MATCH試合
2021.03.27 sat 第5節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2021.03.27 (土) 12:00 |
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試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
所在地 | 東京都 |
試合記録
横浜E |
リコー |
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31 | 7 | 前半 | 14 | 28 |
24 | 後半 | 14 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 3 |
1 | 3 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
4 | T | 4 |
4 | G | 4 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 2 |
2 | 2 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
安昌豪 | 1 | PR | 1 | 眞壁 貴男 |
髙島忍 | 2 | HO | 2 | 武井 日向 |
東恩納寛太 | 3 | PR | 3 | 笹川 大五 |
田中真一 | 4 | LO | 4 | ロトアヘア ポヒヴァ大和 |
ジャン・デ・クラーク | 5 | LO | 5 | デーモン・レエスアス |
エドワード・カーク | 6 | FL | 6 | ジェイコブ・スキーン |
杉永亮太 | 7 | FL | 7 | ブロードハースト マイケル |
コーバス・ファンダイク | 8 | NO.8 | 8 | ベン・ファネル |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 山本 昌太 |
田村優 | 10 | SO | 10 | アイザック・ルーカス |
エスピー・マレー | 11 | WTB | 11 | キーガン・ファリア |
南橋直哉 | 12 | CTB | 12 | メイン 平 |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ロトアヘア アマナキ大洋 |
マイケル・ボンド | 14 | WTB | 14 | ネタニ・ヴァカヤリア |
橋野皓介 | 15 | FB | 15 | マット・マッガーン |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 小池 一宏 |
岡部崇人 | 17 | R | 17 | 西 和麿 |
上田聖 | 18 | R | 18 | 千葉 太一 |
アマナキ・サウマキ | 19 | R | 19 | 柳川 大樹 |
嶋田直人 | 20 | R | 20 | エリオット・ディクソン |
田中史朗 | 21 | R | 21 | 髙橋 敏也 |
三友良平 | 22 | R | 22 | 濱野 大輔 |
ホセア・サウマキ | 23 | R | 23 | 福本 翔平 |
イーグルス、4トライ&試合終了間際のSO田村のPGでリコーに31-28で快勝し5位浮上
第4節のヤマハ発動機ジュビロ戦で今季初勝利を収め、総勝ち点を5としたキヤノンイーグルス。バイウィークを挟んで行われた3月27日(土)の第5節、リコーブラックラムズとの一戦は前節ようやくつかんだ自信や勢いが如実に表れたゲームとなり、東京・秩父宮ラグビー場に集まった6,302人ものファンを大いに沸かせることとなった。
■前半
HO髙島のトライでイーグルスが先制
キャプテンのSO田村優のキックオフで始まった前半、先手を取ったのはイーグルスだった。7分、敵陣5mラインでのマイボールラインアウトからモールで前進すると、最後はHO髙島忍が押し込み先制トライ。SO田村のゴールも成功し7-0としたイーグルスは幸先のいいスタートを切った。
リコーに2トライを奪われ7点ビハインドで前半を終える
その後もトライチャンスを作り続けたイーグルスだったが、ミスやペナルティにより得点に結び付けられない展開が続く。するとリコーに13分、また前半終了間際の42分にそれぞれトライを決められ、7-14と逆転を許したところでハーフタイムを迎えた。イーグルスはたびたびチャンスを作りながら1トライ止まりと、やや苦しい前半となった。
■後半
一時は14点差とされたもののWTBボンドのトライで再び7点差に
