MATCH試合

2015.09.12 sat 9月12日(土)

2015.09.12
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
7
FULL
TIME
8
東芝ブレイブルーパス
東芝ブレイブルーパス
横浜E
9月12日(土) レベルファイブ スタジアム
9月12日(土) レベルファイブ
東芝

試合概要

キックオフ日時2015.09.12 (土) 16:40
試合会場レベルファイブ スタジアム
所在地福岡県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
東芝ブレイブルーパス
東芝
7 0 前半 5 8
7 後半 3
前半 後半
0 1
0 1
0 0
0 0
0 0
1 T 1
1 G 0
0 PT 0
0 PG 1
0 DG 0
前半 後半
1 0
0 0
0 0
0 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
東恩納寛太 1 PR 1 久保知大
金子大介 2 HO 2 崩光瑠
城彰 3 PR 3 石澤輝
日高駿 4 LO 4 梶川喬介
湯澤奨平 5 LO 5 小瀧尚弘
植松宗之 6 FL 6 タネラウ・ラティマー
嶋田直人 7 FL 7 山本浩輝
カール・ロウ 8 NO.8 8 李聖彰
天野寿紀 9 SH 9 藤井淳
森田慶良 10 SO 10 小川高廣
原田季郎 11 WTB 11 大島脩平
林大成 12 CTB 12 松岡久善
マイケル・ボンド 13 CTB 13 松延泰樹
菅谷優 14 WTB 14 宇薄岳央
橋野皓介(キャプテン) 15 FB 15 夏井大輔
清水新也 16 R 16 知念雄
宍戸要介 17 R 17 村山廉
山路泰生 18 R 18 浅原拓真
落合佑輔 19 R 19 松田圭祐
杉永亮太 20 R 20 徳永祥尭
髙城良太 21 R 21 山口修平
ダラン・マーフィー 22 R 22 仙波智裕
藤本健友 23 R 23 立川剛士

堅い守りで強豪東芝を1トライに抑えるも、自らのミスと反則で「大きな1点差」で勝利を逃す

昨年トップリーグ4位の東芝ブレイブルーパス(以下東芝)との第2戦がレベルファイブスタジアム(福岡)で行われた。1年ぶりにスタメン復帰した橋野、若いハーフ陣の天野・森田、新加入の東恩納、そして赤い弾丸マイケル・ボンドらに注目が集まったこの試合、キヤノンのキックオフで定刻の16時40分に試合が始まった。

前半キヤノンは自陣で守る時間が続き、28分に東芝がバックスのトライで先制。その後お互いの力が拮抗。キヤノンはチャンスを作るもトライには至らず0-5で前半終了。後半、キヤノンが長いアタックから8分にマイケル・ボンドがトライを奪い、原田のキックも決まって7-5と逆転に成功。しかし、26分にキヤノンが自陣ゴール前で手痛い反則、東芝がPGを決め7-8と再逆転。その後も激しい攻防が続いたがキヤノンは追加点を上げられず、結局7-8でノーサイドとなった。一時逆転し東芝を慌てさせたものの惜しいところで勝利を逃した。

前半

固いディフェンス、がっちりスクラム

東芝の激しいアタックに対し、しっかり守るキヤノンという時間が続いた。また課題の一つだったスクラムでは一歩も引かず互角以上に組んだ。「先週の豊田織機戦で4回ターンオーバーされたのに対し今日は0。みんな大きな声が出て層が厚くなったと感じました。一丸となってやれたので良い試合ができたと思います。」(HO金子選手)

363日ぶりの復帰

28分に1トライを献上したが徐々にチャンスを作り始めたキヤノンは、31分にCTB林が相手DFの隙間を抜いて大きくゲイン。それをこの日363日ぶりにピッチに戻ったFB橋野が快速を飛ばしてしっかりフォロー。さらに34分には橋野が自らゲインラインを突破しWTB菅谷にパス。いずれも後少しのところでトライには至らなかったが、橋野の完全復帰が近いことを証明した。「やっぱり1年のブランクは長く、試合開始前の緊張感が凄かったです。チームとしては残念な結果でしたが、僕自身のことをあえて言えば無事に終えられてホッとしています。」(橋野選手)

