MATCH試合
2024.05.04 sat 第16節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.05.04 (土) 14:05 |
---|---|
試合会場 | レゾナックドーム大分 |
所在地 | 大分県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 7,805人 |
試合記録
横浜E |
埼玉WK |
|||
---|---|---|---|---|
14 | 14 | 前半 | 31 | 43 |
0 | 後半 | 12 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
2 | T | 6 |
2 | G | 5 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
4 | 2 |
4 | 1 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | ダニエル・ペレズ |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | 坂手淳史 |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | 藤井大喜 |
久保克斗 | 4 | LO | 4 | ジャック・コーネルセン |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ルード・デヤハー |
ミッチェル・ブラウン | 6 | FL | 6 | ベン・ガンター |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | ラクラン・ボーシェー |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | 福井翔大 |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 小山大輝 |
武藤ゆらぎ | 10 | SO | 10 | 松田力也 |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | マリカ・コロインベテ |
エスピー・マレー | 12 | CTB | 12 | ヴィンス・アソ |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ディラン・ライリー |
ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | 竹山晃暉 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 山沢拓也 |
川村慎 | 16 | R | 16 | 下釜優次 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 木原優作 |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | ヴァルアサエリ愛 |
レキマ・ナサミラ | 19 | R | 19 | エセイ・ハアンガナ |
シオネ・ハラシリ | 20 | R | 20 | 大西樹 |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 内田啓介 |
田畑凌 | 22 | R | 22 | 長田智希 |
普久原琉 | 23 | R | 23 | 山沢京平 |
イーグルス、大分での今季最後のホストゲームで埼玉ワイルドナイツに14-43で完敗…プレーオフ準決勝で再戦
5月4日(土)、ジャパンラグビー リーグワンはレギュラーシーズンの締めくくりとなるリーグ戦第16節を迎えた。
すでに2シーズン連続でのプレーオフトーナメント進出を決めているリーグ戦4位の横浜キヤノンイーグルスは、首位通過が確定している埼玉パナソニックワイルドナイツとの今シーズン開幕戦以来2度目の対戦に臨んだ。イーグルスにとっては黒星スタートとなった相手でもあり、勝ってその借りを返すとともに、3位への浮上を手繰り寄せプレーオフ準決勝に向けて弾みをつけるという意味でも重要な位置づけの一戦となった。
その舞台であるセカンダリーホストエリアの大分県、レゾナックドーム大分での今シーズン最後のホストゲームは初夏のような陽気に恵まれ、7805人のファンが4強チーム同士の熱戦を直に見届けた。
■前半
先制されるもCTBジェシー・クリエルのトライとSO武藤ゆらぎのゴールで3点差に迫る
前半、序盤から相手にPGやトライを許し0-10と先手を取られたイーグルスだったが、すぐに反撃に転じる。14分、自陣22mライン付近で相手がパスミスしたボールをCTBジェシー・クリエルが拾い上げるや否や一気にトップスピードに乗り、追いすがる相手をステップやハンドオフでかわしながら約80m駆け抜けて左隅にトライ。
難しい角度となったコンバージョンゴールもSO武藤ゆらぎが鮮やかに決めて、7-10と3点差に迫る。
モールからHO中村駿太がトライを決めて食らいつくも追加点を許し17点ビハインドに