続く後半、逆転を目指すイーグルスは敵陣ゴール前まで迫りながらチャンスを逃すという展開を再び繰り返し、前半の悪い流れをなかなか断ち切れない。すると14分、リコーに3トライ目を許し、7-21とさらにリードを広げられてしまう。
ただ、イーグルスは14点差という状況に臆することはなかった。後半19分、連続攻撃で敵陣深い位置まで攻め込んだイーグルスは、アドバンテージが出ている状況でSO田村が右大外へキックパス。走り込んだWTBマイケル・ボンドがそのキックパスをインゴールでキャッチし、トライ。田村のゴールも成功し、14-21。1トライ1ゴールで追いつく7点差に詰め寄る。
2トライを追加し最後はSO田村のPGで勝利
さらに後半24分、SO田村のゲインなどで再び敵陣奥へと攻め込んだイーグルスは、その田村のパスを受けたWTBボンドからの転々としたオフロードパスを素早く拾い上げたNo.8コーバス・ファンダイクがインゴールに飛び込んでトライ。イーグルスはついに21-21の同点に追いつく。
29分にはリコーにトライを許し21-28とされたが、33分にはFB橋野皓介のグラウンダーのキックパスに途中出場のWTBホセア・サウマキが追いついてトライを決め、イーグルスはすぐさま28-28の同点に追いつく。さらに39分、相手のノットリリースザボールのペナルティからSO田村が冷静にPGを決めて31-28とし、そのままノーサイド。イーグルスは見事な連勝を飾り、その立役者となったSO田村が2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチを受賞した。
イーグルスは連勝で総勝ち点を9とし、ホワイトカンファレンス6位から5位へと浮上した。4月4日(日)の次節は3連勝をかけて日野レッドドルフィンズと対戦する。
監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
前半は自分たちがやろうとしていたラグビーができずイライラしながら見ていたのですが、後半は前半からやろうとしていたことをしようとする姿勢が見えてきました。それがいい結果につながったのだと思います。こうして力を出し切れるようになってきて、少しずつですがチームの成長を感じています。
開幕戦(NTTドコモ戦)は自分たちがコントロールしている試合であったにも関わらず僅差で負けてしまい、チームとしてフラストレーションがたまっていたと思います。しかしその後、自分たちがやろうとしていることをしっかりやり切るメンタルの強さが徐々に出てきたのではないかと思います。
田村については、持てるパフォーマンスを毎試合出してくれています。まだまだリーダーとして勉強しなければならない部分はありますが、そういう選手は周りからも信頼されますし、去年と今年ではパフォーマンスが格段に良くなっています。いいコメントをするようにもなってきましたが、その一方で、言葉よりもパフォーマンスでチームを引っ張るのが彼のスタイルだと思います。今日のように毎試合マン・オブ・ザ・マッチ級の活躍をしてくれれば、周りの選手は自然と彼についていくでしょう。
■今季3試合目の先発でトライアシストを決めるなど貢献したFB橋野皓介
勝ち切れてうれしいです。前半を終えた時点で3本ぐらいトライチャンスを逃してスコアできず、去年はそのようなケースでは接戦をものにできませんでしたが、今日は勝ち切ることができたので進歩を実感しています。一人一人がチームのことを考えて取り組むようになったことが今季の大きな変化です。今日の自分のフォーカスポイントはボールを持ったら積極的に仕掛けることでした。前半はあまりよくなかったですが、後半は積極的にプレーできたと思っています。
■攻守ともに高い精度のプレーを見せ続けたCTBジェシー・クリエル
めっちゃうれしいです(日本語で。以下、英語)。前節のヤマハ発動機戦とは自分の役割を変えて臨み、いいプレーができたと考えています。選手たちが「イーグルスのラグビーを遂行する」というマインドセットに自ら変えていったことが連勝という結果につながり、チームとしていい波に乗れているのだと思います。次節は秋田での試合ですが、地方での試合も日本のラグビーにとって非常にいい機会になると思います。今週もハードワークしていい準備をしたいと思います。
■弟のサウマキ アマナキの公式戦初出場した感慨を語ったWTBホセア・サウマキ
今日は特別なことをするわけではなく、自分たちのプロセスを信じてやるべきことをしっかりとやり続けたことが結果につながったと考えています。沢木監督のおかげで私のプレーのやり方が変わってきていると思いますし、毎週毎週取り組み続けていることに満足しています。弟と出場できて、夢の一つがかないました。彼とは「自分たちの家族のためにプレーしよう」と話しました。一緒にフィールドに立ってプレーすることができて、特別な日になりました。(日本語で)これからもがんばります。