MATCH試合
2025.03.02 sun 第10節

TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2025.03.02 (日) 14:30 |
---|---|
試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
所在地 | 東京都 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 12,532人 |
プレイヤーオブザマッチ | 横浜E(13)ジェシー ・クリエル |
試合記録
横浜E |
東京SG |
|||
---|---|---|---|---|
33 | 13 | 前半 | 7 | 22 |
20 | 後半 | 15 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
1 | 2 |
0 | 0 |
2 | 2 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 3 |
3 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
4 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
1 | 1 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 小林 賢太 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | 呉 季依典 |
杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 中野 幹 |
リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | トレヴァ・ホゼア |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | サム・ジェフリーズ |
ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | 下川 甲嗣 |
古川聖人 | 7 | FL | 7 | サム・ケイン |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ショーン・マクマーン |
ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | 流 大 |
田村優 | 10 | SO | 10 | 高本 幹也 |
松井千士 | 11 | WTB | 11 | 仁熊 秀斗 |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | 中野 将伍 |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | 尾崎 泰雅 |
石田吉平 | 14 | WTB | 14 | 尾崎 晟也 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 河瀬 諒介 |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 宮崎 達也 |
シオエリ・ヴァカラヒ | 17 | R | 17 | 森川 由起乙 |
祝原涼介 | 18 | R | 18 | 細木 康太郎 |
トム・ジェフリーズ | 19 | R | 19 | 箸本 龍雅 |
嶋田直人 | 20 | R | 20 | 山本 凱 |
山菅一史 | 21 | R | 21 | マックス・ヒューズ |
ヴィリアメ・タカヤワ | 22 | R | 22 | 中村 亮土 |
ブレンダン・オーウェン | 23 | R | 23 | 松島 幸太朗 |
イーグルス、東京サントリーサンゴリアスに33-22で勝ち切り連敗ストップ&5位浮上

昨年12月に開幕したジャパンラグビー リーグワン2024-25シーズンは第10節でリーグ戦、そして交流戦の後半戦に早くも突入した。
3月2日(日)、前節まで3連敗を喫し4勝5敗、勝ち点21、6位でシーズンを折り返した横浜キヤノンイーグルスは、同じく勝ち点21で7位の東京サントリーサンゴリアスと対戦した。過去2シーズン連続でプレーオフ3位決定戦の舞台で相見えているライバル関係にある相手だけに、またこの試合で連敗を止めて再浮上を図るためにも、絶対に負けられない一戦となった。

好天に恵まれた東京・秩父宮ラグビー場には12,532人のファンが駆け付け、その注目の対決を見守った。
■前半
キックオフとともにHO中村駿太が公式戦100試合出場を達成

試合前に先頭でピッチへ入場したHO中村駿太が、前半のキックオフを迎えた瞬間トップリーグ時代からの通算で公式戦100試合出場を達成した。勝利でその偉業を祝うべく是が非でも先制したいイーグルスだったが、序盤から双方譲らず膠着状態が続く。
18分、WTB松井千士のトライセービングタックルが危険なプレーとされイエローカードとなり数的不利を招くと、23分には相手に先制トライを許し0-7とされてしまう。
CTBジェシー・クリエルの逆転トライなどで13-7とリード



反撃したいイーグルスは29分にSO田村優のPGで3-7と点差を詰めると、続く37分、敵陣のマイボールスクラムを起点にSHファフ・デクラーク、SO田村、CTB梶村祐介と素早くパスをつなぎ、先発復帰したCTBジェシー・クリエルがそのラストパスを受けてトライ。SO田村のゴールも成功し、10-7と逆転する。
さらに42分のラストプレーでSO田村が再びPGを決めて、イーグルスが13-7とリードを広げたところで前半終了となる。
■後半
一時逆転されるもSO田村優のPGやFBブレンダン・オーウェンのトライで再びリード
後半も主導権を握り続けたいイーグルスだったが、10分に相手に2本目のトライを決められ13-14と逆転を許す。



それでも16分にはSO田村のPG成功で16-14として再逆転に成功すると、直後の19分、敵陣でのスクラムで得たフリーキックからSH山菅一史がクイックリスタートを仕掛け、途中出場のFBブレンダン・オーウェン、ループでSH山菅、WTB松井とつなぎ、最後はFBオーウェンが一気に駆け抜けてトライ。23-14と再び突き放す。
相手の反撃を受けながら最後はWTB石田吉平のトライで勝利を決める



22分には相手に3本目のトライを許し23-19と4点差に迫られ、その後は互いにPGを1本ずつ追加して26-22で迎えた36分、イーグルスは敵陣でのラックからSH山菅がハイパント。それをWTB石田吉平がクリーンキャッチして前進すると、最後はCTBクリエルのパスからWTB石田がトライ。33-22としたイーグルスが見事に勝利を収め、連敗を3で止めた。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには1トライ1トライアシストを決めたCTBジェシー・クリエルが選出され、HO中村駿太の100試合出場を祝うセレモニーも両チームのメンバーによって行われた。

5勝5敗と星を五分に戻し、総勝ち点を25として5位に浮上したイーグルスは、バイウィーク(休みの週)明けの3月15日(土)の第11節、リコーブラックラムズ東京と対戦する。同じ秩父宮ラグビー場でのホストゲームで連勝し、ここからさらに勢いに乗りたい。

