MATCH試合

2024.12.22 sun 第1節

12.22 SUN
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
21
FULL
TIME
28
東芝ブレイブルーパス東京
東芝ブレイブルーパス東京
横浜E
第1節 日産スタジアム
第1節 日産ス
BL東京

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2024.12.22 (日) 15:05
試合会場日産スタジアム
所在地神奈川県
天候晴れ/強風
ピッチ状態良い
入場者数22,871人
プレイヤーオブザマッチBL東京(12)眞野泰地

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
東芝ブレイブルーパス東京
BL東京
21 16 前半 7 28
5 後半 21
前半 後半
1 1
1 0
0 0
3 0
0 0
2 T 4
1 G 4
0 PT 0
3 PG 0
0 DG 0
前半 後半
1 3
1 3
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 木村 星南
中村駿太 2 HO 2 橋本 大吾
杉本達郎 3 PR 3 小鍜治 悠太
レキマ・ナサミラ 4 LO 4 伊藤 鐘平
マシュー・フィリップ 5 LO 5 ジェイコブ・ピアス
ビリー・ハーモン 6 FL 6 シャノン・フリゼル
嶋田直人 7 FL 7 佐々木 剛
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 リーチ マイケル
ファフ・デクラーク 9 SH 9 杉山 優平
田村優 10 SO 10 リッチー・モウンガ
ヴィリアメ・タカヤワ 11 WTB 11 桑山 淳生
梶村祐介 12 CTB 12 ロブ・トンプソン
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 セタ・タマニバル
石田吉平 14 WTB 14 ジョネ・ナイカブラ
小倉順平 15 FB 15 松永 拓朗
庭井祐輔 16 R 16 原田 衛
南友紀 17 R 17 三上 正貴
松岡将大 18 R 18 眞壁 照男
コルマック・ダリー 19 R 19 アニセ サムエラ
古川聖人 20 R 20 山本 浩輝
シオネ・ハラシリ 21 R 21 池戸 将太郎
田畑凌 22 R 22 眞野 泰地
松井千士 23 R 23 森 勇登

イーグルス、開幕戦で昨季王者東芝ブレイブルーパス東京に21-28で逆転負けを喫するも勝ち点1獲得

待ちに待った開幕だ。12月22日(日)、横浜キヤノンイーグルスはジャパンラグビー リーグワン2024-25シーズンの初戦を迎えた。

4位で終えた昨シーズンの悔しさを胸に、プレシーズンからチーム一丸となって研鑽してきたイーグルスは、ホストスタジアムの日産スタジアム(神奈川県横浜市)で3シーズン連続でのプレーオフ進出、そして優勝への一歩目を踏んだ。

昨シーズン王者の東芝ブレイブルーパス東京を迎えてのホストゲームには22,871人ものファンが集まり、厳しい寒さのなか熱戦を見守った。

■前半

復帰したSHファフ・デクラークが先制トライを決めてリード

昨シーズン王者からの勝利をターゲットに準備を進めてきた大事な初戦で、先に主導権を握ったのはイーグルスだった。

前半6分にSO田村優がPGを決めて3-0と先制すると、14分にはSHファフ・デクラークの前方へのキックをWTBヴィリアメ・タカヤワがタッチライン際でキャッチし、FL嶋田直人のパスを受けたSHデクラークがインゴールまで走り切り、先制トライ。SO田村のゴールも決まり、イーグルスが10-0とリードを広げる。

SO田村優の連続PGでイーグルスがリードを広げる

例年通り高いキック精度が光ったSO田村が26分と30分にもPGを連続で決めて、16-0とイーグルスがゲームを支配する。前半終了間際の39分に相手に1トライを返され初失点を喫したものの、イーグルスは16-7と9点リードして試合を折り返す。

■後半

序盤から相手の反撃を受け逆転を許すもWTBヴィリアメ・タカヤワのトライで同点に

後半も相手をロースコアに抑えてきたディフェンスと前半のモメンタムを保ちたいイーグルスだったが、一転して昨シーズン王者の反撃を受け始め、5分、16分と連続トライを決められ16-21と逆転を許す。

