MATCH試合
2021.12.18 sat 練習試合6
イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2021.12.18 (土) 13:00 |
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試合会場 | 相模原ギオンスタジアム |
所在地 | 神奈川県 |
試合記録
横浜E |
相模原DB |
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19 | 19 | 前半 | 5 | 19 |
0 | 後半 | 14 |
前半 | 後半 |
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3 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 3 |
2 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
0 | 2 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 川俣 直樹 |
髙島忍 | 2 | HO | 2 | 安江 祥光 |
松岡将大 | 3 | PR | 3 | 石井 智亮 |
コリー・ヒル | 4 | LO | 4 | リンディー 真 ダニエル |
アニセサムエラ | 5 | LO | 5 | 照井 貴大 |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | Sam Chongkit |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 小林 訓也 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | Dylan Nel |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 岩村 昂太 |
永富健太郎 | 10 | SO | 10 | Colin Slade |
エスピー・マレー | 11 | WTB | 11 | タウモハパイ ホネティ |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | 奈良 望 |
南橋直哉 | 13 | CTB | 13 | Matt Vaega |
松井千士 | 14 | WTB | 14 | Ben Paltridge |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 石田 一貴 |
五十嵐優 | 16 | R | 16 | 宮里 侑樹 |
庭井祐輔 | 17 | R | 17 | 小木曽 晃大 |
津嘉山廉人 | 18 | R | 18 | 森本 潤 |
サウマキアマナキ | 19 | R | 19 | Epineri Uluiviti |
田中真一 | 20 | R | 20 | 鶴谷 昌隆 |
占部航典 | 21 | R | 21 | 武者 大輔 |
杉永亮太 | 22 | R | 22 | 榎本 光祐 |
安井龍太 | 23 | R | 23 | イーリー ニコラス |
山菅一史 | 24 | R | 24 | 竹田 祐将 |
田村優 | 25 | R | 25 | 川上 剛右 |
山田聖也 | 26 | R | 26 | アライアサ 空ローランド |
田畑凌 | 27 | R | 27 | |
山本雄貴 | 28 | R | 28 | |
ヴィリアメ・タカヤワ | 29 | R | 29 | |
高木一成 | 30 | R | 30 | |
三好優作 | 31 | R | 31 | |
朴成浩 | 32 | R | 32 | |
安昌豪 | 33 | R | 33 | |
東恩納寛太 | 34 | R | 34 | |
ソセフォ・ファカタヴァ | 35 | R | 35 | |
久保克斗 | 36 | R | 36 | |
吉田大亮 | 37 | R | 37 | |
松山光秀 | 38 | R | 38 | |
薬師寺晃 | 39 | R | 39 | |
猿田湧 | 40 | R | 40 |
イーグルス、前半3トライを決めるも相模原Dに終盤追いつかれ19-19のドロー
NTT ジャパンラグビー リーグワンの開幕が3週間後に迫った12月18日(土)、横浜キヤノンイーグルスは三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原D)と対戦した。 プレシーズンマッチ全勝をキープしているイーグルスとしては今週も快勝し、開幕に向けてさらに自信を深めたい、そんな位置づけの一戦となった。
会場の相模原ギオンスタジアムには2,598人ものファンが集まり、ともに神奈川県内をホストエリアとする「神奈川ダービー」は公式戦さながらのムードの中で行われた。
■前半
前半10分までにフロントローが2トライを決めてリード
相模原Dのキックオフで始まった前半、いきなりイーグルスが猛攻を見せる。 3分、マイボールラインアウトからアタックを仕掛け、No.8アマナキ・レレイ・マフィからパスを受けたPR松岡将大がインゴールまで力強く走り切りトライ。 SO永富健太郎のゴール成功で、イーグルスが7-0と先制に成功する。
