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2016.01.07
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1月9日(土)13:00KO パナソニックワイルドナイツ戦の見どころ

リーグ戦グループBでの戦いを4位で通過し、いよいよ新年1月9日からLIXILCUP(トップリーグの優勝をかけた順位決定トーナメント)が始まります。LIXILCUPに出場する8チームにとっては、最初の試合の結果で優勝を目指すか5位を目指すかが決まります。もちろんイーグルスは優勝を目指します。
イーグルスのトーナメント初戦の相手は、昨年度のトップリーグチャンピオンのパナソニックワイルドナイツ(以下パナソニック)です。
実はイーグルス、トップリーグ昇格後、毎シーズンパナソニックと対戦があり、1年目が負け、2年目が勝ち、そして3年目(昨年)が負けとなっています。果たして4回目の対戦となる今回、どういう結果になるのか注目です。

この試合の注目選手は3試合連続でスターティングメンバーに入ったLOの日高です。昨シーズンまでは全試合にスターティングメンバーとして出場してきましたが、今シーズンはポジション争いが激しくなり、最初はリザーブメンバーとしての出場でした。その後スターティングメンバーに入ったり、メンバー外にもなったりしましたが、ここにきて定着してきました。アイブス、菊谷、宇佐美といったジャパンレベルの選手との競争は想像を絶するものがあります。シーズン前にはそれを想定して自分を厳しく追い込んでいましたが、シーズン最初はうまくかみ合わず試行錯誤が続きました。そこからラインアウトでの存在感、ブレイクダウンで体を張ることに強みを見出すことでアピールができてきました。積極的にプレーすることが求められ、それに応えられています。この大一番で集大成のプレーを見せてくれるでしょう。
そしてもう一人、この日今シーズン初エントリーとなるレイルア マーフィーに注目です。昨シーズンまではFLとしてプレーしていましたが、今シーズンから体の強さを買われてPRに転向しました。南アに留学してスクラムの特訓を受けて今日までトレーニングを積み重ねてきました。ここ一番で強い筋力を生かしたスクラムを組んでくれるでしょう。昨シーズンから日本に帰化していますので、日本人としての登録選手です。PRとして出場するのは公式戦初となります。彼の登場場面にも期待してください。

リーグ戦最終戦では自らの反則でゲームを壊してしまい、自滅に近い敗戦を喫してしまいました。この試合で求められるのはペナルティをできるだけ犯さないことです。そしてもしペナルティをとられたとしても、冷静に、気持ちを入れ替えてリスタートすることが大切です。
チーム理念として掲げている3つのキーワードのうち、今のチームにもっとも求められるのはディスプリン(規律)。この試合こそ、メンバー全員がディスプリンを徹底することが必要です。このポイントがクリアーできれば攻守の中でチャンスが得られます。

セットプレーでは確実にボールを確保してクリーンなボールをBKに供給しなければいけません。ブレイクダウンは二人目のサポートプレーヤーの速い動きが求められます。相手はこのポイントを狙ってきます。ここで後手を踏むとターンオーバーからカウンターアタックを仕掛けられます。粘り強く継続して動くことが必要です。

試合は最初キックを多用する展開が予想されます。キックの精度とキャッチングの安定感でエリアの獲得が決まります。SO橋野とFBルルーを中心とした布陣からどの場面でアタックを仕掛けるか、またそこからどんな仕掛けになるかが見どころになります。
相手の出方が見極められた段階で一気に展開してトライを奪いに行く場面が見られるでしょう。そしてもしそこで決められなくても、しっかりボールをキープしたうえで次の攻撃につなげて行きたいところです。
ボールの保有率を高くすることでピンチを減らせることができます。イーグルスが試合で優位に立つとすれば、それをどこまで継続できるかにかかってくるでしょう。
FW戦ではラインアウトからのドライビングモールを互いに仕掛ける展開になるはずです。そこでもコラプシングなどの反則をできるだけ避けながら防がなくてはいけません。モールやラックのサイドのディフェンスが甘くなると相手はスペースを突いてきます。そこでゲインされるとピンチになります。一人一人が状況を踏まえた判断と対応をしていくことが求められます。

この試合、一瞬も気が抜けない展開になることが予想されます。80分間気持ちを切らさない戦いができたら、チームの新たなステージが見えてくるでしょう。

年が改まって最初の大一番、横浜のニッパツ三ツ沢球技場でキックオフは13時です。どうか会場に足を運んでいただき、会場を赤く染め、ピッチで戦う選手たちに勇気を与えてあげてください。熱い応援をよろしくお願いします。

■メンバー

NO 氏名 出身校 身長 体重 年齢
1 菅原 崇聖 同志社大学 175 110 28
2 庭井 祐輔 立命館大学 174 100 24
3 上田 聖 天理大学 181 115 26
4 日高 駿 明治大学 190 110 25
5 宇佐美 和彦 立命館大学 197 112 23
6 アイブス ジャスティン Taieri High School 193 105 31
7 嶋田 直人 立命館大学 183 98 24
8 Adam Thomson Christchurch Boys' High School 196 112 33
9 天野 寿紀 帝京大学 170 80 25
10 橋野 皓介 同志社大学 176 83 28
11 原田 季郎 早稲田大学 164 70 25
12 三友 良平 日本大学 177 92 29
13 Tim Bennetts Pennant Hill High School 183 92 25
14 森谷 直貴 法政大学 180 87 24
15 Willie le Roux★ Paul Roos Gymnasium High School 186 90 26
16 金子 大介 慶應義塾大学 175 98 27
17 東恩納 寛太★ 帝京大学 178 116 23
18 レイルア マーフィー 山梨学院大学 185 108 27
19 菊谷 崇 大阪体育大学 187 104 35
20 杉永 亮太★ 帝京大学 184 100 23
21 福居 武 大阪体育大学 177 82 25
22 和田 拓 慶應義塾大学 176 84 27
23 Michael Bond North Brisbane RC 179 96 28

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