MATCH試合
2019.07.13 sat 第4節
                    	イーグルス
TIME
試合概要
| キックオフ日時 | 2019.07.13 (土) 16:30 | 
|---|---|
| 試合会場 | 万博記念競技場 | 
| 所在地 | 大阪府 | 
試合記録
横浜E  | 
    						クボタ  | 
						|||
|---|---|---|---|---|
| 21 | 7 | 前半 | 27 | 27 | 
| 14 | 後半 | 0 | ||
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 1 | 2 | 
| 1 | 2 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 計 | 計 | |
|---|---|---|
| 3 | T | 4 | 
| 3 | G | 2 | 
| 0 | PT | 0 | 
| 0 | PG | 1 | 
| 0 | DG | 0 | 
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 4 | 0 | 
| 2 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 1 | 0 | 
| 0 | 0 | 
メンバー
| 選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 | 
|---|---|---|---|---|
| 東恩納寛太 | 1 | PR | 1 | 海士広大 | 
| 金子大介 | 2 | HO | 2 | 大熊克哉 | 
| 城彰 | 3 | PR | 3 | 古賀太貴 | 
| リニーア・ベルナルド | 4 | LO | 4 | 青木祐樹 | 
| ジャン・デ・クラーク | 5 | LO | 5 | デーヴィッド・ブルブリング | 
| 湯澤奨平 | 6 | FL | 6 | バツベイシオネ | 
| 吉田光治郎 | 7 | FL | 7 | 末永健雄 | 
| 田中真一 | 8 | NO.8 | 8 | ファウルア・マキシ | 
| 天野寿紀 | 9 | SH | 9 | 井上大介 | 
| フレッド・ゼイリンガ | 10 | SO | 10 | ファレヌイ・ハウェラ | 
| ホセア・サウマキ | 11 | WTB | 11 | 白井竜馬 | 
| 三友良平 | 12 | CTB | 12 | 立川理道 | 
| ハヴィリリッチー | 13 | CTB | 13 | シオネ・テアウパ | 
| 山田聖也 | 14 | WTB | 14 | ゲラード・ファンデンヒーファー | 
| 永富健太郎 | 15 | FB | 15 | 桑江健一郎 | 
| 髙島忍 | 16 | R | 16 | 杉本博昭 | 
| 五十嵐優 | 17 | R | 17 | 羅官榮 | 
| 上田聖 | 18 | R | 18 | 才田智 | 
| 宇佐美和彦 | 19 | R | 19 | 今野達朗 | 
| イオンギ譲 | 20 | R | 20 | 四至本侑城 | 
| 松山光秀 | 21 | R | 21 | 岡田一平 | 
| 南橋直哉 | 22 | R | 22 | 近藤英人 | 
| アマナキ・サウマキ | 23 | R | 23 | トゥパフィナウ | 
イーグルス、首位を争うクボタに21-27と競り負け準決勝進出を逃す
7月13日(土)、トップリーグカップ2019の第4節を迎えたキヤノンイーグルスは、プールCの首位をともに全勝で争ってきたクボタスピアーズと万博記念競技場(大阪府吹田市)で対戦した。各プールの1位のみが進出できる準決勝に、勝った方が進出という必勝の一戦。イーグルスは前節ハットトリックを達成したWTBホセア・サウマキらが先発するなど、万全のメンバーで臨んだ。
■前半
序盤から相手に先制を許すもWTBホセア・サウマキのトライで1点差に
まず先手を取り試合を優位に進めたいイーグルスだったが、クボタに前半7分にトライを、12分にはPGを決められ、0-8と先制を許してしまう。
しかし前半13分、イーグルスは敵陣22メートルライン内でのマイボールラインアウトからアタックを仕掛けると、左タッチライン際をWTBホセア・サウマキが持ち前の剛脚で一気に駆け抜け、2試合連続トライを決める。ゲームキャプテンのCTB三友良平の難しい角度からのゴールも決まり、7-8とわずか1点差に迫る。
3連続トライを決められ20点差に突き放される
イーグルスが反撃の狼煙を上げたかに見えたが、前半21分、30分、35分とクボタに3連続トライを決められ、7-27とリードを広げられたところで前半終了となる。インターセプトなど相手にトライを与えるような展開となった前半から、後半は修正が急務となった。
■後半
前半から見事に修正しSH天野寿紀が反撃のトライ
後半、逆転勝利に最低3トライ3ゴール(21点)が必要となったイーグルスは、ミスやペナルティが相次いだ前半とは打って変わって精度の高いプレーを見せ始める。WTBホセア・サウマキの弟WTBアマナキ・サウマキが途中出場から随所でビッグゲインを見せるなどアタックに勢いが生まれ出し、後半25分には敵陣5メートルライン上のマイボールラインアウトから、モールのブラインドサイドをSH天野寿紀が一瞬の隙を突く。TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の結果、トライ。CTB三友のゴールも成功し14-27と13点差に迫る。
SH天野寿紀が独走で2トライ目を決めるも逆転はならず
さらに後半29分、途中出場のCTB南橋直哉が鋭いランで相手のディフェンスラインを突破すると、追走していたSH天野がラストパスを受け取り独走トライ。21-27とわずか6点差に迫り、1トライ1ゴールで逆転という状況に追い込んだが、追加点を奪うことはできず21-27のまま今季初黒星を喫した。
準決勝進出は果たせなかったものの勝ち点1を獲得し最終戦に臨む
プールC1位、すなわち準決勝進出はクボタに許すこととなったが、逆転を狙える状況まで反撃し、7点差以内の敗戦で獲得できるボーナスポイント1を獲得できたのはイーグルスにとって成長の証だろう。
カップ戦を締めくくるプールCの最終節は7月20日(土)、相模原ギオンスタジアムで三菱重工相模原ダイナボアーズとの対戦となる。ここで有終の美を飾り、来年1月開幕のトップリーグ本戦に弾みをつけてほしい。
監督・選手インタビュー
■アリスター・クッツェー ヘッドコーチ

