MATCH試合
2024.03.09 sat 第9節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.03.09 (土) 12:00 |
---|---|
試合会場 | レゾナックドーム大分 |
所在地 | 大分県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 5,315人 |
試合記録
横浜E |
静岡BR |
|||
---|---|---|---|---|
34 | 12 | 前半 | 5 | 17 |
22 | 後半 | 12 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 4 |
1 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
6 | T | 3 |
2 | G | 1 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
0 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 茂原 隆由 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 日野 剛志 |
杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 伊藤 平一郎 |
マックス・ダグラス | 4 | LO | 4 | 桑野 詠真 |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | マリー ・ダグラス |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | 大戸 裕矢 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | ジョーンズ リチャード剛 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | マルジーン ・イラウア |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 岡崎 航大 |
田村優 | 10 | SO | 10 | サム ・グリーン |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | マロ ・ツイタマ |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | シルビアン・ マフーザ |
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ | 13 | CTB | 13 | チャールズ ・ピウタウ |
ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | 槇 瑛人 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 山口 楓斗 |
中村駿太 | 16 | R | 16 | リッチモンド ・トンガタマ |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 山下 憲太 |
祝原涼介 | 18 | R | 18 | 西村 颯平 |
リアキマタギ・モリ | 19 | R | 19 | ヴェティ ・トゥポウ |
シオネ・ハラシリ | 20 | R | 20 | 杉原 立樹 |
荒井康植 | 21 | R | 21 | 矢富 勇毅 |
エスピー・マレー | 22 | R | 22 | 家村 健太 |
イノケ・ブルア | 23 | R | 23 | ヴィリアミ ・タヒトゥア |
イーグルス、今季初の大分県でのホストゲームで静岡ブルーレヴズに34-17で快勝し勝ち点5獲得
3月9日(土)、熱戦が続くジャパンラグビー リーグワンは全16節からなるリーグ戦の後半戦初戦に当たる第9節を迎えた。
5勝3敗、勝ち点23、5位でリーグ戦を折り返した横浜キヤノンイーグルスは、今シーズン初となるセカンダリーホストエリアの大分県・レゾナックドーム大分での試合に臨んだ。迎えた相手は3勝5敗で勝ち点16、9位の静岡ブルーレヴズ。昨シーズンはドローに終わった相手だ。
1年越しにその決着をつけるとともに、リーグ後半戦で好スタートを切るためにも負けられない注目の一戦を、5,315人のファンが見守った。
なお、CTB梶村祐介キャプテンとFLコーバス・ファンダイクがトップリーグとリーグワンの公式戦通算50試合出場を同時に達成するという記念すべき試合となった。
■前半
先制を許すもCTB梶村キャプテンのトライで反撃開始
前半、開始早々の2分に相手に先制トライを許し0-5とされたイーグルスだったが。12分、ラックでのターンオーバーからCTB梶村が40m以上を走り切ってトライ。5-5の同点に追いつく。
CTB梶村キャプテンの連続トライで勝ち越しに成功
6分にも敵陣で相手のキックをチャージしてボールを奪ったCTB梶村がそのままインゴールへ飛び込み、連続トライ。SO田村優のゴールも成功し12-5とイーグルスが勝ち越しに成功する。
