MATCH試合

2025.02.01 sat 第6節

2.1 SAT
トヨタヴェルブリッツ
トヨタヴェルブリッツ
20
FULL
TIME
24
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
トヨタV
第6節 豊田スタジアム
第6節 豊田ス
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2025.02.01 (土) 14:30
試合会場豊田スタジアム
所在地愛知県
天候くもり/弱風
ピッチ状態良い
入場者数16,366人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
トヨタヴェルブリッツ
トヨタV
24 14 前半 7 20
10 後半 13
前半 後半
2 1
2 1
0 0
0 1
0 0
3 T 2
3 G 2
0 PT 0
1 PG 2
0 DG 0
前半 後半
1 1
1 1
0 0
0 2
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 三浦 昌悟
中村駿太 2 HO 2 彦坂 圭克
祝原涼介 3 PR 3 須藤 元樹
リアキマタギ・モリ 4 LO 4 リッチー ・グレイ
マシュー・フィリップ 5 LO 5 秋山 大地
ビリー・ハーモン 6 FL 6 アイザイア ・マプスア
古川聖人 7 FL 7 三木 皓正
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 奥井 章仁
ファフ・デクラーク 9 SH 9 茂野 海人
田村優 10 SO 10 松田 力也
竹澤正祥 11 WTB 11 シオサイア ・フィフィタ
梶村祐介 12 CTB 12 ニコラス ・マクカラン
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 ジョセフ ・マヌ
石田吉平 14 WTB 14 高橋 汰地
小倉順平 15 FB 15 ティアーン ・ファルコン
庭井祐輔 16 R 16 加藤 竜聖
シオエリ・ヴァカラヒ 17 R 17 百地 龍之介
杉本達郎 18 R 18 淺岡 俊亮
トム・ジェフリーズ 19 R 19 ジョシュ ・ディクソン
嶋田直人 20 R 20 アドレ ・スミス
天野寿紀 21 R 21 梁 正秋
田畑凌 22 R 22 マット ・マッガーン
ヴィリアメ・タカヤワ 23 R 23 ウィリアム ・トゥポウ

イーグルス、交流戦初戦でトヨタヴェルブリッツを24-20で下し4連勝で3位浮上

バイウィーク明けの2月1日(土)のジャパンラグビー リーグワン第6節は、カンファレンスの異なるチーム同士が対戦する「交流戦」の幕開けとなった。

カンファレンスAの横浜キヤノンイーグルスは、同Bのトヨタヴェルブリッツと敵地の豊田スタジアム(愛知県豊田市)で激突。4連勝を狙うとともに、4位(第5節時点)からのさらなる浮上を目指した。

会場には16,366人ものファンが集結し、序盤から最終盤まで激しい競り合いとなった熱戦を見届けた。

■前半

WTB石田吉平の4試合連続トライで7-0と先制に成功

先制したのはイーグルスだった。前半開始からたびたびチャンスを作りながら得点できなかったが、16分に敵陣深い位置まで攻め入ると、CTBジェシー・クリエルのパスを右大外でキャッチしたWTB石田吉平が自身4試合連続となるトライを決める。

SO田村優のゴールも決まり、スコアを7-0とする。

同点に追いつかれるも前半終盤のCTBジェシー・クリエルのトライで再び7点差に

19分には相手に初トライを許し7-7と同点にされたが、イーグルスは前半終盤に再びトライチャンスを作り出す。

33分、敵陣でのマイボールスクラムでフリーキックを得ると、SHファフ・デクラークのクイックリスタートからSO田村、CTB梶村祐介キャプテンと素早くパスをつなぎ、ラストパスを受けたCTBクリエルが相手ディフェンスを振り払うように力強く走り切ってトライ。スコアを14-7として前半終了を迎える。

■後半

SO田村優のPGで17-7とリードを広げるもすぐさま同点に追いつかれる

後半に入ると、開始早々の4分にSO田村がPGを決めて17-7とリードを広げる。イーグルスはこのまま得点を重ねて試合の主導権を握り続けるかと思われたが、ここから相手の反撃を受ける。

