MATCH試合
2025.05.04 sun 第17節
 
                    	イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
| キックオフ日時 | 2025.05.04 (日) 14:30 | 
|---|---|
| 試合会場 | 秩父宮ラグビー場 | 
| 所在地 | 東京都 | 
| 天候 | 晴れ/微風 | 
| ピッチ状態 | 良い | 
| 入場者数 | 8,899人 | 
| プレイヤーオブザマッチ | 神戸S(4)ワイサケ ・ララトゥブア | 
試合記録
| 横浜E | 神戸S | |||
|---|---|---|---|---|
| 29 | 12 | 前半 | 19 | 47 | 
| 17 | 後半 | 28 | ||
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 2 | 3 | 
| 1 | 1 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 計 | 計 | |
|---|---|---|
| 5 | T | 7 | 
| 2 | G | 6 | 
| 0 | PT | 0 | 
| 0 | PG | 0 | 
| 0 | DG | 0 | 
| 前半 | 後半 | 
|---|---|
| 3 | 4 | 
| 2 | 4 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
| 0 | 0 | 
メンバー
| 選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 | 
|---|---|---|---|---|
| 岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 高尾 時流 | 
| 川村慎 | 2 | HO | 2 | ジョージ ・ターナー | 
| 杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 具 智元 | 
| ジャンドレ・ラブスカフニ | 4 | LO | 4 | ワイサケ ・ララトゥブア | 
| マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ブロディ ・レタリック | 
| ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | ティエナン ・コストリー | 
| 古川聖人 | 7 | FL | 7 | ソロモネ ・フナキ | 
| アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | サウマキ アマナキ | 
| 荒井康植 | 9 | SH | 9 | 日和佐 篤 | 
| 田村優 | 10 | SO | 10 | ブリン ・ガットランド | 
| 松井千士 | 11 | WTB | 11 | 植田 和磨 | 
| 南橋直哉 | 12 | CTB | 12 | タリ ・イオアサ | 
| ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | ラファエレ ティモシー | 
| 石田吉平 | 14 | WTB | 14 | イノケ ・ブルア | 
| 小倉順平 | 15 | FB | 15 | 李 承信 | 
| 平石颯 | 16 | R | 16 | 北出 卓也 | 
| 南友紀 | 17 | R | 17 | カウヴァカ ・カイヴェラタ | 
| 祝原涼介 | 18 | R | 18 | 山下 裕史 | 
| リアキマタギ・モリ | 19 | R | 19 | ジェラード ・カウリートゥイオティ | 
| 嶋田直人 | 20 | R | 20 | 橋本 皓 | 
| 天野寿紀 | 21 | R | 21 | 中嶋 大希 | 
| 武藤ゆらぎ | 22 | R | 22 | アタアタ ・モエアキオラ | 
| ブレンダン・オーウェン | 23 | R | 23 | 辻野 隼大 | 
イーグルス、今季最後のホストゲームでコベルコ神戸スティーラーズに29-47で敗れプレーオフ進出ならず
 
 
5月4日(日)、ジャパンラグビー リーグワン2024-25のリーグ戦は第17節を迎え、この節を含めて残すところわずか2節となった。
相手に3トライ差以上をつけてのボーナスポイント付きの2連勝が、上位6チームによるプレーオフトーナメントへの逆転進出の最低条件となった7位(第16節終了時点)の横浜キヤノンイーグルスは、同5位のコベルコ神戸スティーラーズと激突した。
18-36で敗れた第2節のリベンジはもちろん、プレーオフに向けて圧勝が求められる大一番は、イーグルスにとって今シーズン最後のホストゲームとなった。
 
その舞台となった東京・秩父宮ラグビー場には8,899人ものファンが集結。イーグルスのサポーターの期待を一身に背負い、ピッチに姿を現した選手たちは運命のキックオフの瞬間を迎えた。
 
■前半
キックオフ直後のWTB松井千士の先制トライで5-0に
 
前半開始早々の2分、トライを量産していきたいイーグルスは、ラックからパスを受けたSO田村優が左大外に向けて長いキックパスを放ち、WTB松井千士がキャッチするとそのまま走り切ってトライ。
極めて精度の高いコンビネーションで5-0と幸先よく先制に成功する。
WTB松井が2トライ目を決めたものの7点ビハインドで後半へ
 
 
 
9分と21分には相手に連続トライを許し5-14とされたが、イーグルスは28分にSH荒井康植のゲインを皮切りに敵陣でチャンスを作ると細かくパスをつなぎ、FB小倉順平のラストパスを受けたWTB松井がキレのあるステップで相手をかわしながら再びトライ。
SO田村のゴールも決まって12-14とし、わずか2点差に迫る。
33分には相手に3トライ目を決められ12-19とされたものの、イーグルスは7点ビハインドで1トライ少ないだけという十分巻き返しを図れる差で前半終了を迎え、残り40分での反撃を誓う。
■後半
イエローカードの影響もあり相手に連続トライを許す
 
