MATCH試合

2025.01.18 sat 第5節

1.18 SAT
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
47
FULL
TIME
21
三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ
横浜E
第5節 ニッパツ三ツ沢球技場
第5節 ニッパツ
相模原DB

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2025.01.18 (土) 14:10
試合会場ニッパツ三ツ沢球技場
所在地神奈川県
天候晴れ/弱風
ピッチ状態良い
入場者数8,402人
プレイヤーオブザマッチ横浜E(8) アマナキ・レレイ・マフィ

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
三菱重工相模原ダイナボアーズ
相模原DB
47 14 前半 0 21
33 後半 21
前半 後半
2 5
2 4
0 0
0 0
0 0
7 T 3
6 G 3
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
0 3
0 3
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
シオエリ・ヴァカラヒ 1 PR 1 安 昌豪
中村駿太 2 HO 2 李 承爀
祝原涼介 3 PR 3 石井 智亮
リアキマタギ・モリ 4 LO 4 ウォルト・スティーンカンプ
マシュー・フィリップ 5 LO 5 リンディ 真ダニエル
ビリー・ハーモン 6 FL 6 吉田 杏
嶋田直人 7 FL 7 ティモテ・タヴァレア
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ジャクソン・ヘモポ
ファフ・デクラーク 9 SH 9 岩村 昂太
田村優 10 SO 10 ジャック・ストラトン
竹澤正祥 11 WTB 11 小泉 怜史
梶村祐介 12 CTB 12 チャーリー・ローレンス
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 カーティス・ロナ
石田吉平 14 WTB 14 カートリー・アレンゼ
小倉順平 15 FB 15 石田 一貴
庭井祐輔 16 R 16 宮里 侑樹
岡部崇人 17 R 17 細田 隼都
杉本達郎 18 R 18 津嘉山 廉人
コルマック・ダリー 19 R 19 坂本 侑翼
シオネ・ハラシリ 20 R 20 マリノ・ミカエリトゥウ
山菅一史 21 R 21 ジェームス・グレイソン
田畑凌 22 R 22 マット・ヴァエガ
ヴィリアメ・タカヤワ 23 R 23 三島 琳久

イーグルス、三菱重工相模原ダイナボアーズとの「神奈川ダービー」を47-21で制し3連勝

1月18日(土)のジャパンラグビー リーグワン第5節、開幕2連敗から2連勝と立て直して、さらに今シーズン初の勝ち越しとなる3連勝を狙う横浜キヤノンイーグルスは、2節連続でのニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市)でのホストゲームに三菱重工相模原ダイナボアーズを迎えた。

ダイナボアーズも同じく2勝2敗で、第4節ではコベルコ神戸スティーラーズを破るなど強化が進んでいる。しかしイーグルスとしては巻き返しを図るうえで決して負けられない相手だ。

ともに神奈川県を拠点とする注目の「神奈川ダービー」には前節を1,500人近く上回る8,402人ものファンが詰めかけ、毎回激しい応酬になるこの両チームの攻防を終始熱い声援を送りながら見守った。

■前半

FB小倉順平の先制トライでまずは7-0に

試合序盤から早速主導権を握ったイーグルスは前半13分、敵陣5mライン上でのマイボールスクラムでフリーキックを得るとSHファフ・デクラークがクイックリスタートを仕掛け、そのパスを受けたFB小倉順平が相手をステップでかわしてトライ。

SO田村優のゴールも難なく決まり、まずは7-0と先制に成功する。

WTB石田吉平の3試合連続トライで14-0として後半へ

その後はチャンスを作りながら追加点を得られない時間帯が続いたイーグルスだったが、相手を無失点に抑えたまま迎えた前半終盤の35分、敵陣でのマイボールラインアウトを起点に攻めたCTB梶村祐介キャプテンからのパスをキャッチしたNO.8アマナキ・レレイ・マフィがトップスピードでラインブレイクする。

そしてNO.8マフィのパスを受けたFL嶋田直人も大きくゲインしトライラインに迫ると、さらに粘り強くつないでいき、最後はWTB石田吉平がキレのあるランで自身3試合連続となるトライを決める。

