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試合レポート

2020年12月1日 | サントリーサンゴリアスとの練習試合レポート(11月28日 KO13:00)

大分合宿を経て約1か月振りの試合、風は強く冷たく、日陰に入ると真冬を感じさせる気温のなかでのキックオフ。しかし、この日のサントリーサンゴリアスとの試合はその寒さを振り払うようにエネルギーが溢れ、白熱した展開となった。

サントリーサンゴリアスとの練習試合レポート

【前半】

試合が動いたのは前半8分。イーグルスが早いテンポでボールを動かし、SO田村優のキックで敵陣深くまで入りラインアウトを獲得。FWがモールを形成しHO庭井祐輔が先制トライ。(7-0 ゴール成功)

攻守の入れ替わりが激しい時間帯が続いた後、前半19分、イーグルスのペナルティーからサントリーはラインアウトを選択。モールトライは許さなかったものの、相手の連続攻撃を受け、最後はBKに展開されトライを許す。(7-7 ゴール成功)

前半21分。相手のタッチキックをFB SPマレーがタッチライン外でキャッチし、ボールを自らフィールドに投げ入れカウンターアタック。ラックからこぼれ出たボールをWTBホセア・サウマキが拾い上げ大きくゲイン。最後はディフェンスの裏に自ら蹴ったボールをインゴールでおさえトライ。(12-5 ゴール失敗)

前半30分。サントリーがFWで細かくパスをつなぎゲインを重ね、イーグルスは我慢出来ずラックでペナルティーを犯す。ゴール前ラインアウトからのモールでトライを奪われる。(12-14 ゴール成功)

前半34分。ラインアウトからの連続攻撃でWTBホセア・サウマキが抜け出し、快足をとばして一気にゴールラインまで持ち込み中央にトライ。(19-14 ゴール成功)

サントリーのキックオフをキャッチしたイーグルスは自陣からBKで大きく外に展開。今季初先発のCTBジェシー・クリエルのステップでサントリーのディフェンスを切り裂くと、FL安井龍太、WTBホセア・サウマキとつなぎ大きくゲイン。

相手陣22mエリア内で出来たラックからも大きく展開し、サントリーのインテンショナルノックオンでペナルティーを獲得。ラインアウトからFWが連続アタックをみせた後、BKへ展開。最後はこの日絶好調のWTBホセア・サウマキが、自身3本目のトライを決める。(24-14ゴール失敗)

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前半終了間際、サントリーFWにゲインを許すが、FB SPマレーのビッグタックルから一気にターンオーバーし、そのボールを受け取ったSO田村優が軽快なステップワークで抜け出し、相手のディフェンスの裏にボールを蹴りこむ。フォローしていたWTB橋野皓介が俊足を生かしインゴールに転がったボールに飛び込みトライ。(31-14 ゴール成功)
前半終了。

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【後半】

後半6分。サントリーの連続攻撃を受け、オフロードを繋がれトライを許す。(31-21 ゴール成功)
このトライを契機に試合の流れが相手に傾き、ここからイーグルスにとっては我慢の時間帯が続く。

後半11分。サントリーのFW、BKが一体となったプレーにゲインを許し、最後はWTBに外を走り切られトライ。(31-28 ゴール成功)

後半19分。相手の素早いアタックにイーグルスがオフサイドのペナルティーを犯す。ラインアウトからのモールを押し込まれトライ。(31-35 ゴール成功)

サントリーに逆転を許すが、この嫌な流れを交代で入った選手達が断ち切る。PR東恩納寛太をはじめ、FWが高い集中力をみせサントリーボールのスクラムでペナルティーを獲得。 後半25分。スクラムで得たペナルティーからのラインアウトで再びイーグルスがモールを押し込みトライ。(36-35 ゴール失敗)


イーグルスが再逆転に成功するが、ここからサントリーのプレーも一段と激しさを増し、両チームの勝利への執念がぶつかり合う。相手WTBにビッグゲインを許し、自陣まで攻め込まれた状況で、SO田村優がオフサイドの繰り返しによるシンビンを受け10分間の退場。イーグルスにとって数的不利の状況でサントリーのラインアウトモール、そしてラックからの連続攻撃を受けるが、この苦しい局面でも交代で入った選手が素晴らしいプレーをみせる。後半途中出場のFL嶋田直人が孤立した相手FWを見逃さずジャッカルに入り、ノットリリースザボール。ペナルティーを獲得。この試合のターニングポイントの一つとも言えるプレーをみせた。

ピンチを脱したかに見えたが、蹴りだしたボールがノータッチとなり、再度、サントリーに攻め込まれる。大きく展開されるがFB SPマレーのジャッカルでペナルティーを再獲得。

しかしまたもやノータッチでサントリーボールに。ここでもイーグルスは懸命なディフェンスをみせ、再びペナルティーを獲得しピンチを脱出。最後は敵陣ゴール前ラインアウトからこの試合3本目のモールトライ。(43-35 ゴール成功)

最終スコアは43-35。

イーグルスがサントリーサンゴリアスに勝利したのは2015年以来のこと。取るべきところでトライを取り、幾度となく訪れたピンチもリザーブも含めたチームの力で勝ち切ったこの勝利は、今後のイーグルスにとっても大きな意味を持つものとなった。

トップリーグ開幕までの約1か月、どこまでチーム力を高めていくことが出来るのか。試合を見ていたものがその可能性にワクワクするような試合となった。


荒井康植選手
荒井康植選手 チャレンジャーとしてサントリーと戦い、勝つことができて率直に嬉しい。勝って反省できることも良かったと思う。 今日の試合のアタックのフォーカスは勢いを出すことであり、皆がそれを意識出来ていた時はトライにつながっていた。SHとしてコントロールはできたと思う。試合の入りが少し悪かったので修正していきたい。


ジェシー・クリエル選手
ジェシー・クリエル選手 今日は両チームの選手にとって素晴らしい練習試合になった。長い間試合をしていなかった選手も多く、試合ができる事にワクワクしていたと思う。キヤノンの選手達は新しいエキサイティングなラグビーをみなさんにお見せできることにワクワクしていた。強いチーム相手に試合をできるのは、チームとして向上すべき事や継続すべき良いところが分かるので素晴らしい機会。キヤノンの選手達にとっては、欲しかった結果が出たので、素晴らしい日になった。試合を見てくれた方々に感謝したい。みなさんの応援が我々を強くしてくれますので、私達はハードワークを続けて、みなさんに誇りに思っていただけるように頑張ります。


嶋田直人選手
嶋田直人選手 前半はイーグルスが目指しているラグビーを出すことができていた。後半も継続してやることができた。自分たちの時間帯ではない時間も後半多々あったが、出場していた選手たちが「今何をしなければならないのか」というコミュニケーションをしっかり取ることができた。そして最後トライを取り切って勝てたのが良かった。また、今、佐々木コーチとともに自主練習でFLの選手たちとジャッカルの練習している。その成果が出すことができたので、継続してやっていきたい。


南橋直哉選手
南橋直哉選手 良い緊張感で試合に臨むことができた。インパクトプレーヤーとしての仕事はできたと思う。今季初試合だったが良いプレーができた。サントリーの強い選手に対して、低いタックルを意識し、刺さることだけを意識していた。


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