MATCH試合

2024.04.06 sat 第12節

4.6 SAT
リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京
12
FULL
TIME
31
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
BR東京
第12節 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
第12節 駒沢
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2024.04.06 (土) 13:00
試合会場駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
所在地東京都
天候くもり/弱風
ピッチ状態良い
入場者数7,454人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
リコーブラックラムズ東京
BR東京
31 12 前半 0 12
19 後半 12
前半 後半
2 3
1 2
0 0
0 0
0 0
5 T 2
3 G 1
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
0 2
0 1
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 西和磨
中村駿太 2 HO 2 武井日向
祝原涼介 3 PR 3 大山祥平
マックス・ダグラス 4 LO 4 ハリソン・フォックス
マシュー・フィリップ 5 LO 5 マイケル・ストーバーグ
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 アマト・ファカタヴァ
嶋田直人 7 FL 7 ブロディ・マクカラン
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ネイサン・ヒューズ
荒井康植 9 SH 9 山本昌太
田村優 10 SO 10 堀米航平
竹澤正祥 11 WTB 11 ネタニ・ヴァカヤリア
梶村祐介 12 CTB 12 マット・マッガーン
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ 13 CTB 13 礒田凌平
ヴィリアメ・タカヤワ 14 WTB 14 西川大輔
小倉順平 15 FB 15 アイザック・ルーカス
川村慎 16 R 16 大西将史
安昌豪 17 R 17 中村公星
杉本達郎 18 R 18 パディー・ライアン
リアキマタギ・モリ 19 R 19 山本嶺二郎
シオネ・ハラシリ 20 R 20 木原音弥
天野寿紀 21 R 21 サミュエラ・ワカヴァカ
エスピー・マレー 22 R 22 南昂伸
イノケ・ブルア 23 R 23 栗原由太

イーグルス、リコーブラックラムズ東京に31-12で勝利!勝ち点5獲得で4位浮上

激闘続きとなった交流戦の終了から2週間。4月6日(土)に迎えたリーグワン第12節を含め、リーグ戦は残すところ5節となった。

前節は劇的逆転勝利で交流戦を締めくくった横浜キヤノンイーグルスは、第11節終了時点で7勝4敗、勝ち点33で5位につけた。プレーオフトーナメント進出となる4位以上を目指すうえで1試合も落とせない戦いが続く中、同2勝9敗で10位のリコーブラックラムズ東京との今季2度目の対戦に臨んだ。

ラグビー観戦日和となった東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場には7,454人もの観衆が集結し、"事務機ダービー"の行く末を見守った。

■前半

HO中村駿太のモールからのトライで7-0と先制に成功

前半、先制したのはイーグルスだった。7分、敵陣5mラインでのマイボールラインアウトからモールを組むと一気に押し込み、最後方でボールを保持していたHO中村駿太がトライ。SO田村優のゴールも決まり、7-0とする。

前半終了間際にFW嶋田直人がトライを決め12-0に

しかしその後は思うようにアタックできず、逆に相手に攻められる時間が続く。25分にはNO.8アマナキ・レレイ・マフィが危険なタックルによりシンビン(10分間の一時的退出。検証によるレッドカードへの変更はなし)となる。

それでもイーグルスは数的不利の時間帯をしのぎ切ると、前半終了間際の39分、再び敵陣ゴール前でのラインアウトからFWがモールを組み、最後はFL嶋田直人がトライ。12-0として試合を折り返す。

■後半

FLコーバス・ファンダイクとCTB梶村祐介のトライで24-0とリードを広げる

後半もイーグルス優位の展開が続く。8分、SH荒井康植の鮮やかな50:22キックにより敵陣5mラインでのラインアウトのチャンスを得ると、9分、モールを起点に攻め続けた末にゴール前でパスを受けたFLコーバス・ファンダイクが相手ディフェンスを力強く突破してトライ。スコアを19-0とする。

16分には相手のトライチャンスでWTB竹澤正祥が会心のタックルで相手のノックオンを誘うと、直後の18分、途中出場のSH天野寿紀のボックスキックからFLシオネ・ハラシリ、WTB竹澤とつなぎ、そこからパスを受けたキャプテンのCTB梶村祐介が走り切り、トライ。24-0とさらにリードを広げる。

