MATCH試合
2014.12.28 sun 12月28日(日)
イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2014.12.28 (日) 13:00 |
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試合会場 | 町田市陸上競技場 |
所在地 | 東京都 |
試合記録
横浜E |
東芝 |
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10 | 10 | 前半 | 17 | 31 |
0 | 後半 | 14 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
1 | T | 4 |
1 | G | 4 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 2 |
2 | 2 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
菅原崇聖 | 1 | PR | 1 | 三上正貴 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 森太志 |
城彰(FWリーダー) | 3 | PR | 3 | 浅原拓真 |
日高駿 | 4 | LO | 4 | 中田英里 |
宇佐美和彦 | 5 | LO | 5 | 大野均 |
アダム・トムソン | 6 | FL | 6 | スティーブン・ベイツ |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 山本紘史 |
菊谷崇 | 8 | NO.8 | 8 | リーチマイケル |
福居武 | 9 | SH | 9 | 小川高廣 |
マイケル・ボンド | 10 | SO | 10 | 廣瀬俊朗 |
原田季郎 | 11 | WTB | 11 | 大島脩平 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | リチャード・カフイ |
ティム・ベネット | 13 | CTB | 13 | 仙波智裕 |
和田拓(キャプテン) | 14 | WTB | 14 | 伊藤真 |
森谷直貴 | 15 | FB | 15 | 宇薄岳央 |
金子大介 | 16 | R | 16 | エストレラ大輔 |
上田聖 | 17 | R | 17 | 崩光瑠 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | 石澤輝 |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | 松田圭祐 |
カール・ロウ | 20 | R | 20 | タネラウ・ラティマー |
髙城良太 | 21 | R | 21 | 藤井淳 |
藤近紘二郎 | 22 | R | 22 | フランソワ・ステイン |
菅谷優 | 23 | R | 23 | 豊島翔平 |
町田で初の公式戦、大勢のサポーターの応援に支えられベストを尽くすも東芝の猛攻を防ぎ切れず、
残り2戦にどう挑むのか
2ndステージ第5戦は、トップリーグチャンピオン候補の一角、東芝ブレイブルーパス(以下東芝)へのチャレンジ。昨年は2回の対戦が共に2点差という僅差の敗戦だっただけに、地元町田で「今度こそ勝利」の強い意気込みで臨んだ試合。
先制のPGを許したキヤノンだったが、すぐに三友がPGを決め同点。その後東芝にトライを奪われたがアダム・トムソンが5試合ぶりのトライを奪い返し、三友がキックも決めてまたも同点と東芝に食らいついた。しかしその直後に1トライを許し10 - 17で前半を折り返した。後半の20分間、キヤノンは東芝のパワーとスピードに富んだアタックに対し粘り強いDFで失点を防ぎながらトライのチャンスを窺ったが、20分、30分に一瞬の隙を突かれトライを許してしまい、結局10 - 31でノーサイドとなった。
前半
東芝の強烈なスクラム
試合開始直後のファーストアタックで、東芝はすぐさまボールをオープンへ展開した。これに対し、前節は観客席からの応援に甘んじたキャプテンWTB和田が強烈なタックルで1:1を制した。「今日やらずいつやるんだ、という気持ちでした。やらなければいけない仕事でした。」(和田キャプテン)
