MATCH試合
2024.01.07 sun 第4節
TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.01.07 (日) 14:10 |
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試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
所在地 | 東京都 |
天候 | くもり/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 8,541人 |
試合記録
横浜E |
相模原DB |
|||
---|---|---|---|---|
40 | 20 | 前半 | 22 | 35 |
20 | 後半 | 13 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 2 |
1 | 2 |
0 | 0 |
1 | 2 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
5 | T | 4 |
3 | G | 3 |
0 | PT | 0 |
3 | PG | 2 |
0 | DG | 1 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 1 |
2 | 1 |
0 | 0 |
1 | 1 |
0 | 1 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 坂本駿介 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | 宮里侑樹 |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | 知念雄 |
リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | エピネリ・ウルイヴァイティ |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | リンディ真ダニエル |
レキマ・ナサミラ | 6 | FL | 6 | 吉田杏 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 坂本侑翼 |
シオエリ・ヴァカラヒ | 8 | NO.8 | 8 | ジャクソン・ヘモポ |
ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | ジャック・ストラトン |
田村優 | 10 | SO | 10 | マット・トゥームア |
ヴィリアメ・タカヤワ | 11 | WTB | 11 | タウモハパイホネティ |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | ヘンリーブラッキン |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | カーティス・ロナ |
イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | ベン・ポルトリッジ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 石田一貴 |
川村慎 | 16 | R | 16 | 中村篤郎 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 森本潤 |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | 石井智亮 |
マックス・ダグラス | 19 | R | 19 | 鶴谷昌隆 |
ミッチェル・ブラウン | 20 | R | 20 | マリノ・ミカエリトゥウ |
山菅一史 | 21 | R | 21 | 中森隆太 |
田畑凌 | 22 | R | 22 | マット・ヴァエガ |
普久原琉 | 23 | R | 23 | アライアサ空ローランド |
イーグルス、最大19点差から反撃!三菱重工相模原ダイナボアーズに40-35で逆転勝利し4位に
2024年1月7日(日)のリーグワン第4節、2勝1敗で新年を迎えた横浜キヤノンイーグルスは、ともに神奈川県をホストエリアとする三菱重工相模原ダイナボアーズとの「神奈川ダービー」に臨んだ。
ビジターの東京・秩父宮ラグビー場には8541人ものファンが訪れ、両チームの新年最初の奮闘を見届けた。
また、キックオフに先立ち、1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災し犠牲となった方々への黙祷が行われ、両チームもそれぞれ円陣を組んで祈りを捧げた。
■前半
19点差からWTBイノケ・ブルアのチーム初トライで反撃ののろしを上げる
前半、先制を目指したイーグルスだったが、開始早々の3分に相手にトライを、また7分にはPGを決められ0-8とリードされる。16分にはイーグルスSO田村優がPGを決めて3-8としたものの、17分、19分にも相手に連続トライを許し、スコアは3-22となる。
19点ビハインドという苦しい状況を打開すべく反撃に転じたイーグルスは、28分に敵陣5mラインでマイボールラインアウトのチャンスを得るとまずはモールを組み、そこからSHファフ・デクラークのパスを受けたWTBイノケ・ブルアが持ち前の豪快なランで切り込み、インゴールへ飛び込んでトライ。SO田村のゴールも成功し10-22とする。
FB小倉順平&WTBイノケ・ブルアのトライで2点ビハインドに
