MATCH試合
2023.04.15 sat 第15節
 
                    	イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
| キックオフ日時 | 2023.04.15 (土) 14:00 | 
|---|---|
| 試合会場 | 日産スタジアム | 
| 所在地 | 神奈川県 | 
| 天候 | 雨/微風 | 
| ピッチ状態 | 良い | 
| 入場者数 | 15,034人 | 
試合記録
| 横浜E | 東京SG | |||
|---|---|---|---|---|
| 9 | 6 | 前半 | 3 | 11 | 
| 3 | 後半 | 8 | ||
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 2 | 1 | 
| 0 | 0 | 
| 計 | 計 | |
|---|---|---|
| 0 | T | 1 | 
| 0 | G | 0 | 
| 0 | PT | 0 | 
| 3 | PG | 2 | 
| 0 | DG | 0 | 
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 0 | 1 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 1 | 1 | 
| 0 | 0 | 
メンバー
| 選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 | 
|---|---|---|---|---|
| 岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 森川 由起乙 | 
| 庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 堀越 康介 | 
| 杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 垣永 真之介 | 
| コリー・ヒル | 4 | LO | 4 | ツイ ヘンドリック | 
| リアキマタギ・モリ | 5 | LO | 5 | ハリー ・ホッキングス | 
| コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | トム ・サンダース | 
| 嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 山本 凱 | 
| シオネ・ハラシリ | 8 | NO.8 | 8 | テビタ ・タタフ | 
| 山菅一史 | 9 | SH | 9 | 齋藤 直人 | 
| 田村優 | 10 | SO | 10 | 田村 煕 | 
| 松井千士 | 11 | WTB | 11 | テビタ ・リー | 
| 南橋直哉 | 12 | CTB | 12 | 中村 亮土 | 
| ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | 中野 将伍 | 
| イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | 尾崎 晟也 | 
| エスピー・マレー | 15 | FB | 15 | 松島 幸太朗 | 
| 川村慎 | 16 | R | 16 | 中村 駿太 | 
| 安昌豪 | 17 | R | 17 | 石原 慎太郎 | 
| 津嘉山廉人 | 18 | R | 18 | 祝原 涼介 | 
| マックス・ダグラス | 19 | R | 19 | 箸本 龍雅 | 
| シオエリ・ヴァカラヒ | 20 | R | 20 | 飯野 晃司 | 
| ファフ・デクラーク | 21 | R | 21 | 流 大 | 
| 小倉順平 | 22 | R | 22 | イザヤ ・プニヴァイ | 
| 竹澤正祥 | 23 | R | 23 | 尾崎 泰雅 | 
イーグルス、日産スタジアムで東京サンゴリアスに9-11で惜敗もボーナスポイント獲得で4位死守
チーム史上初のプレーオフ出場を目指し、プレーオフ進出圏内の4位(前節終了時点。勝ち点48)をキープする横浜キヤノンイーグルス。迎えた4月15日(日)のリーグワン第15節は、昨シーズンのファイナリストで3位(同51)につける強豪、東京サントリーサンゴリアスと対戦した。
トップリーグ時代を含む対戦成績はイーグルスの0勝8敗。今季第3節も23-32で敗れているが、初勝利を挙げれば順位が逆転しプレーオフが大きく近づく可能性がある、シーズン屈指の大一番だ。
 
今季唯一の開催となった日産スタジアムには今シーズンのホストゲーム最多となる15034人ものファンが駆け付け、大雨のなか熱戦の行方を見守った。
 
■前半
 
先制PGを決めたSO田村優が頭部へのダメージで負傷交替
試合はイーグルスSO田村優の弟、サンゴリアスSO田村熙のキックオフで始まった。まずは前半開始早々の3分、イーグルスは相手のノットロールアウェイのペナルティからSO田村優がPGを決めて3-0と先制する。
 
しかし7分、タックルに入ったSO田村優が頭部にダメージを負って倒れ込むアクシデントに見舞われ、リザーブのSO小倉順平と交替する。
FBエスピー・マレーのPGで6-3とリードして後半へ
その直後の相手ボールのスクラムでイーグルスFWは圧力をかけコラプシングを誘い再びPGのチャンスを得るが、FBエスピー・マレーのショットは決まらず追加点は奪えず。
11分には今シーズン第10節以来の出場となったWTB松井千士が目の覚めるようなランを見せ、25分にはFBマレーのビッグゲインとSO小倉のキックからCTB南橋直哉がインゴールでグラウンディングしたかに見えたが(相手のゴールラインドロップアウト)、いずれも得点にはつながらない。
 
     
     
しかし30分、相手にシンビンが出た場面でFBマレーがPGを決めて6-0。40分には相手にPGを1本返されたものの、イーグルスは6-3と3点リードして試合を折り返す。
 
