MATCH試合
2024.04.12 fri 第13節
TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.04.12 (金) 19:00 |
---|---|
試合会場 | 東大阪市花園ラグビー場 |
所在地 | 大阪府 |
天候 | 晴れ/微風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 3,937人 |
試合記録
横浜E |
花園L |
|||
---|---|---|---|---|
52 | 26 | 前半 | 7 | 33 |
26 | 後半 | 26 |
前半 | 後半 |
---|---|
4 | 4 |
3 | 3 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
8 | T | 5 |
6 | G | 4 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 4 |
1 | 3 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 井上優士 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | アンドリュー・マカリオ |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | ラタ・タンギマナ |
リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | ジェームス・ブラックウェル |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | サナイラ・ワクァ |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | 宮下大輝 |
シオネ・ハラシリ | 7 | FL | 7 | 野中翔平 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | セルホゼ |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | ウィル・ゲニア |
田村優 | 10 | SO | 10 | 野口大輔 |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | 林隆広 |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | ステイリンパトリック |
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ | 13 | CTB | 13 | トム・ヘンドリクソン |
ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | ジョシュア・ノーラ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 竹田宜純 |
川村慎 | 16 | R | 16 | 松田一真 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 田中健太 |
松岡将大 | 18 | R | 18 | 三竹康太 |
ミッチェル・ブラウン | 19 | R | 19 | パトリック・タファ |
嶋田直人 | 20 | R | 20 | ツポウテビタ |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 中村友哉 |
武藤ゆらぎ | 22 | R | 22 | 岡村晃司 |
エスピー・マレー | 23 | R | 23 | 金澤春樹 |
イーグルス、敵地で花園近鉄ライナーズから8トライ!52-33で3連勝し4位の座を守る
激しい順位争いが繰り広げられているジャパンラグビー リーグワンは、4月12日(金)に迎えた第13節でリーグ戦4節分を残すばかりとなった。
前節の勝利でプレーオフトーナメント進出圏内の4位へ再浮上した横浜キヤノンイーグルス(8勝4敗)は、第3節のホストゲームでは66-26というスコアで圧倒した12位の花園近鉄ライナーズ(0勝12敗)との今シーズン2度目の対戦に臨んだ。勝てば3連勝となり、3トライ差によるボーナスポイントも含めた勝ち点5を獲得すれば4位の座をキープできるだけに、何としてもトライを量産して勝つ必要がある一戦となった。
敵地・東大阪市花園ラグビー場には3,937人のファンが来場し、白熱のナイトゲームの行方を見届けた。
■前半
相手に先制を許すもWTBヴィリアメ・タカヤワの連続トライで逆転
前半、イーグルスは開始早々の2分にいきなり相手に先制トライを許し0-7とリードされたものの、15分、敵陣でのマイボールラインアウトからモールで前進するとBKが素早くパスを回し、FB小倉順平のラストパスを受けたWTBヴィリアメ・タカヤワがインゴール右隅にトライ(5-7)。
このトライで反撃ののろしを上げると、25分にもFB小倉から右大外でパスをもらったWTBタカヤワが連続トライを決める。10-7とようやく逆転し、SO田村優のゴール成功で12-7とする。
WTBタカヤワのハットトリックなどで26-7とリードを広げて後半へ
