MATCH試合
2024.04.20 sat 第14節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.04.20 (土) 14:30 |
---|---|
試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
所在地 | 東京都 |
天候 | 晴れ/弱風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 7,094人 |
試合記録
横浜E |
相模原DB |
|||
---|---|---|---|---|
43 | 19 | 前半 | 19 | 19 |
24 | 後半 | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 4 |
2 | 2 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
7 | T | 3 |
4 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
安昌豪 | 1 | PR | 1 | 蜂谷 元紹 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | 安江 祥光 |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | シンクル 寛造 |
リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | ウォルト ・スティーンカンプ |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | エピネリ ・ウルイヴァイティ |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | 吉田 杏 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 坂本 侑翼 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ジャクソン ・ヘモポ |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 岩村 昂太 |
田村優 | 10 | SO | 10 | ジェームス ・グレイソン |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | タウモハパイ ホネティ |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | トニシオ ・バイフ |
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ | 13 | CTB | 13 | マット ・ヴァエガ |
ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | ベン ・ポルトリッジ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 小泉 怜史 |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 宮里 侑樹 |
岡部崇人 | 17 | R | 17 | 細田 隼都 |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | 石井 智亮 |
ミッチェル・ブラウン | 19 | R | 19 | リンディ 真ダニエル |
シオネ・ハラシリ | 20 | R | 20 | マリノ ・ミカエリトゥウ |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 福山 竜斗 |
ジェシー・クリエル | 22 | R | 22 | ジャック ・ストラトン |
イノケ・ブルア | 23 | R | 23 | ヘンリー ブラッキン |
イーグルス、三菱重工相模原ダイナボアーズを43-19と圧倒し4連勝!試合翌日の他チームの結果によりプレーオフ進出決定
4月20日(土)、ジャパンラグビー リーグワンはシーズン大詰めの第14節を迎えた。この日を含めリーグ戦3試合を残すばかりとなった4位の横浜キヤノンイーグルスは、第10節以来約1カ月ぶりとなるホストゲームに臨んだ。
対するは9位の三菱重工相模原ダイナボアーズ。第4節で40-35と接戦の末に辛勝した強敵だが、3連勝中と波に乗るイーグルスとしてはプレーオフトーナメント進出を引き寄せるためにも是が非でも勝たなければならない相手だ。
前節、前々節に続き3トライ差以上で得られるボーナスポイントを獲得できればさらにプレーオフが近づくだけに、トライを量産できるか否かもこの重要な一戦の大きなポイントとなる。
今シーズン2度目の"神奈川ダービー"の舞台、東京・秩父宮ラグビー場は初夏のような陽気に恵まれ、駆け付けた7,094人のファンが熱戦の一部始終を見届けた。
■前半
SH荒井康植とCTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグのトライでリード
前半からイーグルスのアタックが冴え渡る。まずはキックオフ直後の2分、CTB梶村祐介キャプテンがインゴールまで快走。トライしたかに見えたものの、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果グラウンディングが認められずノートライに終わる。
しかし直後の3分、NO.8アマナキ・レレイ・マフィがラックサイドを突いて前進すると、フォローしていたSH荒井康植がNO.8マフィのバックフリップパスをキャッチして鮮やかに先制トライを決める。SO田村優のゴールも成功し、7-0とする。
14分には相手のトライで7-7と同点にされたイーグルスは、18分には敵陣ゴール前のラックからSO田村のパスを受けたCTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグが相手をかわしてトライ。14-7と再びリードを奪う。
