MATCH試合
2018.10.20 sat 10月20日(土)

イーグルス
TIME
(県営熊谷ラグビー場)
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2018.10.20 (土) 15:00 |
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試合会場 | 熊谷スポーツ文化公園 (県営熊谷ラグビー場) |
所在地 | 埼玉 |
試合記録
横浜E |
パナソニック |
|||
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6 | 6 | 前半 | 17 | 25 |
0 | 後半 | 8 |
前半 | 後半 |
---|---|
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
2 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
0 | T | 4 |
0 | G | 1 |
0 | PT | 0 |
2 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 1 |
1 | 0 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
五十嵐優 | 1 | PR | 1 | クレイグ・ミラー |
設樂哲也 | 2 | HO | 2 | アッシュ・ディクソン |
上田聖 | 3 | PR | 3 | 平野翔平 |
リニーア・ベルナルド | 4 | LO | 4 | ジャック・コーネルセン |
ジャン・デ・クラーク | 5 | LO | 5 | 長谷川崚太 |
フィナウ・トゥパ | 6 | FL | 6 | 大西樹 |
田中真一 | 7 | FL | 7 | マット・トッド |
フィリップ・ヴァン・ダー・ウォルト | 8 | NO.8 | 8 | ベン・ガンター |
天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 内田啓介 |
フレッド・ゼイリンガ | 10 | SO | 10 | 笹倉康誉 |
三島藍伴 | 11 | WTB | 11 | 梶伊織 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | ハロルド・フォスター |
藤近紘二郎 | 13 | CTB | 13 | ディグビ・イオアネ |
藤本健友 | 14 | WTB | 14 | 藤田慶和 |
イズラエル・ダグ | 15 | FB | 15 | 森谷圭介 |
清水新也 | 16 | R | 16 | コーネ・フーリー |
東恩納寛太 | 17 | R | 17 | トム・モロニー |
山路泰生 | 18 | R | 18 | トロイ・ハレット |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | ホラニ龍コリニアシ |
エドワード・カーク | 20 | R | 20 | 福井翔大 |
荒井康植 | 21 | R | 21 | 小山大輝 |
上原哲 | 22 | R | 22 | 権裕人 |
橋野皓介 | 23 | R | 23 | 百武優雅 |
イーグルス、リーグ戦最終節でパナソニックに敗れカンファレンス7位で終える
10月20日(土)、リーグ戦最終節となったトップリーグ第7節、ホワイトカンファレンス6位のキヤノンイーグルスは同2位のパナソニック ワイルドナイツ(以下、パナソニック)と対戦した。来年のラグビーワールドカップに向けて新装された熊谷ラグビー場(埼玉県熊谷市)のこけら落としとなった一戦で、イーグルスは今季3勝目を目指した。
しかし、イーグルスはスクラムなどでパナソニックにプレッシャーをかけることができたものの、最後までトライを奪うことができず6-25で敗れた。この結果、カンファレンス7位が確定し、12月の9~16位順位決定トーナメント初戦で豊田自動織機シャトルズ(レッドカンファレンス6位)と対戦することとなった。

前半
先制トライを許すもSOゼイリンガのPGで3-5に
前半開始早々、イーグルスはノットリリースザボールのペナルティーからパナソニックにラインアウトの機会を与え、4分、それを起点としたアタックから先制トライを奪われてしまう。0-5といきなりリードを許したものの、イーグルスは9分、パナソニックのオフサイドからペナルティーゴールを選択し、SOフレッド・ゼイリンガがしっかり決めて3-5と点差を詰める。

シンビンなどの影響で6-17とされて試合を折り返す
25分、そのSOゼイリンガが負傷によりリザーブのSO上原哲と交代する。また、FBイズラエル・ダグがシンビンとなり、10分間の一時的退出を余儀なくされた。数的不利の状況となったイーグルスは27分、再びパナソニックにトライを許し3-10と点差を広げられる。31分には副将でこの試合のゲームキャプテンを務めたCTB三友良平がPGを決めて6-10と4点差に迫ったが、37分にもパナソニックにトライを決められ、前半を6-17と11点のビハインドで折り返した。

