MATCH試合
2023.02.18 sat 第8節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2023.02.18 (土) 14:00 |
---|---|
試合会場 | レゾナックドーム大分 |
所在地 | 大分県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 5,830人 |
試合記録
横浜E |
BL東京 |
|||
---|---|---|---|---|
59 | 38 | 前半 | 15 | 48 |
21 | 後半 | 33 |
前半 | 後半 |
---|---|
5 | 3 |
5 | 3 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
8 | T | 7 |
8 | G | 5 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 5 |
1 | 4 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 木村 星南 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 原田 衛 |
津嘉山廉人 | 3 | PR | 3 | 小鍜治 悠太 |
マックス・ダグラス | 4 | LO | 4 | ワーナー ・ディアンズ |
リアキマタギ・モリ | 5 | LO | 5 | 伊藤 鐘平 |
ミッチェル・ブラウン | 6 | FL | 6 | 徳永 祥尭 |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | マット ・トッド |
シオネ・ハラシリ | 8 | NO.8 | 8 | リーチ マイケル |
ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | 小川 高廣 |
田村優 | 10 | SO | 10 | トム ・テイラー |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | 桑山 聖生 |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | バーガー ・オーデンダール |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ニコラス ・マクカラン |
イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | 松岡 久善 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 松永 拓朗 |
川村慎 | 16 | R | 16 | 橋本 大吾 |
安昌豪 | 17 | R | 17 | 三上 正貴 |
松岡将大 | 18 | R | 18 | タウファ ・ラトゥ |
シオエリ・ヴァカラヒ | 19 | R | 19 | 梶川 喬介 |
杉永亮太 | 20 | R | 20 | 佐々木 剛 |
荒井康植 | 21 | R | 21 | ジャック ・ストラトン |
南橋直哉 | 22 | R | 22 | 眞野 泰地 |
ルテル・ラウララ | 23 | R | 23 | 豊島 翔平 |
イーグルス、昨季トップ4のBL東京から8トライ! 59-48で勝利し4位の座を死守
2月18日(土)、バイウィーク(休みの週)を挟んで再開されたジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1は、全16節からなるリーグ戦の折り返しとなる第8節(交流戦第3戦)を迎えた。
前節はリコーブラックラムズ東京に快勝し4勝2敗1分け・勝ち点22で4位につけた横浜キヤノンイーグルスは、4勝3敗・勝ち点21で追走する5位の東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)と対戦した。昨シーズンも交流戦で激突し、イーグルスが18-21と惜しくも敗れた相手だ。
その悔しさを晴らすだけでなく、プレーオフトーナメント進出圏内の4位以内を死守するためにも決して負けられない大事な一戦は、セカンダリーホストエリアの大分県大分市のレゾナックドーム大分で開催された。会場には昨年12月25日の第2節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦の3,824人を上回る5,830人のファンが詰めかけた。
■前半
相手に先制を許すもCTBクリエルとWTBブルアのトライで逆転
前半開始早々の2分、イーグルスは相手にいきなりトライを許し0-7と先制されるが、直後の4分にはこぼれ球を拾い上げたSHファフ・デクラークからCTBジェシー・クリエルにつなぎ、TMOの末にトライ。SO田村優のゴールも決まり7-7と試合を振り出しに戻すと、9分には敵陣ゴール前のマイボールスクラムから展開し右大外に構えていたWTBイノケ・ブルアまでパスをつないでトライ。14-7と勝ち越しに成功する。
16分には相手にトライを決められ14-12と2点差に迫られたものの、18分には敵陣でのラインアウトを起点にSHデクラークからパスを受けたNO.8シオネ・ハラシリがインゴールにダイブしトライ。21-12とリードを9点に広げる。
前半終盤にCTB梶村キャプテンとLOダグラスがトライしリードを広げる
