MATCH試合

2024.03.01 fri 第8節

3.1 FRI
三重ホンダヒート
三重ホンダヒート
21
FULL
TIME
50
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
三重H
第8節 秩父宮ラグビー場
第8節 秩父宮
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2024.03.01 (金) 19:00
試合会場秩父宮ラグビー場
所在地東京都
天候晴れ/微風
ピッチ状態良い
入場者数13,428人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
三重ホンダヒート
三重H
50 26 前半 0 21
24 後半 21
前半 後半
4 3
3 1
0 1
0 0
0 0
7 T 3
4 G 3
1 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
0 3
0 3
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 鶴川達彦
中村駿太 2 HO 2 李承爀
祝原涼介 3 PR 3 吉岡大貴
マックス・ダグラス 4 LO 4 テトゥヒ・ロバーツ
マシュー・フィリップ 5 LO 5 フランコ・モスタート
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 小林亮太
嶋田直人 7 FL 7 服部航介
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ヘイデン・ベッドウェル=カーティス
山菅一史 9 SH 9 根塚聖冴
田村優 10 SO 10 ミッチェル・ハント
竹澤正祥 11 WTB 11 渡邉弐貴
梶村祐介 12 CTB 12 フレイザー・クワーク
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ 13 CTB 13 クリントン・ノックス
ヴィリアメ・タカヤワ 14 WTB 14 植村陽彦
小倉順平 15 FB 15 トム・バンクス
庭井祐輔 16 R 16 白濱弘章
安昌豪 17 R 17 藤井拓海
杉本達郎 18 R 18 星野克之
リアキマタギ・モリ 19 R 19 秋山陽路
シオネ・ハラシリ 20 R 20 ジャスティン・ダウニー
天野寿紀 21 R 21 北條拓郎
エスピー・マレー 22 R 22 呉洸太
松井千士 23 R 23 テビタ・リー

イーグルス、三重ホンダヒートから8トライ!50-21で快勝しボーナスポイントを含む勝ち点5獲得

3月1日(金)のジャパンラグビー リーグワン第8節、交流戦3戦目を迎えた横浜キヤノンイーグルスはリーグ12位の三重ホンダヒートと対戦した。

前節、東芝ブレイブルーパス東京に敗れて4位から7位へと大きく順位を下げたイーグルスにとっては、連敗からの脱出はもちろんのこと、3トライ差以上をつけてのボーナスポイントを含む勝ち点5の獲得が求められる大事な一戦となった。

今シーズン初のナイトゲームの舞台となった東京・秩父宮ラグビー場には13,428人ものファンが集まり、神宮の夜空に大歓声を響かせた。

■前半

序盤からLOマックス・ダグラスの連続トライでイーグルスがリード

キックオフから間もない前半2分、イーグルスは敵陣でフェーズを重ねFB小倉順平が大きくゲインすると、LOマックス・ダグラスがゴール中央へ駆け抜けトライ。SO田村優のゴールも成功し7-0と先制に成功する。

その後は相手に攻め続けられながら守り切ると、イーグルスは19分、CTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグが力強く前進して敵陣ゴール前でチャンスを作り、最後は再びLOダグラスがトライ。14-0とさらにリードを広げる。

FL嶋田直人・WTB竹澤正祥のトライでさらにリードを広げる

イーグルスは続く27分にも再びトライラインまで迫り、SO田村のキックパスを左大外でキャッチしたFL嶋田直人がインゴールへ飛び込んでトライを決める(19-0)。

前半終了間際の39分にはWTBヴィリアメ・タカヤワ、NO.8シオネ・ハラシリらが大きく前進すると、最後はFB小倉からロングパスを受けたWTB竹澤正祥がトライ。

前半だけで4トライを挙げたイーグルスが26-0と大きくリードして試合を折り返す。

■後半

WTBヴィリアメ・タカヤワ・NO.8シオネ・ハラシリがトライを挙げスコアは36-7に

後半も先手を取ったのはイーグルスだった。4分、CTBファンレンズバーグのラストパスからWTタカヤワがトライを決める(31-0)。

10分には相手に初トライを許したものの(31-7)、20分には敵陣ゴール前のマイボールラインアウトからモールで押し込み、NO.8ハラシリがトライ。今シーズンチーム内最多の5トライ目を挙げ、36-7とする。

