猛攻!リーグワン開幕戦の前哨戦でGR東葛を67-12と圧倒

いよいよ2022年1月に産声を上げるジャパンラグビー リーグワン(以下、リーグワン)。横浜キヤノンイーグルスの開幕戦(1月8日)まで残りひと月ほどとなった12月3日(金)、その開幕戦の相手であるNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)とのプレシーズンマッチがキヤノンスポーツパークで行われた。リーグワン初戦での記念すべき初白星を目指す上でも、大きな意味を持つ前哨戦となった。

■前半

両WTBのトライなどで幸先のいいスタートに

序盤からイーグルスが完全に主導権を握った。前半5分、SO永富健太郎が相手ディフェンスの裏へグラウンダーのキックを転がし、これに反応しボールに追いついた左WTBエスピー・マレーが先制トライ(5-0)。

さらに15分、右WTB松井千士が自慢の俊足を生かしイーグルス移籍後初トライを決めると(12-0。永富のゴール成功)、直後の18分にはNo.8アマナキ・レレイ・マフィが突破し大きくゲインし、そのパスを受けたLOサウマキ アマナキが走り切ってトライ。17-0とリードを広げる。

WTB松井千士のハットトリックなどで前半から大量リード

イーグルスの勢いは止まらない。前半20分、ラックでのターンオーバーを起点に攻めたイーグルスはCTB南橋直哉がトライ(24-0)。

25分には敵陣深い位置でフェーズを重ね、最後はWTB松井がこの日2本目のトライを決める(31-0)。

さらに35分、イーグルスはマイボールラインアウトを起点にNo.8マフィのゲインでチャンスを作ると、トップスピードで走り込んできたFB小倉順平の手に渡りトライ(38-0)。

前半残りわずかとなった時間帯に、38分にはCTB梶村祐介がトライ(45-0)、さらに40分にはWTB松井がハットトリックとなる3本目のトライを決めて、前半だけで計8トライ。52-0で前半を折り返した。

■後半

初失点もFL杉永亮太のトライで再び52点差に

イーグルスのキックオフで始まった後半もアタックを継続したいところだったが、開始早々5分にGR東葛に初トライを許し、52-5とされる。しかしイーグルスはモメンタムを失わず、12分には敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトから、ウェールズ代表歴を持つ期待の新加入選手のLOコリー・ヒルが抜け出すと、昨季公式戦全試合先発出場したFL杉永亮太がラストパスを受けてトライ。57-5と再び52点差に戻す。

終盤もトライを重ねて大差で勝利

一気に選手交代を進めたイーグルスは後半20分、途中出場のPR岡部崇人がラインブレイクし敵陣でチャンスを作ると、同じく途中出場のWTB竹澤正祥がトライ。62-5とリードを広げると、32分には敵陣5mラインからのラインアウトモールで押し込んだHO朴成浩がトライ(67-5)。34分にはGR東葛に1トライを返されたものの、11本ものトライを重ねたイーグルスが67-12で圧勝し、今季の練習試合で全勝を守った。

試合後はチームソングで勝利を祝い、この日が誕生日だったSH山菅一史の誕生日を円陣で祝ったイーグルス。12月11日(土)は東芝ブレイブルーパス東京と対戦し、開幕に向けてさらにパフォーマンスを高めていく。

選手インタビュー

■先発HOとしてセットピースで中心的役割を果たした髙島忍

髙島忍選手序盤から相手を圧倒することができました。相手を上回った部分が多く、それが勝利につながったと思います。スクラムについては相手にペナルティを取られた場面もありましたので修正は必要ですが、最初から圧力をかけることができたのはよかったと思います。ラインアウトはとにかく獲得するということを毎回意識していました。セットピースで負けてしまうと相手の流れになってしまうので、チームとしてそこで絶対に負けないよう取り組んでいます。日本代表の遠征から帰ってきた庭井(祐輔)さんを上回るよう意識して、今後もやっていきたいと思います。

■「つなぎ役」としての役割を全うしたCTB梶村祐介

梶村祐介選手相手は関係なく、自分たちのスタンダードを前半から示そう、という話をしていました。自分たちの目指すクオリティーで試合を進めることができたのではないかと思っています。個人的にはボールのもらい方など改善すべきポイントはありますが、内側と外側のつなぎ目になるという自分の役割はある程度果たせたと思っています。ただ、今後レベルの高い試合になってきたときに、その中で自分のプレーができるかが課題となりますので、引き続き自分にプレッシャーをかけながら練習していきたいと思っています。12月のプレシーズンマッチで、より自分の状態を本番に近づけていきたいと思っています。

■15人制復帰戦でハットトリックを決めたWTB松井千士

松井千士選手約3年ぶりの15人制の試合でのハットトリックとなりました。出場時間は50分ぐらいでしたが、その中でいい働きができました。サポートの入り方がよかったからこそトライが獲れたのだと思いますので、その点は自分としても評価しています。ランニングスピードについては(今夏の)東京五輪の段階から自信を持ってやっていましたので、15人制でもそこは生きると思っていました。これからも自分の調子を上げていきたいと思います。今日は右WTBでしたが、左も右も両方できますので、できれば日本代表を目指すうえでもどちら側のWTBも経験していきたいです。

■BKをまとめつつ自らトライも決めたFB小倉順平

小倉順平選手チームとしては自分たちでボールを持つこと、自分たちがやってきたことをしっかりやることを意識して試合に臨みました。キックオフレシーブはもう少しうまくできたのでは、などといった改善すべき点はまだまだありますが、チームとしてやろうとしてきたことができたことは評価できますし、これからも前向きにやっていきたいと思います。個人的には、アタックのリンケージの面ではしっかりできたと実感しています。ただ、ディフェンスについてはキック処理などもっと精度を上げるべきことがあると感じたので、引き続き取り組んでいきたいと考えています。