ミスと反則で得点できず・・・

前半にトライを返したいキヤノンは、37分にハーフウェイライン付近からFW・BKが一体となって猛攻を仕掛けたが、東芝陣22mライン付近で痛恨のペナルティを犯し得点には至らなかった。「してはいけないところでペナルティをしては絶対にダメ。まだまだチームに勝つ文化が根付いていないということなんでしょうね。そこのところを選手たちには肝に銘じて欲しい。」(永友監督)

後半

赤い弾丸マイケル・ボンドのナイストライで逆転

林に代わりダラン・マーフィ―、カール・ロウに代わり杉永が入った後半早々にWTB原田が突進、SO森田のキックしたボールをキャッチしたWTB菅谷があわやトライというシーンで始まり反撃開始。
東芝陣22mライン内でアタックを続け、8分にマイケル・ボンドのトライでついに追いついた。「今までと違うポジション(13番 アウトサイドセンター)だったので、ボールを良く見ることを意識していました。各選手が自分の役割を理解し実践しているのでチームは進化しています。練習でミスを修正して、来週はもっと良いゲームをします。」(マイケル・ボンド選手)
WTB原田がしっかりキックを決めて7-5と逆転に成功した。

このままでは終われない東芝が反撃を繰り返すが、要所でマーフィ、ボンドの両外国人選手、また湯澤、植松、島田らFW陣もコンタクトの場面で力強いファイトを繰り返して失点を防いだ。この試合No.8で出場し激しいタックルと高いワークレートを見せた杉永は「試合でNo.8をやるのは高校生以来でしたがやっぱり難しいポジションですね。もっと体を大きくしてチャレンジしていきます。」

まさかのPGで再逆転

後半逆転した後、お互いに攻めながら得点が奪えない時間が続いたが26分に自陣ゴール前でキヤノンがペナルティを犯してしまう。ここで東芝はPGを選択し成功。3点を追加され7-8となった。

セットプレーの乱れで追加点を奪えず

「前半はセットプレーが良かったのですが後半乱れてしまい、気持ちよく終われなかったのが悔しいです。でもやっぱり地元のレベルファイブは良いですね。親戚や友達が大勢応援に来てくれました。来週も出られるように頑張ります。」(LO日高)と言うように、徐々にセットプレーの安定感が失われ追加点を奪えず7-8の1点差のままノーサイドとなった。
勝利して次のリコー戦に向けて勢いをつけたい試合だったが、トップチームの壁を破ることは1点差ではあったが今回もできなかった。

この試合で勝ち点1を追加し、プールDの順位は1位東芝、2位リコー、3位キヤノン、4位豊田織機となっています。

次回プレシーズンリーグ第3戦は9月18日(金)、リコーブラックラムズとの試合が秩父宮ラグビー場(東京)で行われます。(19時30分KO)
これまでの対戦成績はキヤノンの1勝2敗。4回目の戦いで何としても勝率を五分にしたい「絶対に負けられない試合」です。ぜひ会場へ足を運んでいただき、熱い応援を宜しくお願いします。

インタビュー

永友監督

「素晴らしい環境の中で試合をさせていただいたことに、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。ゲームはディシプリン(規律)の部分が駄目でした。やってはいけないラグビーをしてしまい、これがプレーの質、トライを取り切れないこと等に繋がっています。こういうところがしっかりできないと東芝さんのようなトップチームには勝てません。今日は1点差で敗れましたが、今日のようなラグビーをしていたのでは、この1点差をなかなか乗り切れないと思います。スクラムの安定や粘り強いディフェンス、橋野が1年ぶりに復帰したこと等、ポジティブな部分もありましたが、もっと勝利への執念、レギュラーの座をとりに行く気迫等精神的な面を含め、チーム全体の底上げの必要性を改めて感じた試合でした。来週のリコー戦に向けてしっかり準備していきたいと思います。」


橋野キャプテン

「ペナルティが前半だけで7つと非常に多く、こういうことではダメです。反省しています。でもエリアマネジメントなど先週の課題を一週間の練習でクリアできたこと、またFWは東芝さんの強いフィジカルに対して良くファイトできたので、先週よりかなり良くなったと思います。個人的には試合に戻れたことを嬉しく思っていますが、トライを取り切るプレーの精度を高めていきたいです。来週のリコー戦では同じミスはできないのでしっかり修正していきます。とにかく次も試合に出て勝ちたいです。」