その後、前半終了まで追加点を挙げられなかったものの、イーグルスが7点リードのまま試合を折り返す。
■後半
FLファンダイクとWTB竹澤の連続トライで17点リードに
後半もイーグルスが序盤からトライを重ねていく。9分、敵陣ゴール前でのマイボールスクラムからボールを動かし、最後はFLファンダイクがトライ。17-5とリードを広げると、続く13分には敵陣22mライン上でのマイボールラインアウトを起点に攻め、ラストパスを受けたWTB竹澤正祥が2試合連続となるトライを決め、スコアを22-5とする。
相手にトライを許しながらSH天野・WTBイノケのトライで快勝
直後の16分には相手に1トライを返され22-12に迫られたものの、22分には敵陣5mライン上でのラインアウトからモールで押し込み、その最後方についていたSH天野寿紀がインゴールへ持ち込んでトライ。FB小倉順平のゴール成功で29-12とする。
28分には再び相手に1トライを許し29-17とされたイーグルスだったが、試合終了間際の35分には途中出場のWTBイノケ・ブルアが力強いランで左大外にトライを決め、34-17としたところでノーサイド。イーグルスは連勝を飾り、3トライ差をつけたことでボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、前節に続いて5位となった。
プレイヤー・オブ・ザ・マッチには2トライを決めたCTB梶村キャプテンが選出され、自らの50試合出場に花を添えた。
3月15日(金)の第10節、イーグルスは昨シーズン王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイを東京・秩父宮ラグビー場に迎え、2試合連続のホストゲームに臨む。4勝5敗で9位と苦しみながらも確かな実力を持つ相手に対して、イーグルスは時間が限られたこのショートウィークでいかにして相手を上回るかを追い求め、3連勝を目指す。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
結果的に5ポイント(勝ち点5)を獲って勝てたことはよかったのですが、トライを挙げた後などに自分たちから相手にチャンスを与えてしまう機会が非常に多かったので、そのような隙を作らないマインドが必要です。チャンスだからこそ目の前のことに集中して大事にプレーしなければならない、ということを今日あらためて学びました。選手たちはまだまだいいプレーができると考えています。(次節の相手)スピアーズは力のあるチームです。僕らはゲームプランを明確にするとともに、短い準備期間でクリアすべき課題をクリアしながらいい準備をしたいと思います。
■梶村祐介キャプテン
5ポイントを獲っての勝利でしたが、自分たちから相手に流れを渡してしまうシーンが多く、それが今日に限らず最近はずっと課題として残っています。トップ4との対戦ではそれが勝敗に直結してしまいますので、今日のゲームからしっかりと学んで次に臨みたいです。プラン自体は成功していた半面、なかなかスコアにつなげられなかった点も確認が必要です。プレイヤー・オブ・ザ・マッチはトライを獲れたからいただけたのだと思います。個人的にはもっとできたはずだという感覚はありますが、自身50戦目という試合で受賞できたことは本当にうれしく思っています。
■激しいポジション争いの末に先発しセットプレーを安定させ続けたHO庭井祐輔
勝てましたが、「もっとできた」という感覚もありますので満足はしていません。ただ、5ポイント獲得は評価できますし、自分たちのラグビーを随所で見せることができたので、チームとして本当にいい状態になってきたという感触はあります。スクラムは相手のやりたいようにやらせてしまった部分もありましたが、修正してターンオーバーできた場面もあり、よかったと思います。(次節の対戦相手)スピアーズは強いチームですが、相手よりも自分たちにフォーカスを置いて、今日満足できなかった部分を修正して自分たちのラグビーができるように仕上げたいです。
■プレー経験のあるレゾナックドーム大分で実力を発揮したLOマシュー・フィリップ
このスタジアムではワラビーズ(オーストラリア代表)でも試合をしたので(2021年10月23日の日本代表戦)、いいイメージを持って試合に臨むことができました。大分で応援してくれたファン、遠くから応援に来てくれた方々のためにも勝ててうれしいです。もちろん課題は多いですし、チャンピオンになるためにはまだまだやるべきことがありますが、それでも今日の勝利はチームにとって大きな前進だと言えると思います。(安定していた)ラインアウトについては準備の段階からプライドを持ってやっていますし、チームとしてよくやっていると感じています。
■今シーズン初先発で71分間プレーし1トライを決まるなど勝利に貢献したSH天野寿紀
今日は各自の役割をしっかりとやり切ろうという話をしていましたので、SHとしての務めができた点はよかったと思います。(71分間プレーして)交代のタイミングはゲームの流れ次第だと思っていました。(今シーズン初先発となった理由については)沢木監督から求められていたディフェンス面の安定、事前にコミュニケーション取って相手の脅威を消すこと、FWのコントロールなどを評価していただけたのではないでしょうか。うちのSHはそれぞれ違った持ち味がありますので、互いにいいところを出し合い、助け合いながらチームを勝利に導ければと考えています。