7分にPGを1本返され17-10とされると、13分には相手に2本目のトライを決められ17-17となり、試合を振り出しに戻されてしまう。

WTB石田吉平の2トライ目で勝ち越し!相手の反撃を振り切って24-20で勝利

昨シーズン第15節の対戦時のように逆転を許しかねない展開に陥ったが、21分、イーグルスは敵陣でマイボールラインアウトのチャンスを得ると、CTBクリエルが大きく前進。右タッチライン際でそのラストパスを受けたWTB石田がこの試合2本目のトライを決めて24-17と再び7点のリードを奪う。

28分には相手のPGで24-20と差を詰められ、試合終了間際にも相手にアタックを23フェーズまで継続される苦しい展開となったが、最後はPRシオエリ・ヴァカラヒ、FL嶋田直人が相手ボールに絡んでノットリリースザボールのペナルティを誘い、24-20で白熱の大接戦を制した。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには1トライ2トライアシストのCTBジェシー・クリエルが選ばれた。

4連勝で勝ち点4を獲得し、総勝ち点を20として順位を1つ上げ3位に浮上したイーグルス。交流戦2戦目の2月8日(土)の第7節はホストスタジアムのニッパツ三ツ沢球技場へ戻り、同じく勝ち点20で4位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

昨シーズン(第15節のトヨタヴェルブリッツ戦)も終盤に同じような展開になり、最後は(相手に逆転トライを許して)負けてしまいました。今日は勝ち切ることできましたが、これまで自分たちが求めてきたスタンダードと比べてもとても納得できるようなパフォーマンスではありませんでした。わざわざ相手にチャンスを与えて、自分たちであのようなピンチを招いています。それ(そのような状況を作らないこと)こそ今シーズンの我々が最も必要としている「PLUS ONE」だと考えています。ですから今日の収穫は勝ったことだけです。

■梶村祐介キャプテン

今日は多くのチャンスを作ることができましたがそれがあまりスコアに表れず、自分たちでそのチャンスを手放してしまったと感じています。もちろん毎試合少しずつよくなっている部分もありますし、チームとして確実に成長していますが、今日のようにアップダウンが激しくなるとハードなゲームを勝ち切るのが難しくなってしまうので、もう一度自分たちのスタンダードを高いレベルに設定して準備したいと思います。次節も相手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)を自分たちの土俵に引きずり込んで、自分たちのラグビーをすれば必ず勝てると信じています。

■イーグルスのラインアウトリーダーを務めるLOマシュー・フィリップ

勝ちましたが、複雑な気持ちです。(リーダーを務めている)ラインアウトとモールはイーグルスの強みだったのですが、それを(相手に)制圧されてしまいました。モールでもトライが獲れなかったので、それらをもっと機能させるためにはどうすればいいか、今日の試合をしっかりと振り返って改善していく必要があります。ただ、チームとしてよかったのはそこがうまくいかなくても他の手段でトライを獲れたことです。得点源がいくつもあるところがイーグルスのよさだと思います。もちろんセットピース以外でも攻守ともにフィジカルを活かして勝負していきたいと考えています。

■昨季まで所属していたトヨタヴェルブリッツと初めて対戦したFL古川聖人

ヴェルブリッツの後輩から激しくタックルされましたし、彼らの活躍を感じられたのはうれしかったですが、自分もイーグルスの一員として彼らに負けないようにプレーしました。チームに求められているのはブレイクダウンでの強さやペナルティをせずにプレーすることなので、ジャッカル(スティール)についてもチャンスがあれば積極的にしていこうと考えていました。そのような自分の仕事、役割が遂行できたことはよかったと思います。ただ、自分たちで自分たちの首を絞めてしまうようなミスが多かったので、今日の結果に満足することなくこれからもやっていきたいと考えています。

■全3トライに絡みプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたCTBジェシー・クリエル

ヴェルブリッツには非常にいい選手が揃っていますので今日はかなりタフな戦いになりましたが、こうして勝てたことは本当によかったと思います。日々の練習ではすごく高いスタンダード、クオリティで準備しているので、(今日のように)それを試合でできないと残念な気持ちになります。もちろん自分たち本来のスタンダードでプレーすることを求められているわけですが、それができなかったとしても勝てるのが強いチームだと考えています。(WTB石田吉平の2トライをアシストしたことについて)自分でトライを獲るよりもアシストの方がうれしいので、今後ももっと増やしていきたいと思います。