一時逆転を許すもモールからHO中村駿太がトライを決め同点で前半終了
20分にHIA(ヘッド・インジュリー・アセスメント)のため10分間退出したSO田村に代わりCTBジェシー・クリエルが一時ピッチへ入ると、負傷からの復帰を祝うようにファンから歓声が沸く。
熱い応援を背に、ここからさらに勢いに乗りたいイーグルスだったが、21分、28分と相手に連続トライを決められ、14-19と逆転を許す。
前半のうちに点差を詰めたいイーグルスは31分、すかさず敵陣5mラインでのマイボールラインアウトのチャンスを得るとFWがモールで押し切り、HO中村駿太がトライ。19-19の同点に追いつき、前半終了を迎える。
■後半
モールからHO中村駿太が2トライを加えてリードを広げる
後半、さらにトライを畳み掛けたいイーグルスは開始早々の5分、敵陣ゴール前でのラインアウトモールから再びHO中村がトライ。24-19と勝ち越しに成功する。
16分にも同じシチュエーションでHO中村がハットトリックとなる自身3トライ目を決めて、スコアは29-19に。リードは10点、トライ差は2となる。
CTBジェシー・クリエルの復帰トライなどでイーグルスが快勝
28分には、後半14分から正式に交代していたCTBクリエルが自らの復帰を祝うように相手タックラーを引きずりながらトライを決め、36-19。ついに3トライ差をつける。
さらに34分にはFLコーバス・ファンダイクがラインアウトでボールをキャッチすると、そのままインゴールへ持ち込みトライ。イーグルスが43-19で勝利し、節目の10勝目(4敗)とボーナスポイントを含む勝ち点5(総勝ち点48)をマーク。4位を堅守した。
プレイヤー・オブ・ザ・マッチは今シーズン2度目のハットトリックを決めたHO中村駿太が初受賞した。
試合直後の時点では4強入りは確定していなかったが、翌日の他チームの試合結果によりイーグルスのリーグ戦4位以上が決まり、2シーズン連続でのプレーオフトーナメント進出を掴み取った。
4月27日(土)の第15節は6位のトヨタヴェルブリッツとパロマ瑞穂ラグビー場(愛知)で激突する。プレーオフ行きを決めた一方で、ここからさらにイーグルスらしいラグビーに磨きをかけるためにも引き続きハードワークと入念な準備を行い、敵地へと乗り込む。
<監督・選手インタビュー>
※いずれも試合終了直後の、プレーオフトーナメント進出決定前のコメントです。
■沢木敬介監督
勝ち点5の獲得は非常にポジティブな結果です。前半はなかなか波に乗れませんでしたが(後半にかけて)自分たちのリズムで得点して、もう一度敵陣へ入る、といった勝負の綾(を手繰り寄せる点)についてはよくなっていると思います。ディフェンス面では簡単にトライを獲られるシーンもありましたが、そこで崩れることなく自分たちのゲームに戻せるようになってきました。プレーオフトーナメント進出は(試合終了時点では)まだ決まっていませんが、自分たちで決められる立場にいますので、次の試合で(勝って進出を)決められるように準備したいと思います。
■今季2度目のハットトリックを達成しプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたHO中村駿太選手
※梶村祐介キャプテンの代理で記者会見に出席
勝ち点5が獲れて本当によかったです。チームとして前節から成長したと感じたのはストロングフィニッシュ(力強く試合を締めくくる)ができたところですが、試合の入り(の不安定さ)やペナルティの多さ、ディフェンスなど、トップ4のチームに勝つために修正していかなければならないポイントは多々あります。そこをしっかりクリアにしたうえで、1週間後のトヨタヴェルブリッツ戦を迎えたいです。(ハットトリックを決めてプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた一方で自己評価は)まだまだです。伸び代はたくさんありますし、もっと成長できると思っています。
■チームをまとめるスキッパーとして4連勝に大きく貢献したCTB梶村祐介キャプテン
結果として最低限やるべきこと(勝ち点5の獲得)はできました。ただ、前半は戦い方がなかなか定まらずスコアされてしまうケースがここ数試合続いていますので、毎節同じような課題が続いていると感じています。今日は相手を3トライに抑えてはいますのでそこまでネガティブになるような試合内容ではありませんが、やはり簡単に攻め込まれ過ぎていると感じていますので、そこは反省すべき点です。プレーオフトーナメント進出はできれば自分たちで決めたいですし(翌日進出決定)、まだ3位に上がれる可能性も残っていますので、さらに上を目指します。
■2戦連続で後半途中から出場し攻守両面で活躍したLOミッチェル・ブラウン
非常に高いモチベーションを持ってこの試合に臨みました。いいプレイヤーが揃い、チーム一丸となってプレーできることが私にとってのモチベーションになっています。ただ、今日と同じようにベンチから途中出場した前節の花園近鉄ライナーズ戦では最後にトライを獲られてしまったことが悔しくて、今日こそはしっかりドライブ(勢いよく突き進む)したいと考えていました。昨シーズンは3位で終わりましたので、それ以上の結果を出してチャンピオンになるためにはやはり準備が必要です。次のトヨタヴェルブリッツ戦にも高いモチベーションを持って挑む必要があると考えています。
■今季第5節以来3カ月ぶりに出場し自らトライで復帰を祝ったCTBジェシー・クリエル
3ヶ月も離脱していたので長く感じましたが、チームに戻ることができて、そしてイーグルスファンのみなさんの前で1stジャージを着ることができて本当にうれしいです。まだ少し(プレーが)粗い場面もありましたが、ようやく自分のエナジーと調子を取り戻せたと感じています。(自身のトライについては)「ベンチから出たら20点は積み上げたい」とリザーブのメンバーと話をしていましたし、チームにエナジーを与えることは達成できたと思っています。イーグルスは本当に特別なチームであり、私の一部です。これからもチームのためにベストを尽くし、チームがベストになるために自分の仕事をやり切ります。