MATCH試合

2018.09.15 sat 9月15日(土)

2018.09.15
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
3
FULL
TIME
14
クボタスピアーズ
クボタスピアーズ
横浜E
9月15日(土) 万博記念競技場
9月15日(土) 万博
クボタ

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2018.09.15 (土) 17:00
試合会場万博記念競技場
所在地大阪

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
クボタスピアーズ
クボタ
3 3 前半 11 14
0 後半 3
前半 後半
0 0
0 0
0 0
1 0
0 0
0 T 1
0 G 0
0 PT 0
1 PG 3
0 DG 0
前半 後半
1 0
0 0
0 0
2 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
東恩納寛太 1 PR 1 北川賢吾
庭井祐輔 2 HO 2 杉本博昭
城彰 3 PR 3 松波昭哉
アニセサムエラ 4 LO 4 金昊範
湯澤奨平 5 LO 5 ルアン・ボタ
フィナウ・トゥパ 6 FL 6 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
嶋田直人 7 FL 7 末永健雄
フィリップ・ヴァン・ダー・ウォルト 8 NO.8 8 四至本侑城
天野寿紀 9 SH 9 井上大介
田村優 10 SO 10 立川理道
三島藍伴 11 WTB 11 合谷和弘
藤近紘二郎 12 CTB 12 バーガー・オーデンダール
マイケル・ボンド 13 CTB 13 シオネ・テアウパ
藤本健友 14 WTB 14 近藤英人
永富健太郎 15 FB 15 ゲラード・ファンデンヒーファー
設樂哲也 16 R 16 後藤満久
五十嵐優 17 R 17 海士広大
上田聖 18 R 18 古賀太貴
植松宗之 19 R 19 青木祐樹
エドワード・カーク 20 R 20 バツベイシオネ
原田季郎 21 R 21 岡田一平
フレッド・ゼイリンガ 22 R 22 伊藤有司
ハヴィリリッチー 23 R 23 パトリック・オズボーン

イーグルス、クボタ戦で今季初黒星を喫するも次節に向けて前を向く

今季のトップリーグ開幕から1勝1分け、勝ち点6と着実にポイントを積み重ねてきたキヤノンイーグルス。9月15日(土)の第3節はクボタスピアーズ(以下クボタ)と大阪吹田市にある万博記念競技場で対戦した。2節連続のアウェー戦ながら、関西出身の選手が数多く在籍するイーグルスは、地元ファンの温かい声援を受けながら今季2勝目を目指した。

だが、イーグルスは序盤からアタックを仕掛け続けながらも決定的なチャンスをものにすることができず、3-14で今季初黒星を喫した。勝ち点獲得はならなかったものの、選手たちは次節9月21日(金)のリコーブラックラムズ(以下リコー)戦にターゲットを切り替え、前を向いた。

前半

序盤はPGのみの失点に抑える

クボタのキックオフで始まった前半、イーグルスは序盤から積極的にアタックを仕掛けていく。しかし要所で相手にターンオーバーされ、チャンスを広げることができない時間帯が続いた。さらにペナルティーを重ねたことで13分、25分とクボタにPGを決められ、0-6とリードされる。PGによる失点こそあったものの、ここまでは粘り強いディフェンスが機能し、相手にトライチャンスを与えることはなかった。

トライされるもすぐさまPGで反撃

だが前半29分、イーグルスはディフェンスの一瞬の隙を突かれ、クボタに初トライを許し0-11とリードを広げられる。ここから反撃したいイーグルスは前半終了間際の39分、相手のノットリリースザボールのペナルティーでPGを選択。SO田村優がしっかり決めて、3-11と8点差に詰め寄ったところで前半終了を迎えた。

後半

CTBマイケル・ボンドのビッグゲインが光る

後半からさらなる巻き返しを図りたいイーグルスは、ハンドリングエラーなどでチャンスを逸しながらも15分、22分とCTBマイケル・ボンドが持ち前のパワフルなランでビッグゲインし、反撃の糸口をつかむ。しかしそこからのアタックが続かず、トライチャンスにつなげることができない。24分には相手のシンビン(10分間の一時的退出)により数的優位に立ったものの、この10分間でもスコアすることができないまま試合終盤に突入した。

