MATCH試合
2023.03.12 sun 第11節
TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2023.03.12 (日) 14:30 |
---|---|
試合会場 | 相模原ギオンスタジアム |
所在地 | 神奈川県 |
天候 | 晴れ/強風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 7,089人 |
試合記録
横浜E |
相模原DB |
|||
---|---|---|---|---|
41 | 5 | 前半 | 21 | 21 |
36 | 後半 | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 5 |
0 | 4 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
6 | T | 3 |
4 | G | 3 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 0 |
3 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 細田隼都 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 宮里侑樹 |
杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 石井智亮 |
コリー・ヒル | 4 | LO | 4 | リンディ真ダニエル |
リアキマタギ・モリ | 5 | LO | 5 | ウォルト・スティーンカンプ |
シオエリ・ヴァカラヒ | 6 | FL | 6 | 佐藤弘樹 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 坂本侑翼 |
シオネ・ハラシリ | 8 | NO.8 | 8 | サム・チョンキット |
ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | 岩村昂太 |
田村優 | 10 | SO | 10 | マット・トゥームア |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | タウモハパイホネティ |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | カーティス・ロナ |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | マット・ヴァエガ |
イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | 奈良望 |
エスピー・マレー | 15 | FB | 15 | 韓尊文 |
川村慎 | 16 | R | 16 | 安江祥光 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 坂本駿介 |
津嘉山廉人 | 18 | R | 18 | 蜂谷元紹 |
安井龍太 | 19 | R | 19 | 中川真生哉 |
コーバス・ファンダイク | 20 | R | 20 | エピネリ・ウルイヴァイティ |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 柴田凌光 |
南橋直哉 | 22 | R | 22 | ヘンリーブラッキン |
小倉順平 | 23 | R | 23 | 石田一貴 |
イーグルス、相模原DBにリードされるも後半逆転し41-21で「神奈川ダービー」を制す!今季最高の3位に浮上
春らしい陽気に恵まれた一方で寒暖差も感じられる一日となった3月12日(日)、リーグワンは別カンファレンス同士のチームによる交流戦の最終節となる第11節を迎えた。プレーオフトーナメント進出圏内の4位をキープしている横浜キヤノンイーグルスは、前節時点で6位と奮闘を続ける三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦した。
ともに神奈川県内にホストエリアがあることから「神奈川ダービー」と銘打たれた注目の一戦の会場、相模原ギオンスタジアムには7089人ものファンが訪れ、今シーズン新たに生まれたダービーマッチの行方を見守った。
■前半
不利な風下で相手に先制トライを許もWTB竹澤正祥のトライで反撃
強い風が吹くなかでのキックオフとなった前半、風下のイーグルスは序盤からその影響をもろに受け理想的なアタックを仕掛けられず、逆に7分には相手に先制トライを許してしまう(0-7)。
しかし12分、イーグルスはすぐさま反撃。敵陣でのマイボールラインアウトを起点に攻めると、SHファフ・デクラークのロングパスを左タッチライン際でキャッチしたWTB竹澤正祥が3試合連続となるトライを決める。SO田村優のコンバージョンキックは外れたものの5-7と2点差に迫る。
相手に2トライを許し16点差とされて前半終了
イーグルスはその勢いで逆転を目指すが、風下では自ずと不利な状況となる強風にその後も苦しみ、22分、29分と相手に連続トライを許し、5-21と16点ビハインドで前半終了を迎える。