さらに直後の30分、自陣からパスを回し続けたイーグルスはWTBイノケが右タッチライン際を駆け抜け大きく前進すると、最後はその内側を追走していたFB小倉順平がWTBイノケからパスを受けてトライ。15-22とさらに点差を詰める。
さらに前半終了間際の36分、イーグルスは敵陣でのマイボールラインアウトを起点に攻め、ラックからSHデクラーク、SO田村、CTBジェシー・クリエルとパスをつなぎ、右大外でラストパスを受けたWTBイノケがトライ。20-22と2点差に詰め寄ったところで前半終了を迎える。
■後半
WTBヴィリアメ・タカヤワのトライで2度目の逆転
後半に入り、4分にFB小倉のPGで23-22としてこの試合で初めてリードを奪ったイーグルスだったが、7分には相手のSOで元オーストラリア代表のマット・トゥームアにドロップゴールを決められ、23-25と再逆転を許す。
しかし16分、FB小倉のラストパスを受けたWTBヴィリアメ・タカヤワがインゴール左隅へ飛び込み、TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の末に逆転トライを決めると、FB小倉が難しい角度からゴールを成功させて30-25とする。
WTBタカヤワの連続トライで相手を突き放し3連勝
さらに18分、敵陣でラインブレイクしたCTB梶村祐介キャプテンのパスをキャッチしたWTBタカヤワが再び俊足を飛ばして連続トライを決める。スコアは37-25とリードを12点差に広げる。
イーグルスは、その後も相手に1トライを許したものの小倉のPGで追加点を挙げ、40-35で勝利。プレイヤー・オブ・ザ・マッチにはこの試合でトップリーグ時代から公式戦通算50試合出場を達成したCTBジェシー・クリエルが選出された。
連勝を3に伸ばし3勝1敗、総勝ち点13として4位につけたイーグルスは、1月13日(土)の第5節、ホストスタジアムのニッパツ三ツ沢球技場でリコーブラックラムズ東京と激突する。序盤の大量失点など浮き彫りになった課題を修正し、4連勝を手にすることができるか注目だ。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
今日の収穫はただ勝ったことだけで、自分たちの基準としては本当にレベルの低い、フラストレーションが溜まる試合でした。「チャンピオンになる」とは恥ずかしくて言えないような試合内容だったので、自分たちがどうやって成長のスピードを早めていくかということをもう一度考えていきます。もちろん今日に向けてしっかり準備してきたつもりですが、まだまだ足りなかったということです。もっとベストなやり方があると思いますし、それを探すのが我々(コーチ陣)の仕事なので、自分たちがこだわったスタイルでプレーできるように来週に向けてしっかりと準備したいと思います。
■梶村祐介キャプテン
今日よかったところは勝ったことだけで、今シーズンの4試合の中で最悪のスタートを切りました。試合の途中で立て直しましたが、トータルで見れば自分たちが思い描いていたスタンダードには達しておらず、準備してきたことはほとんどできませんでした。(最大19点ビハインドの場面は)相手に崩された結果ですが、その原因は自分たち個人個人のタックルの質にあったので、そこをもう一度徹底してやろう、もう一度シンプルなスタイルに立ち返ろうという話をしました。序盤からこういう展開にしてしまうと今後どのチームに勝つのも難しくなるので、今後もしっかり準備していきます。
■攻守ともに奮闘し日々チームへのアジャストが進んでいるLOマシュー・フィリップ
非常にタフな試合でした。ダイナボアーズは試合の入り方にこだわっているチームだと感じたので覚悟はしていました。(19点差となった場面も)リーダーの下でコントロールできていましたし、次の仕事にフォーカスすることだけを意識していました。いとも簡単に悪い結果になり得たところから挽回できたのは、やはりいいチームであることの証拠だと思います。(第4節まで戦い)私のコンディションも徐々によくなり、日本のラグビーに慣れてきました。今日はボールタッチが多かったですし、フィットネスも毎週高まっています。シーズンが深まるにつれてもっと調子が上がるでしょう。
■公式戦出場50試合目でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたCTBジェシー・クリエル
5シーズン目を迎えたイーグルスはすっかり自分のホームになっています。選手もファンの方々も自分のことをすごく大切にしてくれていますし、ファミリーだと思っています。ですから今日は自分のラグビーキャリアの中でも本当に特別な一日になりました。(最大19点ビハインドに)そこまで心配はしていませんでした。我々がボールを持ってアタックできれば得点できるという感覚はありましたし、自分たちに対する自信、信じる心は常にありました。もちろん試合の入りに関しては修正する必要があると思いますし、来週に向けてターゲットにしなければならない改善点だと考えています。
■後半30分から途中出場しリーグワン公式戦デビューを果たしたFB普久原琉
(出場時は)競った展開だったこともありめちゃくちゃ緊張しましたが、チームのために全力で頑張ろうと思いました。楽しかったです。ライザーズ(ノンメンバー)の選手たちは「ミスなど気にせず思い切りやれ。絶対に誰がカバーしてくれるからファーストキャップを楽しんでこい」と言ってくれました。ピッチに入った時は落ち着いて、自分たちがどう敵陣に入っていくかを考えながらプレーしました。昨年末の練習試合(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦)では自分を出して思い切りやっていこうと意識したらうまくいき、それが(公式戦初出場に)つながったのかなと思っています。