それでもわずかな点差を追い続けたイーグルスは後半23分、敵陣でのマイボールラインアウトから途中出場のNO.8シオネ・ハラシリが大きくゲインすると、SHデクラーク、CTB梶村祐介キャプテン、SO田村、100試合目の公式戦出場となったFB小倉順平とパスをつなぎ、左大外を駆け抜けてきたWTBタカヤワがラストパスを受けてトライ。21-21の同点に追いつく。

再びリードを目指すも相手にトライを決められ開幕白星発進はならず

さらに勝ち越しを目指したイーグルスだったが、30分に相手にトライを許し21-28と勝ち越され、終盤にもチャンスを作りながら得点につなげられず、開幕戦で勝利を飾ることはできなかった。昨シーズンに続き黒星発進となったが、7点差以内の敗戦チームに付与されるボーナスポイント(勝ち点1)を獲得。昨シーズンのチャンピオンチームを最後まで苦しめ、課題を抱えながらも次節以降への期待を感じさせるスタートを切った。

12月29日(日)の第2節は兵庫県神戸市へと舞台を移し、昨シーズン5位のコベルコ神戸スティーラーズと対戦する。昨シーズンは交流戦で1試合対戦し27-31で敗れている相手だけに、そのリベンジを果たして今シーズン初白星を挙げることで勢いに乗りたいところだ。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

今日のスコアは我慢比べの差です。ラグビーにはいろいろな局面でバトルがありますが、そこで我々が負けたことがこの点数につながりました。こういう試合を勝ち切れるようにチームとして成長していかなければなりません。強度の面のプレッシャーは(チーム内で)設定できても、メンタル面のプレッシャーは一人ひとりが意識して取り組んでいかないと、大事な場面で落ち着きを保ったり、自分の感情をコントロールするのが難しくなります。この敗戦を「経験」と言ってしまうと悔しいので言いません。1試合終わっただけなので今後の伸び代に期待しています。

■梶村祐介キャプテン

うまくいかなかった原因は敵陣22mラインに入ってからの精度です。スコアできそうなところでスコアできず、相手にもう一度流れを与えてしまいました。自分たちのことをコントロールできなくてアライメント(ライン)が崩れたり、タイミングが合わなかったりといったちょっとしたズレが大きなミスにつながりました。おそらく今後もこういう試合が続き、一つのミスで局面が変わる試合が多くなると思います。80分間全てが悪かったわけではなく自分たちが準備してきたことを出せた時間帯も多かったので、もう一度自分たちにフォーカスして修正していきます。

■昨シーズン第4節以来のリーグワン公式戦出場を果たしたSHファフ・デクラーク

結果についてはもちろん残念ですが、ポジティブな面もあったと思います。前半に加えて後半も一時はいい状態だったので、自分たちらしいプレーはできていたと感じていますが(経験値の高い)シニアプレイヤーがしてはいけないエラーをしてしまい、それがチームに(ネガティブな)影響を与えてしまったと思います。次の試合ではその点を改善したいです。SHのリザーブがいなかったことで久しぶりの80分間の出場となりましたが(公式戦に復帰できて)手応えを感じましたし、パフォーマンス自体はポジティブにとらえています。ここからは状態を上げていくのみです。

■先発でリーグワンデビューを飾り80分間フル出場したWTB石田吉平

憧れていた(リーグワンの)舞台でデビューすることができたのはすごくうれしく思います。前半は、自分が特別何かをしたわけではないのですが、チーム全体が前に出てずっと敵陣でプレーし続けることができたのがよかったと思いますし、いいラグビーをし続けることができました。ファンのみなさんの声援もうれしく感じましたし、自分もそれに応えたいという思いでプレーしました。今日は負けてしまいましたが、シーズンはまだまだ続くので一歩一歩しっかりステップアップして、最終的に優勝という目標にたどり着けるようにがんばっていきたいと思います。

■トップリーグ&リーグワン通算100試合出場を達成したFB小倉順平

勝って終われなかったことがとても悔しいです。(100試合出場については)いろいろなところで取り上げていただきましたが、僕の中では初戦であることの方が緊張感につながっていたと思います。前半はかなりコントロールしている時間帯が多かった一方で、後半の耐えなければいけない時間帯にミスでトライを一発で獲られた場面があったので、そこの修正が大事になると思います。(BKの選手とは)プレシーズンからいいコミュニケーションが取れてはいますが、いくつか裏(のスペース)を取られたのでそこをどうするのか、これから詳細を詰めていきたいと考えています。