PGを決められさらに点差が広がる

3-11のまま互いに得点できない膠着状態が続くなか、試合最終盤の後半34分にクボタがPGを成功させ、イーグルスは3-14とさらにリードを広げられる。なおもトライを狙いにいくイーグルスだったが、自らの反則やターンオーバーなどでチャンスを逸し、3-14のままノーサイドを迎えた。

イーグルスにとってはこれが今季初黒星。総勝ち点は変わらず6のままとなっている。

次節は秩父宮でリコーと激突

チームとしては苦い経験となったが、試合後には共同キャプテンのFL嶋田直人を筆頭に選手たちからは「切り替える」という言葉がしきりに出ていた。次節、9月21日(金)に東京・秩父宮ラグビー場で行われるリコー戦に向けて、選手たちは早くも前を向いていた。この敗戦を糧に、次こそ開幕戦以来の勝利を期待したい。

監督・選手インタビュー

●アリスター・クッツェー ヘッドコーチ

開幕戦で東芝ブレイブルーパスに勝ちいいスタートを切ることができ、第2節でHonda HEATと同点、そして今日の結果となってしまいましたので、まずは月曜日の練習から立て直していかなければなりません。ディフェンス力のあるクボタに対し、まずはアタックを仕掛けていこうという話をしました。実際、CTBマイケル・ボンドのラインブレイクなどでチャンスはたくさん作ったのですが、彼がラインブレイクした後にボールをキープしてあと1本パスがつながれば、というところでミスが出てしまいました。23回もターンオーバーされるなど、チームとしてこれだけのミスを犯してしまうと試合に勝つのは難しくなります。個人のミスがチームにとって痛手となってしまいましたが、修正できるのは我々しかいませんので、立て直しに向けてしっかり取り組んでいきたいと思います。

●FL嶋田直人共同主将

クボタからは激しいプレッシャーが受けましたが、それ以前に自分たちが普段できているプレーを遂行することができませんでした。この試合に向けて1週間いい準備を進めてきて、試合前の感触もよかったのですが、ミスやペナルティーによって自分たちでやりにくい試合にしてしまいました。チームのミスはひとり一人のミスなので、その部分を改善するためにも月曜日からいい準備をしていきたいと思っています。勝負事なので勝つこともあれば負けることもあります。いかに負けを引きずらずに切り替えるかが大事です。もちろんしっかりと反省して、チーム内のキーワードである「ネクスト・ジョブ(次の仕事)」の掛け声のもと、リコー戦に向けてひとり一人が自分の仕事をやりきることをもう一回確認したいと思います。

●共同主将としてチームを牽引したHO庭井祐輔

練習ではいい感触がつかめていたのですが、やろうとしていたことを体現できず、自分たちでこのような結果を招いてしまいました。試合本番で上手く遂行できないということは、もっと強いプレッシャーの中で練習していかないといけないということだと思います。リーダー陣以外の選手からも「切り替えるしかない」という声が出ていましたし、とにかく自分たちがやるしかありません。状況を変えるのは自分たちだ、という意識を全員が持てていると感じています。

●地元大阪府出身のSH天野寿紀

自分が育った場所で試合できる幸せをかみしめながら、やるべきことにしっかり焦点を当てて試合に臨みました。細かいミスによってプランを遂行できずに終わってしまいましたが、チャレンジしようとしていることや方向性は間違っていません。ミスした場面でどうすれば上手くいくのか、そこを改善できればいい結果につながるはずです。今日のことは今日のことと切り替えて、自分たちのラグビーをできるようにやっていこうとみんなで話しています。

●地元大阪府出身のWTB三島藍伴

地元での試合ということですごく楽しみにしていました。家族も応援に来てくれたのですが残念な結果に終わってしまいました。個人的にボールタッチは前節のHonda戦よりは多かったと思いますが、いい形でプレーに絡めなかったので、もっとボールに触りたいです。リコー戦に向けてすぐに切り替えて、次にできること、チームとして何が必要かということをしっかり考えながら、月曜日から全員が笑顔で練習できるようしていきたいと思います。