MATCH試合
2024.02.10 sat 第3戦
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.02.10 (土) 12:10 |
---|---|
試合会場 | ニッパツ三ツ沢球技場 |
所在地 | 神奈川県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 5,946人 |
試合記録
横浜E |
BLUES |
|||
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22 | 5 | 前半 | 31 | 57 |
17 | 後半 | 26 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 3 |
0 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
4 | T | 9 |
1 | G | 6 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
5 | 4 |
3 | 3 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | ジョーダン ・レイ |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | リッキー ・リッチテリ |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | マルセル ・レナタ |
マックス・ダグラス | 4 | LO | 4 | ジョシュ ・ビーア |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | サム ・ダリー |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | キャメロン ・スアフォア |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | アントン ・セグナー |
シオネ・ハラシリ | 8 | NO.8 | 8 | ホスキンス ・ソトゥトゥ |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | タウファ ・フナキ |
田村優 | 10 | SO | 10 | スティーブン ・ペロフェタ |
ヴィリアメ・タカヤワ | 11 | WTB | 11 | ケイレブ ・クラーク |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | コーリー ・エヴァンズ |
田畑凌 | 13 | CTB | 13 | メイハナ ・グラインドレー |
イノケ・ブルア | 14 | WTB | 14 | ケイレブ ・タンギタウ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | ザーン ・サリヴァン |
中村駿太 | 16 | R | 16 | カート ・エクランド |
安昌豪 | 17 | R | 17 | ジョシュア ・フシトゥア |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | アンガス ・タアヴァオ |
リアキマタギ・モリ | 19 | R | 19 | レオ ・ゴードン |
シオエリ・ヴァカラヒ | 20 | R | 20 | コール ・フォーブス |
山菅一史 | 21 | R | 21 | サム ・ノック |
ルテル・ラウララ | 22 | R | 22 | ルーカス ・キャシュモア |
竹澤正祥 | 23 | R | 23 | カデ ・バンクス |
久保克斗 | 24 | R | 24 | アレックス ・ハーフォード |
ソセフォ・ファカタヴァ | 25 | R | 25 | ソアネ ・ヴィケナ |
レキマ・ナサミラ | 26 | R | 26 | ジェームス ・トンプソン |
松井千士 | 27 | R | 27 | エイドリアン ・チョート |
普久原琉 | 28 | R | 28 | ベン・ アケ |
イーグルス、スーパーラグビー強豪ブルーズに22-57で敗れるもCTBラウララらが計4トライをマーク
ジャパンラグビー リーグワンの昨シーズンの4強と、ニュージーランドやオーストラリアなどの南半球のプロチームが頂点を争う世界的リーグ「スーパーラグビー パシフィック」の強豪2チームが激突する大会「THE CROSS-BORDER RUGBY 2024」が日本で2週にわたり開催された。両リーグによる、国境を越えた初の試みとなる。
2月10日(土)、リーグワン昨シーズン3位の横浜キヤノンイーグルスは、スーパーラグビーで昨シーズン3位という結果を残し、ニュージーランド代表も数多く輩出してきた同国の名門ブルーズと対戦。好天に恵まれた会場のニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)には5,946人のファンが集結し、試合の行く末を見守った。
■前半
相手に4連続トライを許しイーグルスが追う展開に
