MATCH試合
2024.01.13 sat 第5節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.01.13 (土) 14:10 |
---|---|
試合会場 | ニッパツ三ツ沢球技場 |
所在地 | 神奈川県 |
天候 | くもりのち雨/弱風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 7,010人 |
試合記録
横浜E |
BR東京 |
|||
---|---|---|---|---|
24 | 7 | 前半 | 8 | 8 |
17 | 後半 | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
1 | 2 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 1 |
3 | G | 0 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
安昌豪 | 1 | PR | 1 | 谷口祐一郎 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 佐藤康 |
杉本達郎 | 3 | PR | 3 | パディー・ライアン |
マックス・ダグラス | 4 | LO | 4 | マイケル・ストーバーグ |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ロトアヘアポヒヴァ大和 |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | アマト・ファカタヴァ |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 松橋周平 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ネイサン・ヒューズ |
山菅一史 | 9 | SH | 9 | 高橋敏也 |
田村優 | 10 | SO | 10 | 中楠一期 |
ヴィリアメ・タカヤワ | 11 | WTB | 11 | ネタニ・ヴァカヤリア |
田畑凌 | 12 | CTB | 12 | 栗原由太 |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ロトアヘアアマナキ大洋 |
イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | 西川大輔 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | アイザック・ルーカス |
中村駿太 | 16 | R | 16 | 小池一宏 |
岡部崇人 | 17 | R | 17 | 西和磨 |
祝原涼介 | 18 | R | 18 | 大山祥平 |
リアキマタギ・モリ | 19 | R | 19 | ジョシュ・グッドヒュー |
シオネ・ハラシリ | 20 | R | 20 | ブロディ・マクカラン |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 南昂伸 |
南橋直哉 | 22 | R | 22 | マット・マッガーン |
普久原琉 | 23 | R | 23 | セミシ・トゥポウ |
イーグルス、リコーブラックラムズ東京から3トライを挙げ24-8で勝利!4連勝で4位の座を守る
1月13日(土)のリーグワン第5節、前節まで3勝1敗で4位につける横浜キヤノンイーグルスは、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で今年初のホストゲームに臨んだ。横浜の地に迎えたのは1勝3敗で10位のリコーブラックラムズ東京。長年続く「事務機ダービー」の対戦相手だ。
試合前は好天に恵まれ、キックオフ後は一転、強い雨と風に見舞われる厳しいコンデイションにもかかわらず、会場には7010人ものファンが集結。ライバル同士の激突の行方を見守った。
■前半
序盤から数的有利が生まれ先制のチャンス到来
まずは先制を目指した前半、12分に相手がシンビン(10分間の一時的退出。「ファールプレーレビューオフィシャル」の結果、イエローカードのまま)となりイーグルスに数的有利が生まれる。
その状況を得点につなげたいイーグルスは、15分にラインアウトモールでトライを決めたかに見えたものの、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果ノートライに。
LOマックス・ダグラスの先制トライ後逆転を許す
それでも数的有利が続くイーグルスは直後の17分、再び敵陣でのマイボールラインアウトを起点に攻めると、ラックからSH山菅一史、SO田村優とつなぎ、そこからラストパスを受けたLOマックス・ダグラスが力強いランで約40mを走り切り先制トライ。SO田村のゴールも決まり、スコアを7-0とする。
しかし21分には相手にPGを、30分にはトライを許し7-8と逆転され、そのままハーフタイムを迎える。
■後半
SO田村優のPGで逆転後WTBイノケ・ブルアのトライで17-8に
