MATCH試合

2022.12.18 sun 第1節

12.18 SUN
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
39
FULL
TIME
30
コベルコ神戸スティーラーズ
コベルコ神戸スティーラーズ
横浜E
第1節 ニッパツ三ツ沢球技場
第1節 ニッパツ
神戸S

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2022.12.18 (日) 14:30
試合会場ニッパツ三ツ沢球技場
所在地神奈川県
天候晴/弱風
ピッチ状態良い
入場者数8,710人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
コベルコ神戸スティーラーズ
神戸S
39 15 前半 13 30
24 後半 17
前半 後半
2 3
1 3
0 0
1 1
0 0
5 T 3
4 G 3
0 PT 0
2 PG 3
0 DG 0
前半 後半
1 2
1 2
0 0
2 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 高尾 時流
川村慎 2 HO 2 松岡 賢太
杉本達郎 3 PR 3 山下 裕史
コリー・ヒル 4 LO 4 今村 陽良
マックス・ダグラス 5 LO 5 JD ・シカリング
リアキマタギ・モリ 6 FL 6 橋本 皓
嶋田直人 7 FL 7 マルセル ・クッツェー
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 アタアタ ・モエアキオラ
山菅一史 9 SH 9 中嶋 大希
田村優 10 SO 10 李 承信
ヴィリアメ・タカヤワ 11 WTB 11 松永 貫汰
梶村祐介 12 CTB 12 ナニ ・ラウマペ
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 マイケル ・リトル
イノケ・ブルア 14 WTB 14 井関 信介
エスピー・マレー 15 FB 15 山中 亮平
朴成浩 16 R 16 王 鏡聞
安昌豪 17 R 17 中島 イシレリ
津嘉山廉人 18 R 18 前田 翔
コーバス・ファンダイク 19 R 19 張 碩煥
シオネ・ハラシリ 20 R 20 小瀧 尚弘
ファフ・デクラーク 21 R 21 小畑 健太郎
南橋直哉 22 R 22 ラファエレ ティモシー
小倉順平 23 R 23 林 真太郎

イーグルス、LOヒルの2トライなどで神戸Sに39-30で勝利し4強入りに向けて白星発進! SHデクラークがイーグルスデビュー

待ちに待ったジャパンラグビー リーグワンの2シーズン目がついに開幕した。昨季は上位4位入りを惜しくも逃した横浜キヤノンイーグルスにとっては「掴み取れ!」の旗印のもと再びその4強の高み、すなわちチーム史上初のプレーオフ進出を目指すシーズンとなる。

その第一歩となる12月18日(日)の第1節は、昨季1勝1敗と競り合ったコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)をニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)に迎えた。CTB梶村祐介を新キャプテンに据えて新たなシーズンに臨むイーグルスは、来場した8,710人のファンの前で2シーズン連続となる白星発進を目指した。

■前半

SO田村優が今季チーム初トライ!FBマレーも続けてトライ

キックオフ間もない前半6分、神戸SのPGで0-3と先制を許したイーグルスだったが、すぐさま反撃に出る。直後の8分、昨季までキャプテンを務めたSO田村優が相手ディフェンスをかわして今季公式戦のチーム初トライを決める。5-3と逆転すると、続く14分には敵陣ゴール前のラックから仕掛け、CTBジェシー・クリエルのバックフリップパスを外側で受け取ったFBエスピー・マレーがトライ。SO田村のゴールも成功し、イーグルスが12-3とリードを広げる。

相手の反撃を受けわずか2点リードで試合を折り返す

20分には神戸Sのトライで12-10と2点差に迫られるが、36分にはイーグルスSO田村のPGで15-10と5点差に。しかし41分に神戸のPGで15-13とされたところで前半終了。 2点差で試合を折り返す。

■後半

LOヒルのトライでリードを広げる!SHデクラークが途中出場

わずか2点のリードで後半のキックオフを迎えることとなったイーグルスは、開始間もない5分に敵陣深い位置でのラックからパスを受けて勢いよくインゴールに飛び込んだLOコリー・ヒルがトライ。22-13とリードを9点に広げる。