■後半
FBエスピー・マレーの2本目のPGで9-6と再び勝ち越し
後半も前半のように相手を上回るモメンタムを見せたいイーグルスは6分、21フェーズに渡る見事な連続攻撃を見せる。
 
     
敵陣まで攻め入るもこのチャンスは活かせずに終わり、12分には相手のPG成功で6-6の同点に追いつかれるが、直後の14分、途中出場のFLシオエリ・ヴァカラヒのジャッカルで相手のノットリリースザボールのペナルティを誘い、FBマレーがPGを決めて9-6と再び3点差とする。
 
     
終盤に相手のトライで逆転され9-11で敗戦
さらにリードを広げていきたいイーグルスだったが、32分に相手にこの試合唯一となるトライを許し9-11と逆転され、その後は得点できずイーグルスは2点差で惜敗。それでも7点差以内の敗戦で得られるボーナスポイント(勝ち点1)を獲得し、総勝ち点を49として4位の座を守った。
 
     
     
イーグルスは残り一枠となったプレーオフの出場権獲得を引き続き目指し、4月23日(日)の最終節(第16節)は開幕戦で撃破したコベルコ神戸スティーラーズと東大阪市花園ラグビー場で対戦する。
他カードの結果にかかわらず、このリーグ最終戦で勝ち点5を獲ればプレーオフ進出が決まる。トライの量産と堅牢なディフェンスでチーム史上初の快挙を掴み取る。
 
     
■監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
 
    勝つチャンスはあったのですが、こういうゲームを勝ち切れないのが我々の甘いところです。お互いレベルの高い試合内容でしたが、ほんの少しの差がまだ埋まり切っていません。例えばペナルティ後のタッチキックを確実に蹴り出す(べきところを蹴り出せない)など、自分たちの流れを自分たちで逃していました。そこが勝てるチームとの違いです。ただ1ポイント(勝ち点1)獲れましたので、負けの中では最高の負けです。先のことは見ず、まずは次節の神戸戦でベストなパフォーマンスをしてイーグルスのスタイルで堂々と勝ちにいきたいと思います。
■LOコリー・ヒル ゲームキャプテン
 
    タフで厳しい試合になりました。この天候(雨)なのでフィジカルな試合になることは覚悟していました。ハーフタイムには「(相手とは)本当に細かいところだけのわずかな差だ」と(チームメイトに)話しました。ゲームプランもフィジカル面でも自信を持って臨みましたが、意図する通りにできないいら立ちから相手の流れになり、このような結果になってしまったことは非常に残念です。今季はタイトな接戦が多く、今日は勝利を掴み切れずフラストレーションが溜まっています。最後まで強いままフィニッシュできるようなチームにならないといけません。
■フィジカル勝負の大一番で74分間ファイトし続けたFL嶋田直人
 
    埼玉ワイルドナイツ戦(第6節。●19-21)やクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの1戦目(第2節。▲27-27)もそうでしたが、今シーズンは相手を追い詰めながら勝てる試合で勝てずに終わるケースが続いています。本当に小さな差なのですが、そこをあらためて見直して次節はしっかり勝ちたいです。リーグ戦最終戦なのでチームとしての集大成と言えるような、今までなかったぐらいの高いクオリティのアタック、ディフェンスをして、5ポイント(ボーナスポイントを含む勝ち点5)を獲ってプレーオフへ進出したいと考えています。
■思い出の日産スタジアムのピッチを踏んだSHファフ・デクラーク
 
    残念な結果でしたが、60分間はいいプレーができていました。それでも1週間こだわってやってきたことができたので誇りに思っています。試合運びも全体的によかったです。ただ、敵陣22mラインに入ってから得点につなげられなかったのは大きな問題だったと思います。それでも悲観はしていません。闘争心があれば何でもできますので、次は絶対に勝ちたいです。(2019年のラグビーワールドカップで優勝した)このスタジアムでプレーして、いい思い出が蘇りました。やはり素晴らしいスタジアムでしたし、ファンも素晴らしかったです。これからもこの場所でいい思い出を作りたいと思っています。
■第10節以来の出場を果たしキレのあるランを見せたWTB松井千士
 
    今シーズンは試合に出る機会が少なかったので悔しい思いをしてきました。ただ、ライザーズ(公式戦メンバー外の選手たち)で過ごすことが増えたことでそういう選手たちの思いも強く感じていましたので、今日は気持ちの入ったプレーができました。いつ試合に出てもいい状態で、早く使ってほしいと思っていたので、いいランができたかなと思います。自分の持ち味が出せる自信はありました。あとはトライを獲り切ることが課題だと思うので、残りの試合でやり切りたいです。残り1節、僕たちは他のチームを気にせず神戸にしっかり勝って、自分たちでプレーオフを掴み取りたいと思います。