前半開始のキックオフレシーブから積極的に攻め込むイーグルス。ノックオンでボールを失い、自陣でNECに攻め込まれるが、前半2分、FB　SP マレーの好判断で相手ボールをインターセプト。そのまま約80ｍを走り切り、先制トライ。　（7-0ゴール成功）

前半5分、イーグルスがラインアウトから左右に大きくボールを動かし、最後はWTBホセア・サウマキが3人を振り切りトライ。（14-0　ゴール成功）

勢いが止まらないイーグルスは好ディフェンスから相手のノックオンを誘い、FB　SP マレーのキックで大きく敵陣に攻めこみ、NECゴール前10ｍでイーグルスボールのスクラムを獲得。

NECのペナルティーからゴール前でラインアウトを獲得するが、ボールが乱れ、得点にはつなげられない。

前半13分、イーグルスのスローフォワードからNECボールでのスクラム。ここでFW陣が奮起し、スクラムでのターンオーバーに成功。奪ったボールをNo.8コーバス・ファンダイクが持ち出し大きくゲイン。一気に大外に展開し、今季初スタメンのWTB三島藍伴にボールがわたりトライ。（21-0　ゴール成功）

前半21分、イーグルスはマイボールスクラムからペナルティーを犯し、ゴール前10ｍでNECボールのラインアウト。イーグルスはモールディフェンスで粘りを見せるも、最後はNECのFWに押し込まれトライ。（21-5　ゴール失敗）
前半32分、イーグルスのペナルティーからNECは再びゴール前５ｍラインアウトを獲得。モールで押し込まれ、NECに連続トライを許す。（21-10　ゴール失敗）
NECにビックゲインを許し、ピンチが続く状況で、イーグルスがラックでプレッシャーをかける。途中交代でLOのポジションに入ったFLサウマキ・アマナキがボールを奪い、No8コーバス・ファンダイク、CTBジェシー・クリエルとつなぎ、約60mを走り切ってトライ。（26-10　ゴール失敗）

キックオフのボールをイーグルスがノックオン。続くスクラムでもペナルティーをおかしてしまい、ゴール前ラインアウトをNECに与える。前半終了のホーンが鳴る中、NECが猛攻を見せ、イーグルスはゴールラインを背にして必死のディフェンス。イーグルスのペナルティーから、ゴール前でNECボールのスクラムとなるが、ここでイーグルスのFWが集中力の高さをみせペナルティーを獲得。陣地を大きく挽回する。このラインアウトからも攻め続けるイーグルスはCTBマイケル・ボンドの突破からFWとBKが一体となったアタックを見せるが得点には至らず。26-10で前半を折り返す。

イーグルスボールでのキックオフで後半がスタート。前半同様、後半早々から攻守が激しく入れ替わる。
後半5分、フェーズを重ね攻め込むイーグルス。レフリーからアドバンテージの声がかかり、反応したSO田村優が大外のスペースにいたFB　SPマレーに向けて見事なキックパス。そのままトライ。（33-10　ゴール成功）

後半11分、NECのペナルティーからイーグルスはラインアウトを選択。敵陣５ｍでのラインアウトからFW陣で一気に押し込み。最後はHO庭井祐輔のトライ。（38-10　ゴール失敗）

スクラムでペナルティーを獲得したイーグルスは、ラインアウトを選択すると見せかけ、SO田村優が逆サイドにいる途中交代のWTBハヴィリ・リッチーに向けキックパス。うまくキャッチしたところから大きく展開し、FL嶋田直人のゲインから、LOサウマキ・アマナキ、FL安井龍太と繋ぎ、最後はリターンパスを受けたLOサウマキ・アマナキがトライ。走力あるFW陣が見せたまさにエキサイティングなトライであった。（45-10ゴール成功）

後半28分、イーグルスの連続ペナルティーから、自陣10mでNECボールのラインアウト。モールを形成され、そのまま押し切られトライ。（45-15　ゴール失敗）

後半38分、敵陣ゴール前でラインアウトを獲得するもボールが乱れNECボールに。再度、ボールを奪い返したイーグルスは、途中交代のSO上原哲からWTBハヴィリ・リッチーにボールを繋ぎ、ゴール中央に回り込みトライ。（52-15　ゴール成功）

後半40分、再度NECペナルティーからラインアウトを選択し、FWが力強くモールを押し込み、HO髙島忍がトライ。最後は柏市出身のSO上原哲が難しい角度からゴールを決め、59-15でノーサイド。

試合終盤になっても集中力を切らさず、高いクオリティを維持し続けたことがこの大勝につながったといえる。まさに「Exciting＆Quality Rugby」を体現できた試合となった。この結果に奢ることなく、残りの練習試合でもまだまだ成長し、強くなった姿をみせてくれるだろう。
今季、初めての有観客試合であったが、イーグルスサポーターだけではなく、すべてのラグビーファンにトップリーグ開幕をより一層楽しみに感じてもらうことができた試合となったのではないだろうか。

Jan de Klerk選手
素晴らしいプレイをしていた時間帯もあったが、自分達で自分達の首を締めている時間帯ありました。
ただ、チームは良くなっているし、学んでいると思います。

岡部崇人選手
まず、試合に勝つことができ、嬉しいです。
初めは自分たちのペースで試合を進めることができたので良かったですが、途中から相手のラグビーに付き合ってしまって自分たちの形が崩れたのでその点は次回以降に向けての反省点だと思います。
結果を見ると点差は開きましたが、修正すべきところは沢山あると思うので、これからもトップリーグ開幕に向けていい準備をしていきたいです。

三島藍伴選手
久しぶりのスタートで緊張していましたが、この1週間チームと個人の両方でいい準備が出来たおかげでしっかりメンタルを整える事ができました。
まだまだ課題の残る部分もありましたが、準備していた事も試合で出せたので次に繋げたいと思います。

上原哲選手
今シーズン、イーグルスとして初めての有観客試合が地元、柏で開催され、無事に試合を行うことが出来ました。本日までご尽力頂いた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
試合に関しては、空いているスペースにアタックできた時とできなかった時があったので、SOとしてよりコントロールできるよう練習から取り組んでいきたいです。
キックに関しては、(田村)優さんがいつもチェックしてくれているので、今後も成功率を上げることができるよう練習していきます。

今後の練習試合の予定

日時	対戦相手
12/26(土)	釜石シーウェイブスRFC
1/2(土)	東芝ブレイブルーパス