前半6分にはマイボールスクラムで相手のペナルティを誘い、FW戦で優位に立っていることを証明したイーグルスは、前半10分、敵陣5mライン上のラインアウトからモールで前進すると、最後尾に付いてボールを持っていたHO髙島忍がインゴールにグラウンディングし、トライ。 14-0とさらにリードを広げる。
FL嶋田直人のトライで19点差に!その後1トライを返され後半へ
すっかりゲームを支配したイーグルスは、前半20分、相手のペナルティからまたも敵陣5mラインでマイボールラインアウト。 そこからモールを形成すると、FL嶋田直人がトライを決めて19-0。SO永富のゴールは不成功に終わったものの、順調にスコアを重ねていく。
前半28分には相手に初トライを許すが、スコアは19-5。14点リードで前半終了を迎える。ラインアウトモールから2トライを決めるなど、FWが優勢なイーグルスの勢いはこのまま続いていくかと思われた。
■後半
再三アタックを仕掛けながら得点につながらない我慢の時間帯が続く
前半最終盤にHO庭井祐輔バイスキャプテン、そして後半開始時にはSO田村優キャプテンがそれぞれ途中出場。 日本代表組の2人のリーダーが今季初めてイーグルスの試合のピッチに立ったことでチームとしてさらに勢いづくと思われたが、後半から状況が一変する。
SO田村を中心にアタックを仕掛けたイーグルスだが、敵陣へ攻め入っては得点に結び付けられずに終わる、我慢の展開を繰り返す。 すると後半12分、イーグルスのペナルティをきっかけにチャンスを得た相模原Dに2トライ目を決められ、19-12と7点差に詰め寄られる。
同点に追いつかれた後に逆転負けのピンチを迎えるもドローで試合終了
イーグルスが思うようにアタックを継続できない時間帯が続く中、後半24分、またも相模原Dにトライ目を許し、スコアはついに19-19の同点。 その後もイーグルスは敵陣深くまで入り込みながらそのチャンスを活かせず、逆にペナルティで相手に2度PGの機会を与えてしまう。結局PGはいずれも不成功に終わり、19-19とドローのまま試合終了となった。
今季無敗こそ守ったものの、プレシーズン初黒星の危機に瀕したイーグルス。 この一戦で浮き彫りとなった課題を修正し、プレシーズンマッチ最終戦となる12月24日(金)のリコーブラックラムズ東京戦に臨む。次こそは勝って2021年を締めくくり、気持ちよくリーグワン開幕を迎えたいところだ。
監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
プレータイムなどを考えつつ選手の能力を見る、いい機会になりました。勝敗よりも選手が日頃やってきたことをどれだけできるかが重要だと考えていました。今日はほとんどの選手にプレーさせることができたので、開幕に向けて非常にいい機会になったと思います。開幕前としての手応えは悪くないと思いますが、今日の試合でよかったのは前半の入り(序盤の時間帯)ぐらいでしたので、フラストレーションのたまる試合ではありましたが、そのような状況下でもコントロールしながら試合運びをしていかないといけないとあらためて学ぶことができました。(得点源となった)モールについては、いいモールを組む時とそうでない時の差が激しいので、まだまだこれから修正できると思います。
■先制トライを決めたほかスクラムでも貢献したPR松岡将大
前半の入りはすごくいい形で3トライを獲ったのですが、そこからはいい波に乗れませんでした。その原因はセットピースが安定していなかったことだと思います。しっかり練習を重ねて、公式戦では今日の試合みたいにならないようセットピースが安定したFWを作り上げていきたいです。スクラムについては、自分たちがいつも練習しているような組み方で組めれば押せる場面もあったのですが、相手の思うように組まれた時にこちらがいいスクラムを組めなかったケースもありました。常に我々が組みたいスクラムを組むこと、仕掛けてくる相手に対してどう応じるかといったことを、試合中にしっかり選手間で話し合って対応していく必要があると考えています。
■チームを牽引し1トライを決めるなど活躍したFL嶋田直人
イーグルスのいい部分が出るとともに、悪い部分も出た試合となりました。試合後のミーティングでは「普段からやっていることをどれだけ試合で(発揮できるよう)チャレンジできるか」というテーマに対し、相手のプレッシャーに負けてそのチャレンジができなかった、シンプルにプレーできなかったといった反省があり、すごく学びのあった試合でした。次の練習試合と開幕戦に向けてしっかり修正していきます。ラインアウトモールに関しては、今季はモールでスコアできるように普段から激しく練習しており、前半モールから2トライ獲れました。疲れてきた時や、相手のプレッシャーが強くなってきた時にも自分たちが普段やっていることをできるように、さらに磨きをかけていくことが大事だと考えています。
■最後方からチームをまとめ上げたFB小倉順平
前半の入りはかなりいい形でした。これまでの練習試合も含めてかなりいい入り方だったと言えます。しかし相模原Dがしっかり立て直してきたことで、徐々に思うようにできなくなっていきました。イーグルスとしてはそういう時に相手を見て、自分たちがやってきたことをどのようにして試合で発揮していくかが試されます。前半の後半以降はまったくスコアできていないのが現実なので、その点を見つめ直していいシーズンに入れるように残り1試合となった練習試合にしっかりと臨みます。リーグワン元年となる今季は、ディビジョン1の12チームの中でとにかく上位に行くこと、具体的には昨季(8強)以上となるベスト4以上に入るよう練習しており、その目標はこれまでと変わっていません。