スコアを14-0としたところで前半終了を迎え、3トライ差での勝利によるボーナスポイント獲得に向けて視界良好の状態で後半を迎える。

■後半

NO.8アマナキ・レレイ・マフィの連続トライで26-0に

後半開始早々の3分、イーグルスは敵陣5mラインでのマイボールラインアウトからモールを押し切り、NO.8マフィがトライ。19-0とリードを広げる。

さらに12分にもトライライン目前でのラインアウトモールから、ボールを保持していたNO.8マフィが連続トライを決めて、スコアを26-0とする。

後半25分以降にも3トライを決めてボーナスポイント付きの勝利を収める

17分に相手に初トライを許し26-7とされたが、イーグルスは25分に再び深い位置まで入るとLOコルマック・ダリーがリーグワン初トライ(33-7)。

34分に相手に2トライ目を決められ33-14とされるも、イーグルスは直後の37分にCTBジェシー・クリエルがトライ(40-14)。39分にも再び相手にトライを許したが、42分にはWTBヴィリアメ・タカヤワがトライを決め、47-21で見事勝利を収めた。

3節連続でボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、総勝ち点を16に伸ばしたイーグルス。第5節終了時点で4位と好位置にはつけているが、さらなる勝ち点の上積み、そして順位の浮上に向けて手綱を緩めることは許されない。

まずは1週間のバイウィーク(休みの週)を挟み、交流戦の初戦となる2月1日(土)の第6節は、同9位のトヨタヴェルブリッツと敵地・豊田スタジアム(愛知県豊田市)で対戦する。4連勝なるか、注目だ。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

結果として勝ち点5を獲れただけでなく、我々のよさがすごくいい形で表れた試合でした。(終盤の失点について)いつも選手に言っているのは、ディフェンスで大事なのは「態度」だということです。今日は以前よりもタフな選択ができる選手が増えましたが、それを今後もどんどん増やさないといけません。選手も我々スタッフも毎試合成長していかなければならないという危機感を持ちながら準備していますが、(次節からの交流戦で対戦する)どのチームも力があり、簡単な試合はありません。今後も成長していけるような試合をしていきます。

■梶村祐介キャプテン

今日も「神奈川ダービー」らしい大きな声援を感じながらのハードな試合になりました。「キープ・ファイティング(戦い続ける)」というターゲットを掲げて臨み、前半の40分で自分たちのメッセージ、エネルギーを相手に伝えられたと思っています。ただ、簡単に得点されてしまったラスト10分に自分たちの弱さが出ました。相手のボールキャリアに対して2人で(タックルに)入って勢いを消し、その次のフェーズでもプレッシャーをかけるという根本を崩されてしまったのが失点の原因です。この試合からもしっかり学んで次に向かっていきます。

■1番で初先発を果たしスクラムなどで貢献したPRシオエリ・ヴァカラヒ

勝てて本当にうれしいです。練習通りに試合できて、こうしていい結果が出ました。今週は特にスクラムの練習で沢木監督からプレッシャーをかけてもらい、毎日いい準備ができたことが勝ちにつながったと思います。先発は緊張しましたが、今週の練習でも自分が最初から出る想定で準備してきました。そういう準備が大事だと思います。(前半11分の出血一時交代は)気合いを入れ過ぎてちょっと血が出てしまいました(笑)。(同じルースヘッドPRの)岡部(崇人)さんをはじめ先輩から学ぶことはまだまだ多いですが、これからも変わらず全試合、全力でがんばっていきたいです。

■2トライを挙げてプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたNO.8アマナキ・レレイ・マフィ

楽しかったです。今日はスクラムもラインアウトもよかったので、再来週(第6節)に向けてもっともっとよくしていきたいです。(開幕戦以来の先発で気合いが入った?の問いに)そうですね。(昨年末に)お母さんが亡くなって、また最近はジェイ(NO.8シオネ・ハラシリ)が活躍していたので、僕はなかなかチャンスがなく、インパクト(プレイヤー)に徹していました。そして今日、出番をもらったので「これはチャンスだ」とがんばりました。(プレイヤー・オブ・ザ・マッチは)もちろんうれしいです。僕がもらったけど、みんなのおかげです。

■開幕から5試合連続先発出場し3試合連続トライを決めたWTB石田吉平

今日のようにたくさんの方々が応援してくださることで僕たちはラグビーができているので、本当に感謝しています。今日はボールタッチが少ない中でトライを獲ることができましたが、後半すぐ(1分)にひざを痛めて交代となったので悔しい思いもあります。(5試合連続先発出場で)体にも少し(疲れが)来ていますが、バイウィークでしっかりリフレッシュして万全な状態で臨めるよう、体のケアに努めます。(第6節で対戦する)ヴェルブリッツはタレントが揃っている強いチームなので、いい練習をして自分たちのラグビーを遂行できるように準備したいと思います。