MATCH試合

2023.03.18 sat 第12節

3.18 SAT
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
15
FULL
TIME
5
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
S東京ベイ
第12節 江戸川区陸上競技場
第12節 江戸川
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2023.03.18 (土) 14:30
試合会場江戸川区陸上競技場
所在地東京都
天候雨/微風
ピッチ状態やや悪い
入場者数4,142人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
S東京ベイ
5 0 前半 5 15
5 後半 10
前半 後半
0 1
0 0
0 0
0 0
0 0
1 T 2
0 G 1
0 PT 0
0 PG 1
0 DG 0
前半 後半
1 1
0 1
0 0
0 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 海士広大
庭井祐輔 2 HO 2 マルコム・マークス
杉本達郎 3 PR 3 松波昭哉
コリー・ヒル 4 LO 4 ルアン・ボタ
リアキマタギ・モリ 5 LO 5 デーヴィッド・ブルブリング
ミッチェル・ブラウン 6 FL 6 青木祐樹
嶋田直人 7 FL 7 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
シオネ・ハラシリ 8 NO.8 8 ファウルア・マキシ
ファフ・デクラーク 9 SH 9 谷口和洋
田村優 10 SO 10 バーナード・フォーリー
竹澤正祥 11 WTB 11 木田晴斗
梶村祐介 12 CTB 12 立川理道
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 ハラトア・ヴァイレア
イノケ・ブルア 14 WTB 14 根塚洸雅
小倉順平 15 FB 15 ゲラード・ファンデンヒーファー
川村慎 16 R 16 スカルク・エラスマス
安昌豪 17 R 17 紙森陽太
津嘉山廉人 18 R 18 オペティ・ヘル
ソセフォ・ファカタヴァ 19 R 19 ヘルウヴェ
コーバス・ファンダイク 20 R 20 玉置将也
山菅一史 21 R 21 藤原忍
南橋直哉 22 R 22 テアウパシオネ
エスピー・マレー 23 R 23 金秀隆

イーグルス、敵地で2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに5-15で敗れ再び4位に

6節にわたる交流戦が前節をもって終了し、カンファレンスの後半戦がスタートしたジャパンラグビー リーグワン。プレーオフトーナメント進出の権利が得られる4強入りを目指す横浜キヤノンイーグルス(カンファレンスB)は、前節終了時点で7勝2敗2分け、勝ち点38で3位という好位置につけたが、今後も引き続き負けられない試合が続く。

3月18日(土)の第12節は、9勝1敗1分けで2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対戦となった。第2節はセカンダリーホストエリアの大分の地で27-27と引き分け、2戦目の今回はその決着をつけるべき大事な一戦だ。会場の江戸川区陸上競技場(東京都江戸川区)には雨にもかかわらず4,142人のファンが駆け付け、2位対3位の上位激突を見守った。

■前半

粘り強いディフェンスで相手を無得点に抑え続ける

今シーズン初めて青のセカンドジャージを身にまとって敵地のピッチに立ったイーグルスは、前半序盤から相手からのプレッシャーを受ける形となったが、自陣ゴール前での粘り強いディフェンスでたびたびそのアタックをしのぎ切り、高い得点力を誇る相手にスコアを許さない。

イーグルスも反撃に転じたものの雨の影響で思うようにボールを動かせず、持ち前のアタッキングラグビーを思うように展開できない。前半22分、24分、27分、30分と敵陣深い位置でチャンスを作ったもののいずれもミスやペナルティで好機を逸し、得点につなげることができない時間帯が続く。

前半最後に相手にトライを決められ後半は追う展開に

すると前半38分、自陣22mラインからの相手のラインアウトからモールを組まれると一気にインゴールまで前進され、そのままトライを許す。 トライ後のゴールも決められ0-5と先制されたところで前半終了を迎え、イーグルスは後半からの巻き返しを誓う。

■後半

シンビンなどの影響で失点を重ね15点ビハインドに

後半、反撃の糸口をつかみたいイーグルスだったが、6分、WTB竹澤正祥がハイボールキャッチした相手プレイヤーの足下に入り、これが危険なプレーとみなされシンビン(10分間の一時的退出)となる。