■後半
NO.8ハラシリ&LOモリのトライなどで逆転
後半は風上に立ったことで試合を優位に進めていきたいイーグルスは、まず4分にSO田村のPG成功で8-21と点差を詰めると、8分には敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトから得意のモールで前進。そしてボールを手にしたNO.8シオネ・ハラシリがモールから飛び出しインゴールへダイブしてトライ。15-21と6点差に迫る。
さらに16分、再び敵陣ゴール前でのラインアウトというチャンスを得たイーグルスは、相手にスティールされたもののインゴールに転々としたボールをLOリアキマタギ・モリが押さえてトライ。SO田村のゴール成功でイーグルスは22-21と逆転に成功する。
終了間際のSO小倉順平のトライで3トライ差としボーナスポイントを獲得して勝利
25分にはCTB梶村祐介キャプテンからパスを受けたFBエスピー・マレーがトライを決めて29-21とすると、37分にはFBマレーのラストパスからWTBイノケ・ブルアがトライ。34-21とさらにリードを広げる。
試合終了間際の40分には途中出場のSO小倉順平が難しい体勢からトライ。これで相手とのトライ差を3としてボーナスポイントを得たイーグルスが、41-21で逆転勝利を収めた。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには後半8分にトライを決めるなど活躍したNO.8シオネ・ハラシリが選ばれた。
勝ち点5を加えて総勝ち点を38とし、東京サンゴリアスと入れ替わり今季最高の3位へ浮上したイーグルス。3月18 日(土)の第12節は、第2節で引き分けた2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと江戸川陸上競技場で対戦する。チームの今後を左右するシーズン屈指の大一番に注目だ。
■監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
前半は風下で、思ったよりも風が強く、そのうえ選手たちがいつもとは違うプレーをしてしまいました。後半からはしっかりと試合をコントロールして自分たちのスタイルのラグビーに戻せましたので、その点ではチームとしての成長を感じましたが、今後は前半の混乱を前半のうちに直す修正力を見せていかないと、今後のトップ4のチームとの対戦ではそれが命取りになります。まずはその点でチームとして成長していかなければなりません。今日は本当にいい経験になりました。次(S東京ベイ戦)も大事なので、引き締めて戦っていかなければなりません。
■CTB梶村祐介キャプテン
前半の40分間の過ごし方やプレー選択などに今の自分たちの弱さが出てしまいましたが、後半巻き返してボーナスポイントを獲得できた点にチームの成長を感じています。勝ってしっかり反省して次に向かうという経験は今まであまりなかったので、そういう意味では自信がつく試合になりました。ただ、このレベルで満足していてはいけません。自分たちはもっと上を目指し、どのチームと戦ってもやっていけるパフォーマンスを見せ続ける必要があります。次はフィジカル面で勝たないといけない相手です。勝ち切れるようにチーム全員で準備します。
■苦しい展開のなかセットプレーからチームを立て直したHO庭井祐輔
前半は厳しい展開が続いたので「焦らないでいこう」と言い続けていたのですが、結果として少し焦りが出てしまいました。ただ、こうして勝ったうえで得た教訓はチームにとって大きな収穫です。リードされていた前半も、あの(12分のWTB竹澤の)トライによって「攻めたら獲れる」という感覚を掴むことができたので、ハーフタイムで自分たちのやるべきことを明確にしてシンプルに遂行できたのがよかったと思います。来週は今日のような試合展開では勝てないと思いますので、今日の後半のような形を最初から出していければと考えています。
■持ち前のタックルで相手の攻撃を80分間止め続けたFL嶋田直人
勝ててよかったです。ボーナスポイントも獲得できたので、今日の結果を喜びたいと思います。前半は風が強く(リードを許しても)仕方ない部分もあったのですが、相手がいいアタックをしてきたことに加えて(規律の面で)我慢しきれずペナルティを犯してしまうこともあったので、チームとしては「前半は我慢するしかない。次のキックオフでどうするか考えよう。ペナルティ少なくしよう」という話はしていました。それがいい結果につながったのだと思います。次節はFW戦になると思いますので、まずはセットプレーをしっかり修正します。
■後半38分まで出場し逆転勝利に貢献したSHファフ・デクラーク
前半は5-21とリードされて試合を折り返すことになりましたが、風下ではそのような展開になるだろうと覚悟していました。さほどの点差ではなかったので、その後も気持ちを乱すことなく自信を持ってプレーすることができました。たしかにフラストレーションはたまっていましたが、リードされた状況から挽回するために自分たちの底力を見せたいと全員が意気込んでいましたので、特に心配することなく後半の戦いに入ることができました。最初から最後まで80分間一貫したプレーができれば、我々はトップ4以上の結果を残せると思っています。