 

私たちにとっては残念な試合となり、前半の時点で大きく後退しました。戦術どおり戦っていこうという話をしていたのですが、前半に奪われた4トライのうち2トライは単純に相手に与えてしまったトライでした。前半と後半で全く違うゲーム運びとなりました。後半は我々の方がいいチームになれましたので、とくに後半のパフォーマンスから成長して今後につなげていければと思っています。長時間いいパフォーマンスを続けられればどのようなチームにも勝てると思えるほど進化しています。また、リザーブから途中出場した選手が大きなプレーをし、インパクトを与えてくれたことも良い影響をもたらしました。
■SOから本来のCTBに戻り先発フル出場した三友良平ゲームキャプテン

ヘッドコーチのコメントの通りです。とくに前半、相手にトライを与えるようなプレーをしてしまったこと、それを前半のうちに修正できなかったことがすごく残念です。自分たちのシステムを忘れている選手がいたり、しっかり復習できていない部分があり、本来のプレーができませんでした。ただ、後半は修正していいパフォーマンスを出すことができました。一人一人が責任を持って自分の仕事をやった結果システムが機能して、いい形に持っていけました。そこからの積み上げを意識して、これからも前を見てチャレンジしていきたいと思っています。
■地元・吹田市で2トライを挙げる活躍を見せたSH天野寿紀
小さい頃からずっと万博記念競技場の近くでラグビーをしていました。地元のみなさん、友達、家族らたくさんの方が応援に来てくれました。地の利を生かしてこの試合に臨もうと思っていましたが、前半は相手のラグビーを受けてしまい、ミスが非常に多かったため点差も開いてしまいました。ただ、後半は自分たちのシステムに立ち戻って遂行できたことでこのような結果になりました。2トライについては、SHとして常にサポートを心がけていますので、いいパスがもらえた結果、トライまで持っていくことができました。
■2試合連続トライで高い決定力を見せつけたWTBホセア・サウマキ

トライは常に狙っています。ゲームプランどおりにプレーした結果、たまたま自分がいいところにいたということです。勝てなかったのは残念ですが、チャンスがあればもっとトライできたと思っています。今日の試合はもう終わったことなので、チームとしては次の試合のために向上するしかありません。次に向けてはチームとしてどう向上していくのかを考えたいです。初めて公式戦で一緒にプレーした弟のアマナキは長い間出場していませんでしたが、インパクトを与えるだけの力は確実に持っていると思います。
■昨年11月の日野戦以来の公式戦出場となったWTBアマナキ・サウマキ

昨シーズンは日野戦の前半5分にケガをしてしまい、そこから手術をしてしっかり力をつけてピッチに戻ることを望んでいました。試合前はピッチに戻れることにワクワクしていました。兄ホセアと公式戦で初めてプレーできたことも非常によかったですし、一緒にプレーすることを楽しみにしていましたのですごくうれしいです。復帰して元の力に戻れたと思いますので、これからもピッチに立ちたいと思います。今日、何度か見せられたようにボールキャリーは得意なので、そのようなプレーでチームに勢いをもたらしたいです。