終盤はモールとスクラムから2トライを追加し相手を圧倒

27分には相手に2本目のトライを決められ36-14とされたイーグルスだったが、31分に再び敵陣ゴール前からのラインアウトモールを押し切りHO庭井祐輔がトライを決め、スコアは43-14に。

34分にも相手にトライを許したものの(43-21)、イーグルスは試合終了間際の40分には敵陣5mラインからスクラムを押し込むとペナルイティトライが認められ、50-21となる。

計8トライを決めたイーグルスがそのまま勝利を収め、リーグ戦の連敗は2でストップ。3トライ差以上によるボーナスポイントを加えた勝ち点5を獲得し、前節の7位から5位へ浮上した。プレイヤー・オブ・ザ・マッチは2トライを挙げたLOマックス・ダグラスが受賞した。

3月9日(土)の第9節は今季初のセカンダリーホストエリアの大分県・レゾナックドーム大分へ舞台を移し、9位の静岡ブルーレヴズと激突。ホストゲームでファンの声援を味方につけ、連勝と4位以上への再浮上を目指す。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

先週(前節)のふがいない試合でなくした自信は自分たちで取り戻さなければならない、という思いで臨んだ試合でした。前半はそういう気持ちが出ていましたが、(消耗して)キツくなってきた時にプレーがソフトになるところがあり、今日も簡単にトライを獲られました。まだ足りない部分があります。自分たちが望んでいるレベルに達するためにはチームに対する思い入れをパフォーマンスとして出し、キツい時でもタフな選択をできる選手が増えてこないといけません。そのような準備をして、来週(次節)の静岡ブルーレヴズ戦に臨みたいと思います。

■梶村祐介キャプテン

今日は「自分たちのラグビー取り戻そう」という話をしてゲームに臨みました。前半40分は完璧ではありませんでしたが、自分たちの目指すラグビーが少なからずできたと感じました。ただ、そのようなパフォーマンスを80分間、一貫性をもって出し続けることができないのが今チームに足りないところで、課題として痛感しました。40分間がんばることは誰にでもできますが、後半キツくなってきた時にタフな選択をし続けられる選手が現状は少ないので、そういう選手がもっと増えてくるように自分自身のパフォーマンスでチームをリードしていきたいです。

■イーグルスのスクラムの要として貢献し続けたPR祝原涼介

連敗していましたので、今日はチームとして何としても勝つこと、勝ち点を取ることが大事でした。とにかく勝ててよかったです。特に今季はどのチームも力が拮抗しています。イーグルスはシーズン序盤、ボーナスポイントを思うようには獲れなかったので、今日のように一つずつ積み重ねていくことで最後に(目指す位置が)見えてくるのではないでしょうか。自分たちのスタンダードを高めることを目指すなかで、今日はしっかり自分たちで流れを作ることができました。スクラムについては前半からいい感触を掴んでおり試合中もうまく修正できたので、その点もよかったと思います。

■2連続トライの活躍でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたLOマックス・ダグラス

プレイヤー・オブ・ザ・マッチは狙っていたわけではありませんが、いただくことができてうれしいです。(自身のトライは)SO田村優があの位置(敵陣深くのエリア)まで持っていってくれて、最後に自分がフィニッシュしました。彼の仕事は孤立するディフェンダーを作ることなのでその点は任せて、自分がそれに連係してトライまで持っていけました。前節の負けはショックだったのでイーグルスのラグビーを取り戻すことが大事でした。今日も決して完璧ではなく改善点はたくさんありますが、意味のある勝利になりました。この勢いのまま次節に突入していきたいです。

■ランやキックで終始アタックの起点を作り続けたFB小倉順平

チームとしての理想はかなり高いので、満足していません。勝てたことでチームとしてもいい方向に行くと思いますが、もちろん課題もあります。後半3トライも獲られたのはまさに自滅です。ペナルティはもちろん、自分たちでやらなくていいことをやっているのがその要因だと感じていますので、次に向けて修正します。今後も自分のできること、目の前のひとつひとつのプレーを丁寧にやるよう心掛けていきます。(次節の相手)静岡ブルーレヴズとは毎回競り合いになりますが、今日勝ったことで(反省すべき点は)しっかり反省したうえで、ブルーレヴズへの対策を立ててがんばりたいと思います。