2トライを許すもWTBヴィリアメ・タカヤワのトライにより勝ち点5獲得

22分には相手に初トライを許し24-7とされたものの、32分、イーグルスは自陣からボールを回し着実に前進し、FB小倉順平のロングパスを右大外で受けたWTBヴィリアメ・タカヤワが自慢の足でトライを決め、31-7と再び24点差をつける。

36分に相手に2トライ目を決められたことで最終スコアは31-12となったが、イーグルスが3トライ差によるボーナスポイントを含む勝ち点5をマークし、8勝4敗、総勝ち点38をとして5位から4位へ浮上した。プレイヤー・オフ・ザ・マッチには鮮やかなランで1トライを決めるなど活躍したCTB梶村祐介が選出された。

プレーオフトーナメント出場圏内に再び足を踏み入れたものの引き続き負けられない試合が続くイーグルスは、4月12日(金)の第13節、12位の花園近鉄ライナーズと敵地の大阪・東大阪市花園ラグビー場で対戦する。何としても連勝を3に伸ばして、さらに勢いに乗りたいところだ。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

勝ち点5を獲れたことはよかったのですが、試合内容については満足できるものではありません。特にアンフォーストエラー(相手に起因しない本来防げるはずのミス)は減らしていかないといけません。焦ってしまいコントロールできていない状況も多く見られましたので、そういうメンタルと自分のパフォーマンスをつなげていくコネクションや、グラウンド上でどう修正するかというコミュニケーション面などを向上させる必要があります。次はショートウィークなのでやることを明確にして、自分たちが目指すレベルでプレーできるようにしていきたいと思います。

■梶村祐介キャプテン

獲らないといけなかった勝ち点5を確保できたことはうれしく思います。ただ、自分たちが求めるレベル(の試合)ではなかったですし、このレベルでプレーしていたら昨シーズン(3位)を超えられないので、もう一度自分たちにベクトルを向けて、自分たちが求めるレベルでプレーできるようにチームとしてもう一度コネクトしたいと思います。(自身の)トライの場面は、ハイボールのこぼれ球への反応を高めればチャンスが生まれてくるという話をしてきた結果だと思いますが、プレイヤー・オブ・ザ・マッチについては僕ではないと思っていましたのでラッキーでした。

■先発フル出場しトライも決めたFLコーバス・ファンダイク

いいプレーができた一方でミスも多かったので、そこは修正しなければなりません。ただ、勝ち点5を獲れたことについてはいい結果だったと言えます。(自身のトライについては)チームに勢いをつけるためにベストを尽くしました。その結果、トライが獲れたのは私にとってはボーナスみたいなものです。あくまでトップ4を目指していますので、毎試合勝たないといけないという気持ちで挑んでいます。チームは間違いなく勢い付いていますが、残りの試合も自分たちで全部勝ちにいかないと他力本願になってしますので、これからももっと勢いをつけていきたいです。

■攻守で体を張り続け1トライを挙げる活躍も見せたFL嶋田直人

結果として勝ち点5を上積みし、競り合うチームにプレッシャーをかけることができたのはよかったです。ただ、自分たちのミスや相手からの圧もあってなかなかトライに結びつけられなかったので、もう少し丁寧にプレーできたのではないか、という反省が残りました。今日は自分たちのスタンダードではなかった、ということや、もっとスタンダードを上げる必要がある、ということをチーム内で話しました。来週はショートウィークですが、もっと自分たちらしいインテンシティ(強度)を突き詰めていき、自分たちができることをしっかりとやっていきたいと考えています。

■先発の座を掴み随所でスキルを見せて勝利に貢献したSH荒井康植

(50:22キックについて)基本的にスペースがあれば9番(SH)と10番(SO)でキックを蹴るというプランだったので、スペースを見つけて「チャンスだ」と思い、思い切って蹴りました。敵陣22mラインに入ってからは我慢強くアタックするというテーマもあり、また、テンポをうまくコントロールすれば相手のオフサイドを誘えるという分析もあったので、そのあたりを意識しながらプレーしました。ただ、ミスもありましたので修正して次に臨みます。今日は先発でしたが、それぞれ(違った)よさのあるSHがいますので、9番を勝ち取ったとはまだ言えないと思っています。