チームに勇気を与える和田のタックルだったが、ファーストスクラムで様子が一変した。「やってくることはわかっていたのですが、東芝のスクラムは意思統一が図れていて『レディー・ゴー』の声も合っていたし、全体で負けていました。」(LO日高)
それでも組織だったDFや果敢なタックル、SOマイケル・ボンド、No.8菊谷、CTBティム・ベネットらの突進で拮抗した試合が続いた。
待ちに待った今シーズン10個目のトライ
3 - 10とリードを許していた24分、東芝のキックを取ったFB森谷が力強く突進。ラックから出たボールに走り込んだFLアダム・トムソンが、相手DFを振り切って今シーズン10個目(2ndステージ初)のトライを奪った。「本当に久しぶりのトライでした。チームのみんながボールを前に運んでくれたから取れた良いトライでした。あのようなプレーを繰り返したいのですが、東芝のような強いチームに勝つにはミスを減らし、プレーの精度を高めることが必要です。」(アダム・トムソン)
CTB三友が右隅からの難しいキックを見事に決めて10 - 10。このまま一気に逆転を狙う流れだったが、逆に東芝の猛攻を防げず1トライを献上してしまった。しかし射程圏内の10 - 17で前半を折り返した。
後半
20分間の激しい攻防
後半の早い時間帯に失点することが多い今シーズンのキヤノンだが、この日はDFが意地を見せた。東芝のFW・BK一体となった激しいアタックにも我慢のDFを続け、両チームとも得点の無い時間が20分続いた。
しかし、膠着状態を先に抜け出したのは東芝だった。キヤノンのDFの隙を突く速くて巧みなプレーで2本のトライをあげ、スコアは10 - 31。これに対しキヤノンはチャンスを作るも細かなところでミスが出てしまいトライを取り切るに至らず、無得点のままノーサイドとなった。
リザーブメンバーの頑張り
後半22分からキヤノンはメンバーを少しずつ交代したが、最後の10分間をしっかり守り抜いた。自陣ゴール前のピンチの場面でスクラムを押し返したFW、フロントローは山路、金子、上田。「あそこはプロップの意地の見せ合いという場面で、『ここで取られたら後は無い』と思っていました。でもトライを取られず良かったのではなく、トライを取り切れず残念でした。今日も負けて悔しいですが、絶対に下を向かず前を向いて、みんなで一つになって次に向かいます。」(山路選手)
またBKにも藤近、そして公式戦初出場となる菅谷といった若い力が投入され、短い時間ではあったが光るものを見せた。
「打倒東芝」は今回も果たせなかったが、キヤノンイーグルスは次の試合に向けてチーム一丸となって羽ばたき続ける。
コメント
【今村バックスコーチ】
「チャンスを作ることはできても、コミュニケーション不足でトライを取り切れなかった試合でした。一つ一つの小さなコミュニケーションをしっかりして、きつい時にこそ声を出せるように、練習から立て直しをしていきます。メンバーが変わってきていますが、これもラグビーだと思っています。春からやってきたことを曲げずに、誰が出ても自分たちのラグビーをすることを突き詰めていきます。来週のパナソニック戦にはベストな状態を作って、どっちが踏ん張れるか、ですね。頑張ります。」
これでトップリーグ2ndステージは1勝4敗。この試合の勝ち点の追加は無く8点のまま。この結果、現時点でグループAの順位は7位となっています。
次の試合は1月4日(日)、駒沢陸上競技場(東京)でパナソニック ワイルドナイツと対戦します。(14時05分KO)会場へ足をお運びいただき、熱い応援を宜しくお願いいたします。
インタビュー
永友監督
「今日はたくさんの方々のご尽力を頂き、地元の町田で試合をさせていただいたことに心から御礼申し上げます。有難うございました。試合では組織的なDFはしっかりと我慢できていたのですが基本的なミスが多かったと思います。これは我々コーチ陣が練習で厳しい状況を作れていないことに原因があると思っています。選手は間違いなく一生懸命やっています。リザーブメンバーも何とかしようと頑張りを見せてくれています。次に向けて「前半の10分をしっかり戦う準備」によってチームを変えていきたいと思います。」
和田キャプテン
「3連敗中だったので勝利することがチームにとって一番だと思って臨んだのですが、相手の土俵で戦ってしまい、自分たちのラグビーができませんでした。自分たちはまだまだできると思っているので、自分たちのラグビーを追及していきます。来週のパナソニックが強いことは分かっていますが、そういう相手と試合ができることを幸せだと思って、100%の準備ができるようにプレーでチームを引っ張って練習から頑張ります。」