MATCH試合
2014.12.21 sun 12月21日(日)

イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2014.12.21 (日) 13:05 |
---|---|
試合会場 | 中銀スタジアム |
所在地 | 山梨県 |
試合記録
横浜E |
サントリー |
|||
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28 | 7 | 前半 | 19 | 47 |
21 | 後半 | 28 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 3 |
1 | 3 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
4 | T | 7 |
4 | G | 6 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 4 |
2 | 4 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
菅原崇聖 | 1 | PR | 1 | 金井健雄 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 青木佑輔 |
城彰(FWリーダー) | 3 | PR | 3 | 畠山健介 |
日高駿 | 4 | LO | 4 | 篠塚公史 |
宇佐美和彦 | 5 | LO | 5 | 真壁伸弥 |
アダム・トムソン | 6 | FL | 6 | スカルク・バーガー |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 佐々木隆道 |
菊谷崇 | 8 | NO.8 | 8 | ツイヘンドリック |
福居武 | 9 | SH | 9 | 日和佐篤 |
森田慶良 | 10 | SO | 10 | 小野晃征 |
原田季郎 | 11 | WTB | 11 | 村田大志 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | ニコラスライアン |
ティム・ベネット | 13 | CTB | 13 | 松島幸太朗 |
森谷直貴 | 14 | WTB | 14 | 中靍 隆彰 |
マイケル・ボンド | 15 | FB | 15 | 有賀剛 |
金子大介 | 16 | R | 16 | 小澤直輝 |
宍戸要介 | 17 | R | 17 | 石原慎太郎 |
山路泰生 | 18 | R | 18 | 垣永真之介 |
湯澤奨平 | 19 | R | 19 | ジャスティン・ダウニー |
カール・ロウ | 20 | R | 20 | 竹本隼太郎 |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | 成田秀悦 |
小野澤宏時 | 22 | R | 22 | トゥシ・ピシ |
藤近紘二郎 | 23 | R | 23 | 中村亮土 |
打倒サントリーは今回もならず、しかしキヤノンらしいアタックで4トライを奪い勝ち点1を獲得。
次戦に期待!

2ndステージも中盤に入り、ここからはトップ4チームとの戦いが始まる。その最初の相手は昨年準優勝のサントリーサンゴリアス(以下サントリー)だ。何とか勝って勝敗を五分にもっていきたいキヤノンイーグルス。そして互いを知り尽くすチーム同士の対戦だけに、永友監督も試合前からいつも以上に気合いが入っている。
猛威をふるった寒気団が立ち去り、日中13度まで気温が上昇したこの日の甲府市。予定通り13時05分にキヤノンのキックオフで試合が始まった。
サントリーの強烈なアタックにより2本のトライでリードを許したキヤノンだったが、初先発のFBマイケル・ボンドが粘り強いフットワークで相手を振り切りトライをあげ7 - 12。しかし前半終了直前に手痛いトライを奪われ、キックも決まり7 -
19で前半を折り返した。
後半もサントリーのノーホイッスルトライで始まる嫌なムード。それでもキヤノンはここからCTB三友とFLルーキー嶋田の2本のトライで21 - 26と5点差に。あと一歩まで詰め寄ったが、そこからサントリーが2本のトライで差を広げ21 -
40。その後も激しい攻防が続きお互い1本ずつトライを加え、28 - 47でノーサイドとなった。
前半
課題が残る「試合の入り」
9月14日の近鉄戦以来、勝利した試合も含め先制をした試合がないキヤノン。「入りを良くしようと練習から声を出して意識してきたのですが。」(城ゲームキャプテン)この試合でも開始直後にトライを許す厳しいスタートとなった。
粘りのDFからボンドのトライで挽回
しかし、サントリーのアタックに対しキヤノンは怯むことなく粘り強いDFを何度も見せた。そして23分にこの日初スタメンとなったFBマイケル・ボンドが、持ち前の粘り強いフットワークでトライを奪った。「より長い時間プレーできることはハッピー。FBも問題ありません。自分のトライでチームに勢いをつけられたと思います。ミスを減らしてもっと攻撃する時間を増やせれば違う結果になったかも知れません。」(マイケル・ボンド選手)三友のキックも決まり7 - 12となり逆転も見えてきた。しかしサントリーの強力アタックは衰えを見せず、前半終了1分前に悔やまれるトライを許し、7 - 19で前半を折り返した。

