MATCH試合
2017.09.30 sat 9月30日(土)

イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2017.09.30 (土) 11:30 |
---|---|
試合会場 | エコパスタジアム |
所在地 | 静岡県 |
試合記録
横浜E |
コカ・コーラ |
|||
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33 | 16 | 前半 | 12 | 29 |
17 | 後半 | 17 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
1 | 2 |
0 | 0 |
3 | 0 |
0 | 1 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 5 |
3 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
3 | PG | 0 |
1 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 3 |
1 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
五十嵐優 | 1 | PR | 1 | タキタキエロネ |
設樂哲也 | 2 | HO | 2 | 原山光正 |
山路泰生 | 3 | PR | 3 | 日比野壮大 |
菊谷崇 | 4 | LO | 4 | マーク・アボット |
日高駿 | 5 | LO | 5 | 筬島直人 |
田中真一 | 6 | FL | 6 | 桑水流裕策 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 山下昂大 |
エドワード・カーク | 8 | NO.8 | 8 | 豊田将万 |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 田辺雅文 |
ジャン・クロード・ルース | 10 | SO | 10 | 山田久寿 |
ホセア・サウマキ | 11 | WTB | 11 | 猿楽直希 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | ティモシー・ラファエレ |
林大成 | 13 | CTB | 13 | ウィリアム・トゥポウ |
原田季郎 | 14 | WTB | 14 | 副島亀里ララボウラティアナラ |
橋野皓介 | 15 | FB | 15 | ピータースダニエル |
清水新也 | 16 | R | 16 | 川地光節 |
髙島忍 | 17 | R | 17 | 田中智広 |
上田聖 | 18 | R | 18 | 猿渡康雄 |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | 有田将太 |
フィリップ・ヴァン・ダー・ウォルト | 20 | R | 20 | ソロモン・キング |
荒井康植 | 21 | R | 21 | 江頭翔太 |
野口裕也 | 22 | R | 22 | 南里新 |
ハヴィリリチャードアファ | 23 | R | 23 | 山本耀司 |
フレッシュなメンバーで今季初勝利を飾る
第6戦の相手は、コカ・コーラレッドスパークス(以下コカ・コーラ)。会場は、静岡県のエコパスタジアム。なんとしてでも勝利が欲しいイーグルスは、前節から先発メンバーを10人入れ替えてこの日の試合に臨んだ。この日は、WTBのホセア・サウマキが3トライと大暴れ。また、今季初出場のSOジャン・クロード・ルースも自慢のキックで18点を叩きだし、チームを初勝利へと導いた。マン・オブ・ザ・マッチには、ホセア・サウマキが選ばれた(初受賞)。

前半
序盤はペースをつかめず
イーグルスのキックオフでゲームがスタート。序盤はコカ・コーラがゲームを支配。イーグルスもFWを中心に激しいタックルを繰り返したが、前半9分、自陣5mのスクラムを起点に先制トライを奪われる(G成功で0-7)。さらに22分には、中央付近のスクラムから右に展開され、バックラインの裏に蹴られたボールを、相手WTBに再度拾われてそのままインゴールに飛び込まれた(G失敗で0-12)。
サウマキのトライで流れが変わる
イーグルスが反撃に転じたのは前半25分。相手陣22mタッチ際のマイボールスクラムからNo.8エドワード・カーク→SH天野寿紀→WTBホセア・サウマキとパスが渡り、サウマキが、相手のディフェンスラインを鮮やかに突破して左中間に飛び込んだ(G成功で7-12)。
このトライを機にペースをつかんだイーグルスはその後も攻撃の手を緩めず、25分、30分、38分には相手陣で得たPKを、今季初出場のSOジャン・クロード・ルースがしっかりと決めて前半は16-12で折り返した。

後半
後半開始10分で2トライを奪われる
前半の勢いをそのまま持ち込み、後半もいい入りをしたイーグルだったが、「BKのポジショニングが原因」(FB橋野浩介)で後半6分、相手陣10mライン付近のスクラムからの一次攻撃であっさりトライを奪われてしまう(G失敗で16-17)。
さらにその3分後には、相手陣22m付近の攻撃でボールをインターセプトされ、そのままインゴールを割られてしまった(G成功で16-24)。
サウマキのこの日2度目のビッグプレーで勝利をたぐり寄せる
そんな悪い流れを、この日好調のサウマキが断ち切る。後半13分、ハーフウェイ付近のマイボールラインアウトからの攻撃で、SH天野寿紀からボールをもらったサウマキが相手ディフェンスを切り裂き、50mを1人で走りきってトライ(G成功で23-24)を奪った。

さらに19分、ラインアウトからFW、BK一体となって相手ゴール直前まで迫り、ルースのロングパスを受けたサウマキがこの3つめのトライをマーク(G成功で30-24)。
その後、1トライを返されて1点差(30-29)まで詰め寄られたが、残り10分はほぼイーグルスが支配。終了間際にルースがドロップゴールを決め、最終的には33-29で今季初勝利を手にした。

インタビュー
●三友良平ゲームキャプテン

勝利を手にできたということはチームにとって大きなこと。この勝利を次につなげたいというのが正直な気持ちです。試合内容に関しては、33点取れたということは高く評価したいのですが、あっさりと点を取られてしまったことは深く反省すべき点です。何が原因かは、じっくり分析したいと思いますが、コミュニケーション不足がひとつの要因になっていることは間違いない。次戦に向けてしっかり修正をしたいです。
●3トライの大活躍でマン・オブ・ザ・マッチを受賞したWTBホセア・サウマキ

最初に、自分がスコアするために助けてくれた仲間たちに感謝したい。今日は、3つのトライを取ったけど、自分としてはまだまだ。もっといいポジションにいて、いいタイミングでボールがもらえるようになれば、さらに得点は増えると思います。それと、ウイングらしく、外側でボールをもらってトライを取るというプレーも増やしたいです。
●自慢のキックで18点を叩き出したSOジャン・クロード・ルース

チーム全体としては、ボールをキープし続けることが難しく、非常に苦しい試合だったが、勝利を得られて本当に良かったです。これでチームの雰囲気もさらに良くなるでしょう。個人的には、チームに戻れたことにホッとしているし、チームの勝利のために貢献できたことに喜びを感じています。特に、今日は積極的に仕掛けていくことを意識しましたが、それが上手くいった。キックだけでなく、アタックの部分でも相手の脅威となれるよう頑張りたいです。
●課題だったラインアウトで奮闘したLO日高駿

前半は、(ラインアウトのサインを出す)僕が少し焦ってしまいました。もう少しゆっくりやれば良かったと反省しています。後半は少し落ち着きましたが、自分がキャッチするというサインが少し多すぎたような気がします。結果的にはマイボールをキープできたのですが、もう少し散らしたほうが良かったですね。チームとしては、今日も前後半とも入りの10分で点を取られてしまったというのが大きな反省点です。課題を修正して次はもっといい試合ができるようにしたいです。
インタビュー
今村友基ヘッドコーチ代行

今日の勝利は、選手たちのアティチュード(強い姿勢)につきると思います。この1週間、前節の試合では抜けていた、“ラグビーをする上で最も大事な部分”を見つめ直し、それを取り戻すべく準備を進めてきたことが、今日の勝利につながったと感じています。また、ゲームキャプテンを務めてくれた三友良平が、アタック、ディフェンスともに体を張ってくれたことも勝利の一因だと思います。とはいえ、まだまだ反省すべき点はたくさんあり、この1勝に浮かれているわけにはいきません。次の試合でもイーグルスの強みが出せるよう、準備を進めていくつもりです。