後半
開始早々トライを追加されるもスクラムでは優勢に立つ
十分挽回できる点差だけに反撃を目指したイーグルスだったが、後半キックオフ間もない2分、パナソニックにラインアウトからのアタックで4トライ目を許してしまい、スコアは6-22。さらに点差を広げられてしまう。イーグルスは後半17分から、相手ゴール前でのスクラムでパナソニックのコラプシングを誘うなど優勢に立ちプレッシャーをかけ続けたが、得点につなげることができないまま後半終盤を迎える。
粘り強いディフェンスで守り続けたがPGを決められ6-25で敗れる
イーグルスは後半25分、右PR上田聖から山路泰生、FL田中真一からエドワード・カーク、FBイズラエル・ダグから橋野皓介、さらに32分にはLOリニーア・ベルナルドから湯澤奨平と選手を一気に入れ替えてリフレッシュを図ったが、それでも得点につなげることができない。ディフェンスでは粘り強く守りきり、相手に追加点を許さず後半40分まで持ちこたえたものの、44分にPGを相手に決められ6-25とされたところでノーサイドを迎えた。
11月のカップ戦と12月の順位決定戦で捲土重来を期す
リーグ戦全7試合で2勝4敗1分け、勝ち点12で終えたイーグルス。ホワイトカンファレンス7位が確定し、12月からの9~16位順位決定トーナメントに臨むこととなった。その前の11月にはリーグ戦や順位決定戦とは別に開催されるカップ戦が控えており、イーグルスはプールBで日野レッドドルフィンズ(11月10日)、NECグリーンロケッツ(同18日)、パナソニック ワイルドナイツ(同24日)と対戦する。まずはここで立て直しを図り、いい結果を残したうえで12月からの順位決定戦に向けて弾みをつけたいところだ。

監督・選手インタビュー
●アリスター・クッツェー ヘッドコーチ
選手たちはできる限りのベストを尽くしてくれましたが、結果的には勝つことができませんでした。前節のヤマハ戦と比べて特にコリジョン(衝突・コンタクト)とフィジカルの面が改善されましたが、ターンオーバーでボールを失うシーンが多く見られました。プレッシャーがかかった状況でもミスをしないことが重要です。今後のカップ戦はチームとして成長し、ウイニングカルチャーを作っていく大事な機会ととらえています。チームに自信をもたらすにはやはり勝利が必要です。カップ戦でも勝ちにこだわります。
●副将・CTB三友良平ゲームキャプテン
勝つために1週間準備してきましので、敗戦はすごく残念です。パナソニックの個人能力や外国人選手の技術の高さを感じました。先週からコリジョンの部分に改善が表れていたので、これを進歩ととらえて、カップ戦の期間にさらに成長して順位決定戦を戦っていきます。
新しい熊谷ラグビー場については、設備の良さを感じました。私自身は(熊谷からほど近い深谷高校出身)高校時代から慣れ親しんだ場所なので、古い部分がなくなってしまうことへの寂しさもあったのですが、それ以上にこの素晴らしいスタジアムでプレーできて光栄です。
●今季初先発で80分間フル出場したHO設樂哲也
セットピースはよかったと思います。何本かミスはありましたが、後々修正することができました。(敵陣ゴール前でのスクラムについては)結果的に押し切ることはできませんでしたが、スクラムにこだわってプレーし手応えもありました。ラインアウトの獲得率も高かったのですが、何本かミスもありました。スコアに関しては全体的に力の差があったことと、ミスが多かったことの表れです。
(かつて準ホームだった)この熊谷でしっかりパフォーマンスしようというプライドを持って戦いました。
●公式戦初出場を果たしたLOリニーア・ベルナルド
この試合に限らず、常に高いモチベーションを持って試合に臨んできました。素晴らしい雰囲気の中でプレーできたことはよかったと思っています。セットピース(スクラムやラインアウトなど)は、精度高くできたと考えています。それでもさらに向上できる余地があります。
7週間ほどケガで戦列を外れていましたので、ゲームタイムをもらってプレーしていきたいと思っています。もっとプレーすれば個人としてのスキルレベルなどもよくなっていくと思っています。カップ戦に向けて準備します。
●前半25分からの出場となったSO上原哲
リザーブなのでしっかり準備していました。パナソニックのディフェンスは外から上がってくるので、どう攻めるかを練習からやってきました。そこを意識して試合に取り組み、後半序盤はプランどおりに上手くできたと思っています。しかしミスが起きて相手の流れになってしまい、取り切れなかったのがこの結果につながってしまいました。SOとしてゲームを作ることができた部分とできなかった部分があったので、それを次に生かしていくことが大事だと考えています。ポジションごとにそれぞれの役割があり、自分はSOとしてその仕事を全うすることにフォーカスして、カップ戦と順位決定戦に臨みます。