その後、22分にはBL東京にPGを決められ21-15と6点差に迫られるが、27分、相手がオブストラクションによるシンビンで14人になると、そのペナルティからイーグルスSO田村がPGを決めて24-15と再び9点差とする。
さらに、イーグルスの数的有利の状況が続く34分には、スクラムを起点とするアタックでSO田村のラストパスを受けたCTB梶村祐介キャプテンが、また37分にはSHデクラークのオフロードパスをキャッチしたLOマックス・ダグラスがそれぞれトライ。38-15とイーグルスが大きくリードを広げたところで前半終了を迎える。
■後半
WTBブルアとSO田村の連続トライで決定的な大差をつける
後半序盤もイーグルスの勢いは止まらない。まずは5分、敵陣でのマイボールラインアウトからモールで前進すると、SHデクラーク、LOリアキマタギ・モリ、SO田村、FB小倉順平、CTBクリエルと素早くパスをつなぐと、最後はWTBブルアがこの試合2本目となるトライを決めて45-15とする。
さらに10分、相手のパスが乱れこぼれたボールをNO.8ハラシリがキャッチすると、PR岡部崇人がパスを受けてゲイン。さらにそこからパスが渡ったSO田村が約40mを駆け抜けてインゴール左隅へトライ。難しい角度からのゴールも決めて、イーグルスが52-15と決定的な大差をつける。
相手に5トライを決められるも1トライを返し11点差で勝利
だが、イーグルスは後半15分のSO田村のシンビンで14人になると、数的不利の17分、21分、さらに32分、34分と相手に4連続トライを決められ、スコアは52-41となる。37分にはFLミッチェル・ブラウンがトライを決め59-41としたものの、40分にも相手に1トライを返され、59-48で試合終了を迎えた。
イーグルスはラスト約23分間で相手に5トライを許した一方で、計8つのトライ、SO田村の1トライを含む22得点をはじめとする大量得点により最後までリードし続け、11点差で勝利を収めた。今シーズンの大分初勝利の功労者として、SHデクラークがリーグワンで初めてプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。
終盤は昨シーズン4強のBL東京に苦しめられながらも勝ち点4を獲得し、総勝ち点を26として4位の座を守ったイーグルス。2月25日(土)の第9節はトヨタヴェルブリッツと敵地で対戦し、今シーズン初の3連勝を目指す。
■監督・選手インタビュー
■沢木敬介監督
前半は自分たちが準備してきたことができていました。選手たちが互いにチームのためにプレーしている時間が続き、試合をよくコントロールできていたと思うのですが、後半のラスト20分ぐらいの時間帯は悪い習慣がまだ残っていると感じました。せっかくの大分の試合でしたのでスカッとしたゲームをファンの方々にお見せしたかったです。まだまだ甘さを感じていますので、トップ4に何としても食い込んでいくというマインドセットをハングリーに突き詰めていかなければなりません。また来週からしっかりと勝てるように準備していきたいと思います。
■CTB梶村祐介キャプテン
前半は自分たちが目指すクオリティの高いラグビーができました。ディフェンスし続けることもでき、いい40分だったと思いますが、後半は自分たちの弱さが出てしまいました。大きくリードしている状況で、徹底的に相手を潰しにはいけませんでした。今日は結果として勝ちましたが、もしトップチームとの対戦だったとしたら本当に勝てたのか、ということをもう一度チームとして突き詰めて練習で一つ一つクリアにしていきたいと考えています。(次節のトヨタ戦に向けて)やることは毎週変わらないので、やってきたことの精度をさらに上げていきます。
■スクラムに加えボールキャリーとトライアシストでも貢献したPR岡部崇人
前半は自分たちの流れでした。相手をコントロールできていましたし、自分の仕事であるスクラムもよかったのですが、後半はどんどん崩れていってしまいました。そのあたりを改善して次の試合に臨みたいと考えています。スクラムに関しては取り組んできたことをやり切るだけでした。何かあった時はフロントローの3人で「こうしよう」と話して自分たちがやってきたことに立ち返り、次のスクラムに臨んでいました。(後半10分のゲインとトライアシストについては)運動量とスピードを強みにして今までやってきましたので、アピールできたと思っています。
■得意のフィジカル勝負でチームに勢いをもたらしたLOリアキマタギ・モリ
間違いなく激しいフィジカルバトルになるだろうと覚悟していました。その覚悟があったぶん準備万端で相手に挑むことができましたが、勝利はしたものの前半と後半で違うゲームになってしまいました。前半はよかった一方で、後半はちょっと調子に乗ってしまったのかBL東京に隙を突かれる形になりました。自分のパフォーマンスはいいと感じていて役割を全うしていますが、周りの選手も調子がいいです。チームカルチャーも素晴らしく、お互いのためにプレーすることができている状況だからこそ自分の調子もいいのだと思います。来週はトヨタを圧倒したいです。
■初のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたSHファフ・デクラーク
(前半37分のLOダグラスのトライアシストとなったオフロードパスについて)自分から相手のタックルに飛び込んでいったのでユニークな動きになったかもしれません。そこからボールを放れる相手(LOダグラス)に放ったので、プランではなく自然とあのようなプレーになりました。やはり「戦う」という気持ちをチーム全体に浸透させたいですし、成功を収めるには泥臭いプレーも必要だと思っています。大分のファンの応援は特別です。その声援に応えたいと思いながらプレーをしました。サポートしてくれているファンの姿を見るとすごくうれしいですね。