雨降りやまぬ中、ゲーム運びの差でトヨタ自動車に敗戦。
しかし終盤の追い上げで勝ち点1を奪取
トップリーグ1stステージ第1戦は、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(以下トヨタ)に3度目のチャレンジ。さらに上を目指すために、どうしても勝利したいシーズン初戦だ。
大粒の雨が降り続ける中、キヤノンのキックオフで試合開始。トヨタに先制のトライを奪われ、さらにその後2本のPGで0-13とトヨタリード。しかしキヤノンのHO山本のトライで7点を返し、さらにキヤノンはPGで加点し10-13で前半を折り返した。後半もトヨタに先制トライを許し10-20とリードを広げられたが、三友がPGを決め1トライ1ゴール差に詰め寄った。(13-20)しかし直後にPGを決められ残り20分。何とか逆転を図りたかったが、試合終了直前にPGを返すにとどまり、結局16-23でノーサイドとなった。
前半
手痛い先制パンチでトヨタペース
「初戦だからということではなく、今までやってきたことを、とにかくしっかりやる」(永友監督)しかし、ミスから試合開始わずか1分、トヨタのトライ、そして2本のPG(ペナルティゴール)でジワジワと差をつけられた。一方、不安定だったスクラムは20分過ぎには本来の形を取り戻す。「最初は散々でした。でも修正後は自分たちの形で組み勝てたと思います。」(PR菅原選手)
またトップリーグデビューを果たした宇佐美選手は、「特に緊張することもなく、ブレークダウンにも良く入れました。しかし目標にしていた『タックルミス0』も達成できず、自分のやりたいプレーができなかったと思います。」(LO宇佐美選手)
ペースを徐々に取り戻し、3点ビハインドまで接近したキヤノン。後半の逆転が大いに期待され前半を折り返した。
後半
プレーの選択と遂行が課題
攻めて逆転するしかないキヤノンだったが、ノックオンしたボールを奪われそのままトライを献上してしまった。(10-20)この時、ベンチでシャドーボクシングをして気合いを高めていたのが、今年加入したカール・ロウだ。「最初の試合なのでちょっと緊張していましたが、この試合に向けて20週間ハードなトレーニングを積んできたので、その成果を見せる時が来たと興奮していました。」(カール・ロウ選手)
しかし、ボールタッチの多いプレーを得意とするキヤノンにとっては厳しいコンディションだっただけに、「フォワードでもっとボールを繋げるラグビーをするべきだった。」(PR菅原選手)
ノーサイド直前にPGを決めて点差を7としたがここまで。3回目の挑戦もトヨタに勝利することは今回も叶わなかった。
コメント
【菊谷 崇選手】
「終始安定した試合運びをさせてしまい、特に3点差で迎えた後半に先に点を与えてしまったのが痛かったですね。開幕戦ということ、また相手がトヨタということで複雑な思いは個人的にありましたが1ポイント取れましたし、今日の内容から言えばこの1点が次に繋がります。次のリコー戦では落ち着いてしっかりみんなをコントロールしてあげたいと思います。」
これでトップリーグ1stステージは0勝1敗。勝ち点は1。この結果、現時点でプールBの順位は8位となっています。
*このゲームの試合経緯は公式ツイッターを参照下さい
次の試合は8月30日(土)、秩父宮ラグビー場でリコーと対戦します。(19時KO)
様々なイベントをご用意しております会場へ足をお運びいただき、直接選手たちへ熱い応援をお願いいたします。
http://www.canon-eagles.jp/news/info/20140820.html