さらに前半終盤の30分、自陣での相手ペナルティからSO田村が素早く前方へキックし俊足のWTBタカヤワがボールに追い付いてチャンスにすると、SH荒井康植のパスを受けたCTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグが勢いよく走り込んでトライ。19-7とリードを広げる。
さらに35分にもWTBタカヤワがハットトリック達成となる自身3トライ目を決めて、イーグルスが26-7と19点差に広げたところでハーフタイムを迎える。
■後半
NO.8アマナキ・レレイ・マフィとSH荒井康植のトライでリードは26点に
後半に入ると、まずは4分、敵陣ゴール前のスクラムからNO.8アマナキ・レレイ・マフィが力強いサイドアタックでトライを決める。前半からの勢いを引き継ぐように得点を重ね、スコアは33-7となる。
8分には相手に1トライを返されるも(33-14)、13分にWTBタカヤワのビッグゲインからFB小倉、SH荒井とつないでトライ。40-14と再び26点差をつける。
HO中村駿太のトライとWTBタカヤワの4トライ目で大差をつけて勝利
18分にはまたも相手のトライで40-19とされたイーグルスだったが、24分、敵陣22mラインでのマイボールラインアウトからモールでゴールラインまで前進し、最後はHO中村駿太がトライ。スコアを47-19とする。
26分には再び相手にトライを許すも(47-26)、38分にはWTBタカヤワが自身4トライ目を決め、52-26。43分のラストプレーで相手にトライされたが、イーグルスが52-33で3連勝を飾り、3トライ差によるボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得した。プレイヤー・オブ・ザ・マッチは先発フル出場したLOマシュー・フィリップが初めて受賞した。
なお、この試合でPR岡部崇人とWTB竹澤正祥が公式戦50試合出場、SO武藤ゆらぎが公式戦デビューを果たした。
9勝4敗で総勝ち点を43に伸ばし、前節に続いて4位の座を守ったイーグルス。4月20日(土)の第14節は三菱重工相模原ダイナボアーズを秩父宮ラグビー場で迎え撃つ。第4節は40-35と大接戦の末に下した強敵を相手に、今シーズン2度目の4連勝を目指す。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
5ポイント(勝ち点5)を獲れたことはよかったのですが、前節と同じく今日も自分たちでコントロールしなければならない(ができなかった)場面がありました。そこに目を向けながら、自分たちの力を出せるように次の1週間で準備していきたいと思います。苦しい時間帯になってきた時にチームを助ける判断、ディシジョンメイキング(意思決定)がまだできておらず、自分たちでこのような展開を招いてしまいました。今後もチームを助ける判断ができるようにトレーニングしていきます。ゆらぎ(初出場のSO武藤ゆらぎ)は能力の高い選手なので今後が楽しみです。
■梶村祐介キャプテン
今日は勝ったこと以外はいいところがなく、今のチームの弱さ、もろさが出てしまった試合でした。ゲームの流れに対して自分たちが対応しきれず、相手に勢いを与えてしまったことで今日のような展開になってしまいました。流れが来そうな時に簡単なエラーで相手にボールを与えてしまうなど、チャレンジングなミスではなく自分たちで防げるミス、エラーがすごく多かったと感じています。ただ、それは改善できるポイントであり、チームはここから必ずいい方向に向かうと信じていますので、ベクトルをさらに自分たちに向けてしっかり準備していきたいと思います。
■社員選手として社業とラグビーを両立しながら公式戦50試合出場を達成したPR岡部崇人
今日も自分たちがやってきたことをやるだけだったので、個人的に今日が50キャップだから特別な思いで臨む、ということはありませんでした。社業もしながら50キャップを重ねてきましたが、これからも自分のやるべきことをやって、変わらず自分のベストを出し続けたいと思います。今日は試合の入りで先制パンチを食らってしまい、前節の反省点だった試合の締め方の部分でもトライを獲られて終わるという結末になってしまいました。三菱重工相模原ダイナボアーズも気を抜いたらやられてしまうチームなので、今日のような流れにならないように1週間かけて準備したいと思います。
■日野レッドドルフィンズ時代から通算で公式戦50試合出場を達成したWTB竹澤正祥
正直なところ50キャップ(に到達した)という実感はないのですが、50試合出ることは当たり前ではないので自信につながりますし、今後もさらに出場を重ねていきたいです。(先発が続いていることについて)ボールキャリー、ディフェンス、ハイパントへのプレッシャーなどの点で(評価されて)沢木監督に使ってもらっていると思いますので、もっとパフォーマンスを発揮して勝利に貢献していきたいです。チームは(WTBタカヤワが4トライを決めた)今日のように連係して外へ回すラグビーができていますので、今後もWTBによるトライをもっと増やしていきたいです。
■後半32分から途中出場しリーグワンデビューを果たしたルーキーのSO武藤ゆらぎ
ファーストキャップということですごく緊張したのですが、ずっと憧れていたリーグワンの舞台に立つことができて非常にうれしく思っています。ピッチに入った時はキャプテンの梶村(祐介)さんから「弱気にならずに自分たちのラグビーをしていこう」と声をかけていただきました。この花園は高校、大学では負けて終わった場所ですが、今日でいい場所に変わりました。練習ではスキル、特にキックに関して田村優さんに教えていただくことが多く、スキル自体は上がっていると感じています。場慣れしていけば自分の持ち味を出せると思うので、今後も経験を積むのみだと考えています。