後半
アタッキングラグビーの激突
「どこからでもアタックする」ことを真骨頂とする両チームがその真価を見せ合った。予想通りスペースを広く使うBKの展開が多く見られDFラインをブレイクするスリリングな展開。後半早々にトライを奪ったサントリーに対し、12分にCTB三友が次々に襲い掛かるサントリーDFにも倒れることなくボールをサントリーゴールへ運びこんだ。さらに17分には初スタメンのルーキー嶋田(FL)がトライ。「諦めずにマイケル(ボンド)を最後までフォローすれば絶対にトライできると思って走り切りました。サントリーのような速さと低さを自分も身につけていきたいと思います。これからキャリアを積んでいく上で非常に収穫のある試合でした。」(嶋田選手)
これでスコアは21 - 26。サントリーの背中がすぐ前に近づいてきたが・・・。

逆転のチャンスに2トライを献上
ここで「PGでもいいので追加点が欲しかった。」(嶋田選手)追い上げムードが高まり逆転のチャンスかと思われたが、逆にサントリーに2本のトライを奪われてしまった。その直後、ゴールエリアでのハドルでNo.8菊谷がとても大きな声で選手たちを鼓舞していた。「次のプレーに意図を持ち理解して臨むこと、ここでバラバラにならずみんなの方向性を合わせることを伝えました。次からの試合も後手に回らず前に出て、自分たちの強みを発揮できる試合をすることが大切だと思います。」(菊谷選手)
33分、キヤノンFWが意地を見せ敵陣深くボールを運び込み、最後はFLカール・ロウがトライを奪ったが、結局28 - 47とスコアを縮めることができないままサントリーへのチャンレンジはノーサイドとなった。
WTB小野澤登場!
後半27分、多くのファンが待ち望んでいた瞬間がやってきた。今季からキヤノンに移籍したWTB小野澤がついに赤いジャージを着てピッチに立った。ボールキャリーのチャンスは1回だけだったが持ち味のするすると相手のタックルをかわすステップを披露、10m近いゲインを見せた。「出場のチャンスをもらえ、試合前は緊張とワクワクでしたが勝てませんでした。体調は万全です。チーム内の競争に勝ちもっと試合に出て、そしてプレーに絡んでいきたいです。」(小野澤選手)

コメント
【ティム・ベネット選手】
「負けたことは本当に残念ですが、勇気に溢れるタックルやトライを取り切るアタックもできました。後半2トライを奪って5点差に迫ったような経験の積重ねが、これからキヤノンが成長していくために非常に重要だと思います。次の東芝戦ではボールを持つ時間を長くすることで勝利のチャンスが見えてくると思っています。次節も勝利に向かって頑張ります。」
これでトップリーグ2ndステージは1勝3敗。勝ち点はこの試合で4トライを奪い1点を追加し8点となりました。この結果、現時点でグループAの順位は7位のままとなっています。
次の試合は12月28日(日)、町田市立野津田公園陸上競技場(東京)で東芝ブレイブルーパスと対戦します。(13時KO)会場へ足をお運びいただき、熱い応援を宜しくお願いいたします。
インタビュー
永友監督

「セカンドステージに入ってトライが思うように取れない試合が続きましたが、4トライを奪った選手たちの頑張りは評価できます。DFも非常に頑張って次に繋がる部分はありましたが、後手に回ることで失点が増えてしまいました。次の東芝戦は改めて強いチームと戦うことへの姿勢や覚悟を持って思いっ切りチャレンジします。今日もたくさんの応援を有難うございました。応援はサントリーに勝っていたのに勝利をお届けできず残念です。次節もよろしくお願いいたします。」
城ゲームキャプテン

「(ゲームキャプテンとして)気持ちをしっかり持って戦おうと話しましたが、元チャンピオンチームに対してもっとチャレンジすべきでした。前半も後半も入りが悪く課題として認識していたのに対応できず残念です。自分たちの形を早く作ることがこれからの課題だと感じています。でも4トライ取れましたし、DFのATTITUDEも良かったのであとは本当にやるだけです。チームの総力を高める準備をして次節もしっかり戦います。」