MATCH試合
2022.03.27 sun 第11節

イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2022.03.27 (日) 14:00 |
---|---|
試合会場 | 昭和電工ドーム大分 |
所在地 | 大分県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 5,393人 |
試合記録
横浜E |
東京SG |
|||
---|---|---|---|---|
27 | 17 | 前半 | 18 | 40 |
10 | 後半 | 22 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 1 |
2 | 1 |
0 | 0 |
1 | 1 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 5 |
3 | G | 3 |
0 | PT | 0 |
2 | PG | 3 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 3 |
1 | 2 |
0 | 0 |
2 | 1 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 石原慎太郎 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 中村駿太 |
津嘉山廉人 | 3 | PR | 3 | 垣永真之介 |
サウマキアマナキ | 4 | LO | 4 | 辻雄康 |
リアキ・モリ | 5 | LO | 5 | 小林航 |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | ショーン・マクマーン |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 小澤直輝 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | テビタ・タタフ |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 流大 |
小倉順平 | 10 | SO | 10 | 田村煕 |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | テビタ・リー |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | 中村亮土 |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | サム・ケレビ |
松井千士 | 14 | WTB | 14 | 尾崎晟也 |
エスピー・マレー | 15 | FB | 15 | ダミアン・マッケンジー |
髙島忍 | 16 | R | 16 | 呉季依典 |
五十嵐優 | 17 | R | 17 | 森川由起乙 |
松岡将大 | 18 | R | 18 | 中野幹 |
ソセフォ・ファカタヴァ | 19 | R | 19 | ハリー・ホッキングス |
杉永亮太 | 20 | R | 20 | 飯野晃司 |
山菅一史 | 21 | R | 21 | 齋藤直人 |
南橋直哉 | 22 | R | 22 | 森谷圭介 |
高木一成 | 23 | R | 23 | 仁熊秀斗 |
イーグルス、首位の東京サンゴリアスと終盤まで競り合うも27-40で敗戦…4位の座は守る
3月27日(日)のNTTジャパンラグビーリーグワン第11節は、交流戦の最終節という節目の週となった。第9節(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦)、第10節(トヨタヴェルブリッツ戦)と東京・秩父宮ラグビー場でのホストゲームで連勝を収めた4位の横浜キヤノンイーグルスは、リーグワン初となるセカンダリーホストエリアの大分県でのホストゲームに首位の東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)を迎え、対戦した。

汗ばむほどの好天に恵まれた会場の昭和電工ドーム大分は、開閉式の屋根が開放されたことでまさにラグビー日和と言える環境となり、5393人ものファンがリーグ戦ベスト4入りに向けて大事な一戦を会場で見届けた。

■前半
FLファンダイクの先制トライなどで序盤はリード
先制したのはイーグルスだった。12分、敵陣でのラインアウトを起点に攻めたイーグルスは、前節に続いて先発SOに入った小倉順平が相手ディフェンスの合間を抜けて大きく前進。最後はそのラストパスを受けたFLコーバス・ファンダイクがトライを決め、プレースキッカーのFBエスピー・マレーのゴールも成功。イーグルスが7-0とする。


20分には東京SGにトライ、25分にはPGを決められ7-8と逆転されたものの、直後の27分にはFBマレーがPGを成功させて10-8と再びリードを奪う。



相手の反撃を許すも前半最後のFBマレーのトライ&ゴールで1点差に
さらに得点を重ねたいイーグルスだったが、前半終盤に東京SG の反撃を受けて33分にトライ、40分にPGを許し、10-18と再逆転される。

それでも前半終了間際の42分、敵陣深い位置でマイボールラインアウトのチャンスを得たイーグルスは、SO小倉が相手のディフェンスラインにギャップが生じた瞬間を見逃さず、そこに走り込んだFBマレーにラストパスを放ちマレーがトライ。17-18とわずか1点ビハインドに迫ったところで前半終了となった。



■後半
取られても取り返す一歩も引かない展開で1点差のまま後半終盤へ

後半も序盤から競り合いとなる。10分、東京SGにPGを決められた直後の12分にイーグルスFBマレーがすぐさまPGを決めて、スコアは20-21となる。

16分には相手にトライを許し20-28とされたものの、後半23分、相手のペナルティから途中出場のSH山菅一史がクイックスタートを仕掛けると、そのパスを受けたLOリアキ・モリがインゴールに飛び込みトライ。27-28とし、再び1点差に詰め寄る。



ラスト10分で相手に2トライを許し27-40で敗れる
最後まで食らいつき逆転のチャンスをうかがったイーグルスだったが、33分、39分と相手に連続トライを許し、最終スコアは27-40。粘りに粘った末にラスト10分で突き放される悔しい展開で、痛い黒星となった。



それでも首位を相手に終盤まで互角に戦い続け、勝ち点は得られなかったものの4位の座はキープしたイーグルス。1週間のバイウィーク(休みの週)を挟み、第12節は2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと大阪・万博記念競技場で対戦する。
第5節にホストゲームで敗れている相手だけに、敵地でリベンジを果たすことができれば必ずやリーグ戦終盤の追い上げにつながるだろう。カンファレンスA再開初戦の勝利にぜひ期待したい。

■監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督

まだイーグルスはこのレベルです。以前のイーグルスであればサンゴリアスに善戦すれば喜んでいただろうと思いますが、それが悔しさに変わった選手が増えたと思います。自分たちから相手にチャンスを与えて相手のペースにさせてしまいましたが、ネガティブになる必要はありません。選手一人一人が勝てる選手に変わっていけば、トップ4のチームに勝てる可能性はまだありますので、また来週からチームにエナジーを吹き込み、さらなるレベルアップを図ります。ゲームを読む力、プレッシャーがある中でのディシジョンメイキング(状況判断)、スキルレベルなどの向上が必要です。プレッシャーを感じながらもそれを力に変えられるチームにならなければいけないと思っています。
■庭井祐輔ゲームキャプテン

今日の試合に向けて今週は非常にいい準備ができたので、その点は満足していましたが、結果として自分たちのミスから相手にチャンスを与えてしまったことが結果に出てしまったと思っています。ただ、チャレンジした結果、今後勝つために必要なことも収穫としてたくさんありましたので、その積み重ねが今後に生きてくると思います。負けたのは残念でしたが、意味のある試合でした。スクラムに関しては相手にもっとプレッシャーをかけたかったのですが、試合中に修正して相手の反則をより多く誘えていればという思いがあり、心残りとなりました。
■開幕から全試合先発中で今節は古巣を相手に奮闘したCTB梶村祐介

個人的にも、またチームとしても「絶対に勝てる」と信じて臨んだゲームだったので、落としてしまったことは非常に残念です。ただ、現状の自分たちの力を認識させられましたし、トップ4のチームと戦っていく上では最後の10分間であのクオリティ(のラグビー)では勝てない、ということを示してもらいました。その意味では今後につながるゲームでした。古巣が相手でしたが特別力が入ったということはなく、プレーしていても楽しい時間が多かっただけに、そういう試合を落としてしまったのは残念です。また来週からいい準備をして残りの試合に臨みたいと思います。