<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
我々が望む結果が出ない試合が続いてきたので、今週は勝ちにこだわる、やってきたことをやり切る、その結果ダメであっても「しょうがない」という言い訳を作らないようにやり切る、というマインドで準備してきました。負けた試合では相手の方が「勝ちたい」という気持ちで上回っていましたが、今日はその気持ちが伝わってきました。またバイウィーク明けから我々のターゲットを見据えて準備していきます。(HO中村)駿太はまだ彼が望んでいるポジションに到達できていません。もっとハングリーになってテストマッチプレイヤーにならないといけません。
■梶村祐介キャプテン
今日は一人ひとりがどれだけチームのためにプレーできるか、ということをマインドセットに据えて試合に臨みました。結果として勝つことができましたが、その中にも改善すべきポイントがたくさんあったので、自信を持っていいところと改善点をもう一度(明確にして)準備し直したいと思います。特にアタックではリンケージ(つながり、連係)の面に重点を置いて準備してきました。今日はセットピースから崩して獲れたトライもあり、コミュニケーションの面もよかったです。(HO中村駿太は)チームにエナジーを与えてくれる人だと感じています。
■後半23分までプレーしスクラム・ボールキャリー・タックルで奮闘したPR岡部崇人
前節まで連敗していましたが、今週はチーム全体で「自分たちのやり方をもう一回信じて、一貫してやり抜こう」と話して1週間準備してこの試合に臨みました。どこかのタイミングで「勝てそうだ」と感じたわけではなく、自分たちのプレーに集中してやり続けたらこの結果につながった、という勝利でした。スクラムはうまくいった場面もいかなかった場面もありましたが、それもチームの方針と一緒で自分たちがやってきたことをやり続けるというテーマがあったので、相手(を意識するの)ではなく自分たちのやり方を一貫してやることだけを意識していました。
■古巣との対戦でトップリーグ・リーグワン公式戦通算100試合出場のHO中村駿太
(サンゴリアス戦で大台を迎える巡り合わせは)ラッキーでした。すごくうれしいです。サンゴリアスの選手からも声をかけてもらいました。今日は順位とかそういうことは抜きにして絶対に勝たないといけない試合で、チームとしてターニングポイントにしたい試合でもあったので、その意味でも今日勝てたことはすごく大きかったです。今週のチームのテーマは「LOVE
FOR THE EAGLES」で、試合に出ていた23人全員がそれを体現できたと思います。(日本代表について)自分としてはまだまだ伸び代があると思うので、その可能性がある限りチャレンジしていきたいです。
■復帰戦でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたCTBジェシー・クリエル
今日はHO中村駿太にとってすごく大事な試合でしたし、いいパフォーマンスをすることが大事でしたので、それが結果としてついてきたと考えています。(自身のトライは)やるべきことをシンプルに練習で繰り返し、試合でそれが練習通りにできてパフォーマンスとして出たものです。(後半36分のトライアシストについて)今日はWTB石田吉平がいいプレーをしていましたので、私というよりも彼がよかった結果のトライです。(前節までの)2試合の欠場はタフな期間でしたが、自分にとってこのチームがどんな存在か振り返るいい機会になり、今日はそれを行動で示したいと考えていました。チーム愛があれば自分を限界以上まで突き動かすことができるのです。

我々が望む結果が出ない試合が続いてきたので、今週は勝ちにこだわる、やってきたことをやり切る、その結果ダメであっても「しょうがない」という言い訳を作らないようにやり切る、というマインドで準備してきました。負けた試合では相手の方が「勝ちたい」という気持ちで上回っていましたが、今日はその気持ちが伝わってきました。またバイウィーク明けから我々のターゲットを見据えて準備していきます。(HO中村)駿太はまだ彼が望んでいるポジションに到達できていません。もっとハングリーになってテストマッチプレイヤーにならないといけません。

今日は一人ひとりがどれだけチームのためにプレーできるか、ということをマインドセットに据えて試合に臨みました。結果として勝つことができましたが、その中にも改善すべきポイントがたくさんあったので、自信を持っていいところと改善点をもう一度(明確にして)準備し直したいと思います。特にアタックではリンケージ(つながり、連係)の面に重点を置いて準備してきました。今日はセットピースから崩して獲れたトライもあり、コミュニケーションの面もよかったです。(HO中村駿太は)チームにエナジーを与えてくれる人だと感じています。

前節まで連敗していましたが、今週はチーム全体で「自分たちのやり方をもう一回信じて、一貫してやり抜こう」と話して1週間準備してこの試合に臨みました。どこかのタイミングで「勝てそうだ」と感じたわけではなく、自分たちのプレーに集中してやり続けたらこの結果につながった、という勝利でした。スクラムはうまくいった場面もいかなかった場面もありましたが、それもチームの方針と一緒で自分たちがやってきたことをやり続けるというテーマがあったので、相手(を意識するの)ではなく自分たちのやり方を一貫してやることだけを意識していました。

(サンゴリアス戦で大台を迎える巡り合わせは)ラッキーでした。すごくうれしいです。サンゴリアスの選手からも声をかけてもらいました。今日は順位とかそういうことは抜きにして絶対に勝たないといけない試合で、チームとしてターニングポイントにしたい試合でもあったので、その意味でも今日勝てたことはすごく大きかったです。今週のチームのテーマは「LOVE FOR THE EAGLES」で、試合に出ていた23人全員がそれを体現できたと思います。(日本代表について)自分としてはまだまだ伸び代があると思うので、その可能性がある限りチャレンジしていきたいです。


今日はHO中村駿太にとってすごく大事な試合でしたし、いいパフォーマンスをすることが大事でしたので、それが結果としてついてきたと考えています。(自身のトライは)やるべきことをシンプルに練習で繰り返し、試合でそれが練習通りにできてパフォーマンスとして出たものです。(後半36分のトライアシストについて)今日はWTB石田吉平がいいプレーをしていましたので、私というよりも彼がよかった結果のトライです。(前節までの)2試合の欠場はタフな期間でしたが、自分にとってこのチームがどんな存在か振り返るいい機会になり、今日はそれを行動で示したいと考えていました。チーム愛があれば自分を限界以上まで突き動かすことができるのです。