14分には注目の新加入選手、南アフリカ代表SHファフ・デクラークが途中出場。記念すべきイーグルスデビューの瞬間にスタンドは大いに沸き上がり、期待通り攻守に渡り高いパフォーマンスを見せる。

LOヒルが2トライ目! 反撃に耐えNO8マフィもトライし開幕戦勝利

17分には神戸Sのトライで22-20と再び2点差に迫られる。26分にはイーグルスのLOヒルが再びトライを決めて29-20としたものの、30分の神戸のトライで29-27とまたも2点差に。

しかし、最後に勝利を決定づけたのはイーグルスだった。後半34分、敵陣5メートルライン上でのマイボールラインアウトからモールで押し込むと、NO8アマナキ・レレイ・マフィがインゴールに飛び込んでトライ。36-27と点差を9点に広げる。

その後は互いにPGを決めて39-30となり、イーグルスが開幕戦勝利を飾った。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには殊勲の2トライを決めたLOヒルが選ばれた。

昨季に続き白星発進に成功したイーグルス。12月25日(日)の第2節はセカンダリーホストエリアである大分市の昭和電工ドーム大分へと舞台を移し、昨季3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。1勝1敗と昨季は星を分け合ったライバルに大分の地で勝って、開幕2連勝を決めて勢いをつけたいところだ。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

力のあるスティーラーズとの開幕戦ということで、全員がわくわくして過ごした1週間でした。その相手に結果として勝つことができましたが、開幕戦はうまくいかないことも多く難しいものです。その中でも勝てたのでいいスタートになったと思います。規律を守れず、自分たちから相手にチャンスを与えてしまっていたのですごく苦しい展開になり、アタックする機会も時間も短かったので、思ったようなゲーム展開にはなりませんでした。それでもパス、ラン、キックでスペースにしっかり攻めるラグビーができてきているとは感じています。

■CTB梶村祐介新キャプテン

自分たちがトップ4に入るためにはこういった試合で勝っていかないといけませんので、今日勝つことができて本当によかったです。ただ、課題が多く残った試合でもあり、次の試合につながるゲームになったと思います。自分たちのクオリティのラグビーができたかと言われると、なかなかできない時間帯が多かったです。それでも、限られた時間の中でスコアにつなげられるシチュエーションを多く作れたので、そういった時間をもっと長くしながら自分たちからチャンスを手放さないようにしっかりとした準備をしていきたいと思います。

■試合終了間際まで出場しセットプレーで貢献したPR岡部崇人

後半のしんどい時間帯でも動き回ることが自分の強みで、今日はもうちょっとプレーできたかなという感触もありました。ただ、本来は自分が顔を出さないといけない場面も何回かありましたし、もっと効率的に動けたらよかったと思っていますので、もう少し頑張れたという反省は残っています。スクラムは2番(HO川村慎)、3番(PR杉本達郎)に新しい選手が入りましたので、今まで以上にコミュニケーションを取りながら息を合わせて組みました。他のメンバーも含めパックとしてよくなってきたと感じています。

■記念すべきイーグルスデビューを飾ったSHファフ・デクラーク

お客さんの歓声や横断幕から「歓迎されている」と感じました。うれしかったです。今日の結果には満足しています。勝利はどんな形であってもうれしいです。リザーブから出場する以上チームをコントロールしなければいけないと考えていました。SO田村と2人でチームを引っ張ることができたと思います。後半の終盤にチームでトライが獲れたこともすごくうれしかったのですが、その一方で自分にもチームにも課題が何点か出ましたので、来週はその修正に取りかかります。リーグワンは思っていた以上にフィジカルで、クオリティの高いラグビーが展開されていると感じます。

■今季チーム初トライを含む19得点を挙げて勝利に貢献したSO田村優

プレシーズンをチームで長く過ごせたのは初めてだったので、いい形で開幕を迎えられました。個人的なパフォーマンスとしてはまずまずです。(チームとしては)練習ではできていても試合ではできないことが多かったので、それをしっかりできるようにしたいですね。開幕戦は得てしてこのような試合展開から負けてしまいがちです。なので、負けないようなラグビーを心掛けていました。(途中出場したSHデクラークについては)僕も彼も互いのスタイルを知っていますし、賢い選手ですので、試合の流れを見ながらともにプレーしました。