MATCH試合

2021.02.28 sun 第2節

2021.02.28
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
10
FULL
TIME
73
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
横浜E
第2節 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
第2節 ユニバー
神戸製鋼

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2021.02.28 (日) 14:00
試合会場神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
所在地兵庫県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
神戸製鋼
10 3 前半 28 73
7 後半 45
前半 後半
0 1
0 1
0 0
1 0
0 0
1 T 11
1 G 9
0 PT 0
1 PG 0
0 DG 0
前半 後半
4 7
4 5
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
東恩納寛太 1 PR 1 髙尾時流
エフィトゥシ・マアフ 2 HO 2 平原大敬
船木頌介 3 PR 3 山下裕史
ジェシー・パレテ 4 LO 4 張碩煥
ジャン・デ・クラーク 5 LO 5 ブロディ・レタリック
安井龍太 6 FL 6 トム・フランクリン
杉永亮太 7 FL 7 橋本大輝
コーバス・ファンダイク 8 NO.8 8 ナエアタ ルイ
田中史朗 9 SH 9 徳田健太
小倉順平 10 SO 10 ヘイデン・パーカー
橋野皓介 11 WTB 11 山下楽平
南橋直哉 12 CTB 12 アタアタ・モエアキオラ
マイケル・ボンド 13 CTB 13 ラファエレ ティモシー
山田聖也 14 WTB 14 ベン・スミス
エスピー・マレー 15 FB 15 山中亮平
髙島忍 16 R 16 長崎健太郎
安昌豪 17 R 17 平島久照
松岡将大 18 R 18 渡邉隆之
イオンギ譲 19 R 19 今村陽良
エドワード・カーク 20 R 20 ブロディ・マクカラン
天野寿紀 21 R 21 梁正秋
三友良平 22 R 22 李承信
ハヴィリリッチー 23 R 23 井関信介

イーグルス、神戸製鋼に11トライを許し10-73で連敗スタートに…次節からの巻き返しを誓う

2月28日(日)のトップリーグ第2節、キヤノンイーグルスは同じホワイトカンファレンスの神戸製鋼コベルコスティーラーズと神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県神戸市)で対戦した。昨季の開幕戦でも同じ会場で対戦し16-50で敗れていることから、その雪辱を果たすための格好の機会となった。

なお、キャプテンのSO田村優は負傷のため23名の出場メンバーから外れ、代わりにSH田中史朗がこの試合のゲームキャプテンを務めた。

■前半

神戸製鋼に2トライを先制され早くも追う展開に

前半開始早々の3分、イーグルスは神戸製鋼のノットリリースザボールのペナルティーから先制のチャンスをつかんだものの、FBエスピー・マレーのPGでキックは不成功に終わる。その後もチャンスを作れない、また得点できない展開が続き、逆に前半8分、20分と神戸製鋼にトライとゴールを続けて決められ、早くも0-14と突き放される。

SO小倉のPGで初得点を挙げるもさらに失点を重ねる

前半26分、メンバーから外れた田村に代わり先発SOに入った小倉順平がPGを決める。イーグルスがようやく初得点を挙げ3-14としたものの、直後の31分、そして前半終了間際の39分にも神戸製鋼に立て続けにトライを決められ、3-28というスコアになったところで試合を折り返した。

■後半

前半からの悪い流れを断ち切れずさらにトライを許す

「チャレンジャーとして臨むことがこの試合のテーマだった」とSH田中は試合後に明かしたものの、挑戦者らしいアグレッシブなアタックは前半だけでなく後半も鳴りを潜めた。後半に入ると神戸製鋼に3分、12分、18分と3連続トライを決められ、3-47とさらにリードを広げられる。

FBマレーのトライで一矢報いるも最後は63点差に

待望のチーム初トライが生まれたのは後半21分だった。敵陣でのラックを起点にアタックを仕掛けたSO小倉からパスを受けたFBマレーが相手ディフェンスの穴を突き、トライ。小倉のゴールも決まり、スコアを10-47としてようやく反撃ののろしを上げたかに見えた。しかしイーグルスはその後も神戸製鋼の攻撃を止めることはできず、後半40分までにさらに4トライを追加され、10-73で敗れた。チームのトライはFBマレーが決めた1本にとどまった。