前半、イーグルスは序盤から持ち前の鋭いアタックで敵陣へ攻め入るも、チャンスを得点に結び付けることができない。すると14分、ブルーズのWTBでニュージーランド代表のケイレブ・クラークのトライで先制を許す(0-7)。さらに25分、29分、35分にも連続トライを決められ、0-26と一気に突き放される。
WTBタカヤワが見事なランでチーム初トライ
イーグルスが反撃に転じたのは前半最終盤の38分。敵陣で素早いパスを重ねると、FLコーバス・ファンダイクのラストパスを左大外で受けたWTBヴィリアメ・タカヤワが見事なランでインゴールまで一気に駆け抜け、トライ。スコアを5-26とする。
ようやくチーム初得点を挙げたイーグルスだったが、直後の前半41分にも相手に1トライを追加され、5-31で試合を折り返す。
■後半
途中出場のCTBラウララが殊勲の2トライ
反撃を試みた後半もキックオフ早々の2分に相手にトライを許し5-36とされたイーグルスだが、4分、後半開始から途中出場のCTBルテル・ラウララが相手のパスをインターセプトしてトライ(12-36)。
7分、21分には再びブルーズに連続トライを決められ12-50とされたものの、あくまで自分たちのスタイルでトライを狙うイーグルスは35分、敵陣深い位置まで攻め入るとフェーズを重ねて相手ディフェンスを崩し切り、CTBラウララが自身2トライ目を決める(17-50)。
WTB竹澤がチーム4トライ目を決めて手応え掴む
さらに39分、敵陣でSO田村優が相手のペナルティからクイックタップで仕掛け再び相手の陣形を崩すと、最後は左大外に構えていたWTB竹澤正祥が鋭いランでトライ。22-50とする。
試合終了間際にも相手にトライを許し22-57で敗れたイーグルスだったが、ニュージーランドの強豪を相手に自分たちの形で4つのトライを重ね、手応えを掴んだ試合となった。
リーグワン再開を迎えるイーグルスは、2月24日(土)の第7節、今季6勝0敗で2位の東芝ブレイブルーパス東京と対戦。ブルーズ戦で得た教訓、感触を糧に、今シーズン全勝中の相手から勝利を目指す。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
現状、これくらいのレベルの差はあるのではないでしょうか。ただ、いい経験にはなったと思います。前半は準備してきたことがある程度はまって、チャンスもあったのですが、仕留めきれないところや粘りなどのレベルが違いました。これがスーパーラグビーのノーマル(当然の水準)なので、こういう中で自分たちのパフォーマンスができないと勝つのは難しくなります。我々も、そして日本ラグビーもレベルを上げていかないといけません。アタックでのボールの動かし方やラインブレイクなど通用するところもありましたので、経験を次につなげたいと思います。
■梶村祐介キャプテン
非常に高いモチベーションを持って今日のゲームに臨みました。(日本のスーパーラグビーチーム)サンウルブズがなくなった今、これだけの強度の(高い)相手と対戦する機会はなかなかありません。チームとしてだけでなく個人としてどこまでチャレンジできるか、ということに対してすごくわくわくしていました。ここ数試合、課題として出続けているのがディフェンスです。我慢強さが必要なのに淡白なところがあり、今日もそれが失点につながりました。(第7節で対戦する)東芝さんもフィジカルが強いので、しっかりトレーニングして準備したいと思います。
■かつてプレーしたブルーズと対戦したLOリアキマタギ・モリ
かつて一緒にプレーしていた選手やスタッフと会うことができて、本当にいい機会になりました。(ブルーズ所属当時から知る)選手が成長した姿を見ることができたのも個人的にはうれしかったです。みんな、僕を見て「まだ(現役で)やっていたんだ!」と驚いていたみたいです(笑)。このような古巣との対戦はやはり個人的には感情的なりますが、あくまでも(他の公式戦と変わらない)通常の1週間、1試合という位置付けで臨みました。
■2トライを決めて存在感を示したCTBルテル・ラウララ
(個人的に)久々のブルーズ戦でしたが、日本での対戦は(過去の対戦とは)また違った経験でした。自分だけではなくチームとしても非常にエキサイティングでいい経験になったと思います。コーチにはシンプルに「ハードワークし続けろ」と言われ、私もそのような思いでプレーをして、このようなパフォーマンスができてよかったです。(今後も試合に出場するために)これからも自分のスキルを磨いて、試合のレビューもして改善できるところを見出して、さらにトレーニングで100%(自分の力を)出し続けて、試合に出るチャンスを掴んだらそこで自分の力を出し切るだけだと思っています。
■チーム4トライ目を決めたほかランでチャンスを広げるなど貢献したWTB竹澤正祥
非常にレベルが高い試合ができたことで、自分自身はもちろんチームとしても非常に大きな成長の機会になったと思います。外側にスペースがあったので、内側の選手とコミュニケーションを取りながら(持ち味である)ボールキャリーでしっかり前に出られたところがよかったと思います。ブルーズは基本的なスピードとフィジカル、オフロードパスなどのパススキルなどが本当にハイレベルでした。(途中出場だったが)いい準備をして、出たら自分にできること、チームに貢献できるようなプレーをしようと考えて、実際にプレーとして出せたのがよかったと思います。今日はボールタッチの回数が増えたので、今後ももっと増やして次につなげていきたいです。