19分、相手に再びトライを決められ7-17とされたイーグルスは、24分にハーフウェイライン付近のマイボールスクラムで相手を圧倒しペナルティを誘うと、それを皮切りに前進。28分、敵陣ゴール前のラインアウトからFWがモールを形成して押し切り、その最後尾でボールを保持していたゲームキャプテンのHO中村駿太が右隅にトライを決める。
精密なキックが光るSO武藤がまたもゴールを決めて14-17とし、点差を再び3点に縮める。
しかし前半終盤の32分、36分に相手に連続トライを許し、14-31と17点差にされたところでハーフタイムを迎える。
■後半
相手に主導権を握られ再びトライを許し24点差に
後半、開いた点差を少しずつ縮めていきたいイーグルスだったが、その後も主導権を相手に握られてしまい、まず開始早々の7分に再びトライを許し14-38とさらに突き放される。
イーグルスはその後も決定的なチャンスを作れず、後半ノートライのまま試合終盤を迎える。
後半最後にもトライを決められ29点差で敗れリーグ戦4位が確定
最後まで反撃の糸口を掴めなかったイーグルスは、試合終了間際の38分にも相手にトライを決められ、スコアは14-43に。そのまま29点差で試合終了を迎える。開幕戦(12-53)からは点差を縮めたものの課題の残る敗戦となった。
これによりイーグルスは全16節を10勝6敗、勝ち点49で終え、昨シーズンと同じ4位でリーグ戦を締めくくった。
この結果、5月18日(土)のプレーオフトーナメント準決勝で、リーグ戦4位のイーグルスは首位ワイルドナイツと再戦することになった。昨シーズンの準決勝は20-51と大差で敗れており、今シーズンも2戦2敗と負けが続いて入るが、チーム初の決勝へ駒を進めるためにはその高い壁を乗り越える必要がある。
試合後の記者会見で沢木敬介監督は、やや言葉を詰まらせながら「このような負け方をして火が付かない選手はいない」と語った。悔しい敗戦から学びを得て準決勝で雪辱を果たすために、イーグルスは引き続きチーム一丸となって準備に勤しむ。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
点差が示すとおりにワイルドナイツさんに試合をコントロールされてしまい(相手との)経験の差と強さを感じる結果となりました。ただ、下を向いていても仕方ありません。(プレーオフ準決勝の)2週間後にこの29点差を詰めるためにも、もっとタフに、もっとスマートにいい準備をしてプレーオフを迎えたいと思います。現時点ではあらゆる面でワイルドナイツさんのレベルの方が上ですが、一発勝負は何が起きるかわかりません。僕たちが失うものは何もないですし、このような負け方をして火が付かない選手はいないと思うので、そこに期待しながら準備していきます。
■中村駿太ゲームキャプテン
完敗です。ただ、ところどころいい面もあり、スクラムでは何本かペナルティをとられたものの手応えはありました。ラインアウトについてはスキルの面でもっとうまく遂行できていれば(マイボールを)キープできた場面もありましたので、さらに取り組んでいきます。こうしてワイルドナイツさんとの現状の差がわかったことは収穫と捉えていますし、自分たちが今後2週間どういう覚悟を持ってやらなければならないか、ということが明確になったのもプラスだと考えていますので、2週間後には勝てるようにチームとして明日からいい準備を重ねていきたいと思います。■昨シーズン第16節以来自身2度目のリーグワン公式戦先発出場を果たしたLO久保克斗
前回出場した時はバックアップメンバーからで急遽先発メンバーに入ったのですが、今回は初めから先発と言われていました。緊張もありましたが、自分ができることをしっかりやろうと1週間取り組んできました。日頃から努力を欠かさず自分のやるべきことをやった結果が今日の先発につながったと思いますし、ライザーズ(ノンメンバーの選手)を代表する気持ちで臨みました。キックオフなど入りの部分で自分たちがミスをしたことが結果的にこの点差につながってしまったので、プレーオフで勝つためにはもっと全体的にクオリティを上げなければならないと考えています。
■今シーズン第7節以来の先発出場を果たしたCTBエスピー・マレー
プレーオフ準決勝で再びワイルドナイツと対戦するうえで、間違いなく良い勉強になった試合でした。今日学んだことをぜひ生かしたいと思っています。(12番での先発について)そこまで新しい経験ではありませんでしたが、もともと体を当ててフィジカルで勝負することが好きなので、それをエンジョイしました。準決勝で勝つためには相手のことよりも自分たちにフォーカスしなければなりません。そして何よりもプラン通りに遂行することが大事です。今日はやるべきことを遂行しきれずミスも多かったのですが、必ずこの経験が次に生きると考えています。
■今季チームで唯一リーグ戦全試合先発出場を果たしたFB小倉順平
今日は(相手にキックで自分の)裏を取られ過ぎてしまいました。この(14-43という)結果が事実なので、プレーオフトーナメントまでの2週間の間にまずは個人としていかに準備するか、そして全員がどれだけ明確に(ゲームプラン等を)理解して臨めるか、が大事です。今日学んだことをチームで共有し、相手のどこを突いてどのエリアでどう戦うか、といったことを言語化して全員が理解する必要があります。(チーム唯一の全試合先発は)仕事です。そういう次元では満足していません。今日もスキルミスがありましたので、プレッシャーがかかるプレーオフで(ミスを最小限にしてプランを)遂行することが大事だと考えています。