だがイーグルスは後半、序盤の8分にLOリアキマタギ・モリがイエローカードで10分間の一時的退出となり、直後に相手にトライを決められ12-26とされる。
13分にはLOマシュー・フィリップに、18分にはWTB松井にもイエローカードが出されてさらに数的不利に陥ったイーグルスは、15分、21分にも相手に連続トライを許して12-40と一気にリードを広げられる。
終盤の時間帯に3連続トライを決めたものの逆転には至らず
 
試合終盤、意地を見せたいイーグルスは30分、敵陣でのSH天野寿紀のクイックタップを起点にパスを回し、LOフィリップのパスを受けたWTB石田吉平が3試合連続トライ(17-40)。
32分には敵陣ゴール前でパスを受けたNO.8アマナキ・レレイ・マフィが、34分には自陣からボールをつなぎながら駆け抜けたCTBジェシー・クリエルがそれぞれトライを決めて29-40とするが、最後に相手に1トライを返され、29-47で敗戦。3シーズン連続のプレーオフトーナメント進出は果たせなかった。
 
 
 
 
なお、先発したCTB南橋直哉がトップリーグ時代からの通算で公式戦50試合出場を達成し、後半9分からピッチに立ったHO平石颯がリーグワン公式戦デビューを果たした。
 
 
最終戦となる5月10日(土)の第18節、東芝ブレイブルーパス東京戦は、必死に応援し続けたサポーターやチームを去る選手のためにも勝ってシーズンを締めくくりたい一戦だ。そして本来のイーグルスの姿を見せる、今シーズン最後のチャンスとなる。
 
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
 
	残念の一言です。やはりラインアウトが取れないと試合には勝てません。セットピースのコントロールは大事で、イーグルスはラインアウトを起点にして(相手ディフェンスを)崩すスタイルなのですが、今シーズンはラインアウトがなかなか安定しませんでした。今日も後半から修正する能力があれば挽回できたかもしれませんが、その点も含めて我々のコーチングの問題であり、僕も責任を感じています。まだ1試合残っていますので、ストロングフィニッシュを目指すとともに、引退試合となるFL嶋田直人をハッピーな形で送り出したいと思います。
■古川聖人ゲームキャプテン
 
	不用意な反則や簡単なミスをしてしまい、それが試合の結果に表れてしまいました。本当に残念ですが過去は変えられないので、来週(第18節)に向けてどう準備していくかに集中します。このチームでできる最後の試合ですし、引退するFL嶋田さんをはじめチームを離れる選手がいますので、1年間やってきたことを出し切る試合にしたいです。今日もサポーターの方々が熱い声援を送り続けてくれました。今季最後の試合をいい形で締めくくりたいと思います。そしてチームマンの嶋田さんに負けないぐらいチームに貢献できる選手になりたいです。
■トライの量産が求められる一戦で先発し2トライを決めたWTB松井千士
 
	自力で(プレーオフに)行くことは難しかったのですが、まずは絶対に5ポイント(ボーナスポイントを含む勝ち点5)を取ろうと話をしていたので、この結果はすごく残念です。沢木監督からはいつも「トライを獲り切れ」と言われていますので、自分の仕事はできたかなと思います。ただ、イエローカードが3回続いてしまったことでゲームが壊れてしまったので、自分自身も責任を感じています。まだ試合が残っていますので、しっかりやり抜きたいです。相手(東芝ブレイブルーパス東京)は昨季のチャンピオンチームですが、引退試合になるFL嶋田さんのためにもこの1試合に全力を注ぎます。
■古巣との対戦で先発し公式戦通算50試合出場を記録したCTB南橋直哉
 
	特に相手が(かつて所属していた)スティーラーズだから、といった思いは特になく、いつも通りの気持ちで臨みました。フィジカルの部分で追い込まれる場面が多かったので、まずはそのような根本の部分をしっかりと直さないといけないと感じています。今シーズンはなかなか勝てない苦しい状況が続いてきましたが、サポーターの方々をはじめ多くのみなさんに応援していただいていますので、残りの1試合でイーグルスとしていいラグビーをして、しっかり勝って終わりたいです。このメンバーでできる最後の試合で、全員一丸となって今シーズンの集大成を見せたいと思います。
■後半9分から出場しリーグワン公式戦デビューを果たしたHO平石颯
 
	結果として負けてしまいましたが、正直に言うと個人的には「やっぱり試合に出ると楽しいな」と感じていました。木曜(試合3日前)の練習で急遽メンバーに入ることが決まり驚きましたが、チームの方々にサポートしてもらって今日出場できたので、本当にこのチームでよかったです。自分がやれることやり切ろうと考えて臨み、出場した時はSO田村優さんから「思い切ってやれよ」と言っていただいて、行くしかないと覚悟を決めました。(同期のSO武藤)ゆらぎも試合前に「なに緊張してんだよ」といじってくれて(緊張が解けて)ありがたかったです。次節は絶対に勝って終えたいです。