数的不利な状況に陥ったイーグルスは12分、自陣ゴール前でのマイボールラインアウトで相手にボールを奪われ2トライ目を決められると(0-12)、22分には相手にPGを追加されて0-15とさらにリードを広げられる。

最後にNO.8シオネ・ハラシリが1トライを返し意地を見せる

苦しい状況に追い込まれたイーグルスは、後半終盤に相手のペナルティからようやくチャンスを獲得する。37分、敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトから得意のモールで押し込み、NO.8シオネ・ハラシリがトライ。5-15と点差を10点に縮めたものの、反撃及ばずノーサイドの瞬間を迎える。

イーグルスは第6節の埼玉ワイルドナイツ戦以来となる黒星を喫した。総勝ち点は38のままで、順位は再び4位となった。

3月25日(土)の第13節は12位の花園近鉄ライナーズとレゾナックドーム大分(大分県大分市)で対戦する。今シーズン3度目にして最後となるセカンダリーホストエリアの大分県での一戦で、チームが再び勢いづくような快勝を目指す。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

こういう天候(雨)で、ボールを動かすのが難しい試合でした。また、前半も後半もミスがスコアに直結してしまう展開になってしまいました。遂行力という点において今日はクボタさんの方が上だったと思います。あのようなペナルティ(WTB竹澤正祥のシンビン)をしてしまうと相手に勢いを全部持っていかれますので注意が必要です。まだ下を向く必要はありません。また次に向けていい準備をしながら、ターゲットに対してハングリーに突き進んでいくしかないと考えています。次節はもちろん、残りの試合はすべて勝ち点5を獲りにいくつもりで臨みます。

■CTB梶村祐介キャプテン

前半は先制こそされましたが自分たちのプラン通りに行き、よく我慢できた40分間だったと思います。ただ、敵陣22mラインに入ってから自分たちのミスによりボールを失い、スコアするチャンスを逸したことが最終的なスコアの差になってしまいました。そのようなチャンスが訪れた時の集中力、遂行力をもっと上げていかなければなりません。後半はキッキングゲームで完全に後手に回ってしまいましたので、今日のような雨の中でのボールの運び方や試合の進め方など、この試合で学んだことを今後の試合に活かしていきたいと考えています。

■スクラムを筆頭にフィジカルの強い相手に対抗し続けたPR岡部崇人

スクラムに関しては練習でずっとやってきたとおり、相手に合わせるのではなく自分の形で組むことを意識しました。フロントローの3人の役割、バックファイブの役割を遂行した結果、いい形で組めたのではないかと思います。雨で滑るなどのアンラッキーなケースもありましたが、ひとつのミスで考え過ぎず「そういうこともある」という気持ちで引きずることなく組み続けました。一方、モールは長い距離を押されたことがあったので、FW全員として修正すべき部分はあると思います。来週もやることは変わりません。自分たちがやってきた形を大分で表現するだけだと考えています。

■キックオフからフルタイムまで80分間体を張り続けたLOリアキマタギ・モリ

フィジカルの強い相手だけに、激しいフィジカルバトルになると事前に予想していましたし、イーグルスとしてはそこで負けずに戦うというマインドセットで1週間準備してきました。私もしっかりと体を張って戦いました。結果は残念でしたがたまたまイーグルスの流れにならなかっただけで、体を張ることに関してはやり切った自分たちを誇らしく思っています。ラインアウトに関しても自信を持って臨みましたが、手応えは感じている一方でディテールの部分でうまくいかなかったところもありました。修正して、来週こそはトライを量産し勝ち点5を獲りたいです。

■司令塔として80分間フル出場したSO田村優選手

終始、相手からのプレッシャーを受けてしまいました。イーグルスとしてはボールを動かそうと試みたのですが、(相手からのプレッシャーにより)動かせる状況ではありませんでした。先に得点できなかったこと、その後追いかける展開の中で敵陣22mライン内に入った時にスコアできなかったことがとにかく痛かったです。(WTB竹澤正祥の)シンビンはもちろん試合展開に影響しましたが、あの状況では仕方がなかったと思います。修正して、また来週がんばります。