1点を追う立場になったイーグルスは後半8分、SO田村がPGを決めて10-8と逆転に成功する。11分には自陣ゴール前で相手のラインアウトモールによる再逆転の危機が訪れるが、見事なモールディフェンスで相手のアンプレアブルを誘って前進を食い止め、反撃に向けて気勢を上げる。
すると16分、イーグルスは敵陣22m内でのマイボールラインアウトからフェーズを重ね、SO田村のラストパスを受けたWTBイノケ・ブルアが持ち前のフィジカルの強さを生かして3人の相手ディフェンダーのタックルを跳ね除けてトライ。17-8とさらにリードを広げる。
CTB田畑凌のトライで24-8とリードを広げノーサイド
さらにイーグルスは27分、敵陣5mラインでマイボールスクラムのチャンスを得る。その直前に途中出場したNO.8シオネ・ハラシリがそこからパワフルなサイドアタックで前進し、その後も細かいパスでさらにインゴールへ迫ると、SO田村からのパスを受けた公式戦初先発のCTB田畑凌がキレのあるランから鮮やかなダイビングトライを決める。スコアは24-8となり、リードを16点に広げる。
終盤もアタックし続けたイーグルスは、ボーナスポイント(勝ち点1)が得られる3トライ差をつけることはできなかったものの、そのまま24-8で勝利を収め4連勝(4勝1敗)。勝ち点4を積み上げ、総勝ち点を17として4位の座をキープした。
プレイヤー・オブ・ザ・マッチにはチーム3トライ目を決めたCTB田畑が選出され、満面の笑みで受賞の喜びを表した。
カンファレンスBのイーグルスは1月27日(土)の第6節、カンファレンスAのコベルコ神戸スティーラーズ(2勝3敗・8位)とニッパツ三ツ沢球技場で対戦。ここからカンファレンスAの6チームとの交流戦に突入する。
毎シーズン、交流戦の結果は最終的な順位争いの行方を左右するだけに、まずはその初戦で勝ち星を挙げてチームとしてさらに勢いに乗りたいところだ。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
ショートウィークだった今週は体調不良者が出て急遽メンバーが入れ替わったのですが、CTB田畑凌をはじめ代わった選手たちがいいパフォーマンスをしてくれました。前節(三菱重工相模原ダイナボアーズ戦)はかみ合っていなかったところがありましたが、イーグルス(本来)のラグビー(ができる方向)に少しずつ改善できていると思います。その改善のスピードをもっと早くしていかなければならないので、今後も成長できるような試合を続けて、我々の課題と「自分たちがどうなりたいか」を明確にしながら、また来週から取り組んでいきたいと思います。
■庭井祐輔ゲームキャプテン
ここ数試合はゲームの入りがよくなかったので、それをまず改善しようと言い続けてきました。その点、今日の試合に関しては悪くなかったと思いますが、自分たちのラグビーを100%できているとは思っていません。もっとよくできますし、もっとよくなるはずなので、悪かった点を洗い出しながらさらにチームを改善していきたいと思います。今はチームとしてもがいている状態なのですが、そんな状況においてもきっちり勝てたことは収穫だと感じています。体調不良者が出るなどの逆境の中、こういう試合ができたこともチームにとって大きいと思っています。
■先発フル出場し先制トライをはじめ攻守両面で勝利に貢献したLOマックス・ダグラス
リコーブラックラムズ東京はFWがすごく強いチームで、セットプレーで激しく戦わなければならない相手でした。ですから我々もそこにフォーカスして準備をしてきました。それが勝利につながったことをうれしく思っています。自分自身のパフォーマンスについては100%ハッピーというわけではありません。キックオフやブレイクダウンは修正が必要です。改善したいと考えていたボールキャリーはよくなりましたが、全体的にはまだまだ向上が必要です。(先制トライは)田村優という優秀なSOがいいコースを作ってくれて走るべき道を示してくれるので、我々はラッキーだと感じています。
■今季初先発で72分間プレーしアタックの起点としての務めを果たしたSH山菅一史
先発でしたが(リザーブだった前節までと)特に大きく変わったことはありません。先発だからといって焦ってもいいことはないので、あくまで冷静に、いつも通りしっかりアップをして、チームのやることと個人のやることを頭に入れてプレーしました。優さん(SO田村)と落ち着いてコミュニケーションを取っていたので、その点はよかったと思います。ただ、キックオフで少しミスがあったことに加え、個人としての判断をもう少し直さないといけない場面もありましたので、そこは課題です。今後も基本的なスキルの面とディフェンスで他のSHの選手と差をつけられればと考えています。
■公式戦初先発フル出場で1トライを挙げたプレイヤー・オブ・ザ・マッチのCTB田畑凌
(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ選出は)自分としては出来すぎです。ただ、今日はチームのプライドをかけて80分間戦うことを求められていたので、ハードワークした結果がこういう形で認められてよかったと思います。自分は器用なタイプではないので「やるべきことをシンプルにやる」とだけ考えて試合に臨みました。(トライの場面は)FWがつないでくれた後(SO田村)優さんがいいパスをくれた時にスペースが空いたので、僕はそこに走り込むだけでした。このチームの12番はフィジカルにプレーすることが求められるので、特にボールキャリーでは「いかにフィジカルに戦えるか」を意識しました。