勝ち点は第1節で獲得したボーナスポイント1から変わらず1点のままで、ホワイトカンファレンスの8チーム中5位から6位へと順位を下げることとなったキヤノンイーグルス。3月6日(土)の第3節は昭和電工ドーム大分(大分県大分市)へと舞台を移し、パナソニック ワイルドナイツと対戦する。中5日のショートウィークとなるが、この苦い経験を教訓にイーグルスは軌道修正を試み、引き続きチャレンジを続けていく。


監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

沢木敬介監督見てのとおりです。今日は上手い、下手といったことではなく、しっかりチャレンジする姿勢が見たかったのですが、残念ながら見られませんでした。選手たちには「コンタクトが嫌いなのであれば違うスポーツをやればいい」と言いました。神戸製鋼はいいトレーニングをしているのだろうと思いますし、選手のスキルレベルも高く、レベルの高いパフォーマンスをしています。ただ、今日に関してはそういうチームと対戦する土俵に上がる以前の問題です。イーグルスはまだこのレベルだという現状をしっかり受け入れなければなりません。レベルアップしていくしかありませんので、やるべきことをやって次の一戦に向けて準備していきます。


■田中史朗ゲームキャプテン

 田中史朗ゲームキャプテン僕たちはチャレンジャーですから、ゲームキャプテンとして「チャレンジしよう」という話をしていたのですが、それがしっかりできなかったためにこういう結果になったのだと思います。神戸製鋼さんは強かったのですが、それ以前に自分たちのミスやペナルティーが多かったので、そこを修正しないとレベルの高いチームには勝てないと感じました。来週も「チャレンジするんだ」ということをチームの一人一人に問いかけます。パナソニックさんも強い相手なので、よりしっかりチャレンジしていい結果を出せるようにがんばりたいと思っています。


■トップリーグ公式戦デビューを果たしたPR安昌豪

安昌豪選手地元の神戸でデビューできたことをうれしく思っています。デビュー戦ということで親や兄弟、友達が見に来てくれました。今日はリザーブでしたが交代の時間が早く(前半21分)、特に緊張することもなくワクワクした気持ちでピッチに入りました。チームとしては「80分間通してチャレンジしていこう」という話をしていたのですが、神戸製鋼のアタックを止める策を試合中に打ち出すことができなかったのが敗因だと思います。自分に期待されているのはスクラムとワークレート(仕事量)だと思いますので、引き続きいい準備をしてきたいです。


■古巣との対戦で今季初先発となったCTB南橋直哉

南橋直哉選手神戸製鋼との公式戦で先発出場するのは初めてでしたので、特別な気持ちで臨みました。開幕戦はリザーブで今回は先発でしたが、リザーブではインパクトを与えることを意識し、先発ではスタートからしっかりコミットしてチームをいい方向に持っていけるように、という意識で試合に臨みました。我々の実力はまだまだ足りていないですし、もっと戦う気持ちを強く持つことができたのでは、という思いが残っています。次のパナソニック戦に向けてしっかり準備して、ひたむきな精神を忘れることなく、今日のような試合を繰り返さないようにと考えています。


■開幕から2試合連続で先発し7人制から15人制に順応中の WTB橋野皓介

橋野皓介選手チームとして「最初からチャレンジしよう」と言っていたのですが、思うようにチャレンジできずに失点を重ねてしまいました。いいアタックができていた場面もあったのですが、トライを決め切るには至りませんでした。個人的には15人制の公式戦は久しぶりで、開幕戦はFBで、第2節はWTBで先発しましたが、常に相手のスペースを見るなど80分間チャンスをうかがい続けていないといけない、という点が今の課題だと思っています。イーグルスは12位のチームなので(2018-2019シーズン)、次節はパナソニックに対してホイッスルが鳴った瞬間からチャレンジする姿勢を示していきたいです。